店内のコンセプトは元ビデオレンタル店。
ここBABY HOTDOG CAFEの始まりは「ホットドッグはメジャーなフードなのに、『ここ』っていう店がないよね?」という単純な思いだった。
ハンバーガーであれば、こだわりのグルメバーガーを出す店は日本全国に数多くあるのに、ホットドッグというとそれほどない。ならば自分たちで始めちゃおうというのがきっかけだった。
そこで生まれたコンセプトはアメリカに普通に存在していそうなホットドック店に、東京っぽさをブレンドしたハイブリッドなスタイル。
店内の雰囲気がオールドタイマーなのは、アメリカでレンタルビデオ店をやっていたおっさんが、ネット配信で商売が厳しくなって、大好きなホットドッグを同じ場所でメインビジネスにしたというストーリーを空間に反映させたもの。
今ではほとんど見ることがなくなったブラウン管のテレビやVHSのビデオテープなんかをインテリアとして活用し、おじさん世代には「懐かしい」、若者世代には「何これ? おもしろい」という空間に仕上がっている。
目指したのは、食べることに集中するのではなく、ホットドッグ片手に談笑するような、大人が童心に帰って楽しめるような場所。BABY HOTDOGという店名もそういう思いを反映させたという。
もちろん、メニューも抜かりなく、アメリカで数々のホットドッグを食べ歩きながら理想を求め、ソーセージもパンも別注して、オリジナルの味を追求している。
アメリカのどこにでもあるようなホットドッグ店にして、日本では意外と少ない専門店。すでに渋谷っ子たちが集ってくる場所になっている。
【DATA】
BABY HOTDOG CAFE
東京都渋谷区東1-29-3
9時~17時(LO16:30)
水曜定休
https://www.instagram.com/baby.hotdogcafe/