最近「フラットヘッド」のガレージに加わったばかりの、ブランドイメージに寄り添うタフな一台。

荒々しい黒い外装に、味わい深い造形のエンジン、旧車らしい存在感に溢れた1946年式のハーレーダビッドソンはフラットヘッドのブランドイメージを体現してくれる車両として最近ガレージに加わったばかりである。広報車として迎え入れられた’46年式ハーレーダビッドソンUについてディレクターの宮坂勝さんに聞いた。

ブランドが目指す美しいエイジングを体現した車両。

「THE FLAT HEAD」宮坂勝さん|フラットヘッドの革製品のディレクションを担当し、ブランドの顔としても知られる名物スタッフ。ホットロッドやハーレーなどアメリカンモーターカルチャーをこよなく愛する

最近ザ・フラットヘッドの広報車として迎え入れられた’46年式ハーレーダビッドソンU。軍用車にも採用された実績を持ち、壊れても直せるという頑丈な作りで知られる通称“フラットヘッド”エンジンを搭載。そのためブランド名はこのエンジンに由来し名付けられている。今回の車両は、外装の雰囲気にも、ブランドが目指しているイメージを重ね合わせているという。

「この車両は外装のエイジングが進んでいて、よく見るとサビや傷も多く、決してキレイとは言えない状態です。しかし、侘び寂びのある雰囲気こそ、僕らがレザーやデニムに求めている味わい深い部分なんです。ブランドが目指す美しいエイジングを体現しているということもあって、この車両を選びました」

そう話してくれたのは、ディレクターの宮坂さん。休日には、この車両でツーリングに行くこともしばしば。旧車ならではの走りも楽しんでいるとのこと。

「今回は1200cなのでパワフルですね。以前は750ccのサイドバルブが広報車だったので。ガシャガシャとした独特の乗り味も旧車然としていて楽しいです。アクセルを開けるとベタベタッと奏でるエンジン音もフラットヘッドエンジンならではですね」

今後は広報車として直営店やイベントなどにも展示予定。見かけることがあれば味わい深いエイジングを堪能しいただきたい。

【問い合わせ】
フラットヘッド
TEL026-275-6666
http://www.flat-head.com

(出典/「Lightning2023年8月号 Vol.352」)

この記事を書いた人
サカサモト
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サカサモト

アメカジ系動画ディレクター

Lightning、2nd、CLUTCH Magazineの公式YouTubeチャンネル「CLUTCHMAN TV」のディレクター。元Lightning副編集長ということもあり、クルマ、バイク、ミリタリーなど幅広い分野に精通。現在はもっぱら動画作成機材に夢中。ニックネームは、スキンヘッドにヒゲ面をいう「逆さ絵」のような顔に由来する。
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