アウトドアからアパレル、ライフスタイルを牽引する3大ブランドが集結。
コロナ禍の影響もあり、密にならずに大自然を満喫できるキャンプが空前の大ブームとなっている。そんな状況下で、台頭したのが確かな技術とニッチな需要を的確に掴んだクリエイティブなガレージブランドだ。発売されれば即完売は当たり前で、数年越しに人気アイテムを手にできたなんて話も珍しくない。
そんなガレージブランドの中でも、トップクラスの実力と人気を誇るオールドマウンテン、アシモクラフツ、ネルデザインワークスの3ブランドが集まり、“本物”だけを集めたギャラリー『モールズ』を4月にオープンさせた。
すぐに売れてしまうためSNSだけでしか見ることができなかった、それぞれのブランドのマスターピース的なプロダクトが展示されている。またここだけのエクスクルーシブなアイテムも展開され、究極のクラフトマンシップを表現した至高のキャンプグッツが、ひっそりと販売されると言うからおもしろい。
日本の職人技が詰まったギャラリー限定モデル!
カーミットチェアのカスタムキットで知られるオールドマウンテン。このスペシャルモデルは、モトの本池秀夫さんに金属パーツ部分の彫金をオーダー。イーグルパーツ52万8000円、ツチメ5万7750円
本来はアルミパーツである部分に、本池秀夫さんが彫金したシルバーやブラスのパーツを取り付けている。もはやアートの領域であろう。
オールドマウンテンの人気作であるガラクダに張り替えたカーミットチェア。店頭にはまず並ばないアイテムのため、展示して実際に体感できるのだ。
本池秀夫さんが作ったシルバーパーツを装備!
リーバイスのジャパンファクトリーとして認定されていた島根にあったデニム工場で生産される注目のブランド。こちらはリーバイス501XXの1933年をモチーフにした定番の5ポケットパンツに、本池秀夫さん特製のボタンを付けた。11万8800円
出雲デニムにはオールドマウンテンの辻ノ内さんも関わっており、これからの展望が楽しみなブランド。
彼のコネクションにより、モトの本池秀夫さんとのコラボレーションが実現。ひとつずつ手作業で叩いたシルバーサスペンダーボタン。
オープンを記念したスペシャルアイテムが並ぶ。
エクスクルーシブなモトとのコラボブーツ!
モールズのオープンの目玉のひとつとなっているのが、オールドマウンテンとモトのコラボレーションブーツ。カーミットチェアのカスタムキットとして人気を集めているラクダと同じキャメルレザーを大胆に使っている力作である。
キャメルレザーを使ったエクスクルーシブモデル!
オールドマウンテンのアイコンとなっているキャメルレザーを落とし込んだモトのエンジニアブーツは、モールドのみのエクスクルーシブモデル。本来は牛革か、ホースハイドであるが、しなやかなラクダ革なので実に快適。14万3000円
ラクダ革を使うことでよりシックな雰囲気に!
こちらもオールドマウンテンとモトのコラボレーションとなるサイドゴアブーツ。アッパーには贅沢にアイコンであるキャメルレザーを使っており、柔らかな履き心地が魅力。ブラックとブラウンの2色展開となっている。10万2300円
惚れ惚れとするクラフトマンシップ溢れる逸品が一堂に会する。
エンドに巨匠の手掛けたシルバーパーツを配する
世界中のシェフがわざわざ訪れる名店、knife gallery 柴田 崇行さんの包丁をオールドマウンテン特別仕様にて製作。そしてエンドには、モトの本池秀夫のシルバーとゴールドを用いたハンドメイドパーツを取り付けたスペシャル。23万9800円
人気ブランドがコラボした雰囲気抜群のブラスター!
このクラフトマンシップ溢れるツールは、ファイヤーブラスター。アシモクラフツとネルデザインワークスとのコラボレーションで、本来は黒のスチールパイプだが真鍮製に。またアシモクラフツのハンドルにはウォールナット。2万900円
キャンプサイトを幻想的な光で彩る。
アシモクラフツを代表するプロダクトのひとつである焚き火台であるタキビノアシの黒皮鉄板仕様とオリジナル風防のセット。オリジナルのモノグラム柄が幻想的な光を演出する。なかなかセットで手に入れにくい人気作なので、実物を目にする機会は貴重でもある。
オールドマウンテンを象徴するウッドカップ!
これも基本的にネットかイベントでの抽選販売となっている人気のオリジナルカップ。アイコンであるラクダをモチーフにしたデザインで、和歌山の職人がひとつずつハンドメイドで制作。ここでは展示のみで販売はしていないが、その表情が確認できるのが嬉しい。
アンティーク仕様のスペシャルなハンドル
モールズのオープンに合わせたスペシャルモデルであるハンドアックス。本来のオノケズルにはないアンティーク加工のハンドルが最大のポイント。刃は銀加工の産地である燕三条で作られており、抜群のクオリティ。キャンプシーンで活躍してくれる。3万1900円
人気のカスタムパーツがヴィンテージ加工で登場!
アシモクラフツの人気モデルであるアシグリップ。これはタークの鉄フライパンの持ち手に取り付けるカスタムパーツ。ヴィンテージ加工のオークを使った。8800円
なんとアンティークのロレックスも展開!
今回のオープンのスペシャルアイテムの代表格が、アンティークのロレックス。なんと文字盤にはオールドマウンテンのロゴがカスタムされている。計3つの時計が用意されているが、その中でももっともレアなのが、ミラーダイアルの当モデルである。107万8000円
【DATA】
MOLDS TOKYO GALLERY
東京都渋谷区千駄ヶ谷3-3-13ルコア原宿1F
Instagram@molds_tokyo
※情報は取材当時のものです。
(出典/「Lightning2023年6月号 Vol.350」)
Text/S.Sato 佐藤周平 Photo/M.Watanabe 渡辺昌彦
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