愛媛にある、アパレルとブリュワリーが一緒になった「DD4D BREWING & CLOTHING STORE」へ。

セレクトショップにブリュワリーを組み合わせたハイブリッドショップが愛媛県にある。2 つの異なるジャンルを同時に発信するショップ「DD4D BREWING & CLOTHING STORE」を訪れてみた。

アパレルショップの奥で作られる、本格的なクラフトビール。

店舗の一番奥に鎮座するのはブリュワリー。元々ここも洋服がディスプレイされていたそうだが、店舗の半分をクラフトビールスペースにリノベーションしたそうだ。ガラス張りになっているので、クラフトビール用のタンクもディスプレイのように眺めることができる。手前には席も用意されており、ブリュワリーを眺めながらの一杯も可能

1998年セレクトショップとしてオープンしたDD4D。現在は大人カジュアルをテーマにメンズ、レディースのブランドを常時3ブランドほど扱っている。そんなDD4Dが、2019年に店舗内にブリュワリーを設け、オリジナルのクラフトビールを作るという試みに出た。それがDD4D BREWING & CLOTHING STORE。アパレルとクラフトビールの異色のコラボレーションの始まりだ。

アパレルはメンズ3ブランド、レディース2 ~ 3ブランドを常時取り扱っている。大人カジュアルをテーマに、シンプルだけれど個性的なデザインのものをラインナップ。見応えも十分あるぞ

実はこのブリュワリー、かなりの実力派で、数々のビアカップで受賞している。愛媛県の特産物である伊予柑から、ハラペーニョ、山椒、カカオ、日本酒……といったユニークな副原料を使用し、クリエイティブなビールを生み出しているのが定評のある理由だろう。

醸造長を務めるのは、アメリカでの経験を経て、パリで一番大きなブリュワリー「Deck & Donohue」をパートナーと共同で創業したという逸材。毎週のように新作を作り出していることから、そのユニークなビールを求めて、買い物だけでなくビールを飲みに訪れる人も多くなったという。

2021年には三津の港町により大きなブリュワリーを持つDD4D FACTORY & CURIOSITIESがオープン。夜風にあたりながらの一杯も気持ちよさそうだ。

最大10のタップを設置しタンクと繋げることができる。常時つながっているのは4~6タップで、ビールの種類はその日によって異なる
訪れるたびに新しいビールがいただけるのは、ビール好きにとって嬉しい限りだ

洋服を選んだあとは、ゆっくりビールでも。

定番ビールの「ドン・ハラペーニョ」。最近人気のIPAで、ほんのり感じる辛さとハラペーニョの香りが特徴。ホップの苦みもあり、アメリカンフードとの相性もよくすっきりと飲める人気のビール。

限定の「チョコミントインペリアル ホワイトスタウト」。甘いバニラと爽やかなミントのアロマから、口に含むとチョコレートのような香ばしい風味にクリーミーな口当たりが特徴。いろいろな変化が楽しい。

柑橘系ポップと愛媛県産河内晩柑(かわちばんかん)の香りを加えたドライなIPAに仕上げた。キレキレの飲み口は、夏など暑い時期にぴったり。「とりあえずビール」に飲みたくなる喉コシのよいのも魅力のひとつ。640円

愛媛の特産物である伊予柑で香り付けしたサワーエール。乳酸発酵の酸味と伊予柑ならではの香りが相まって、とても爽やかな飲み口。伊予柑でも季節や産地によって香りが異なるのも面白い。毎日飲んでも飽きない一本。620円

ポップをふんだんに使ったクラシックな西海岸風のIPA。柑橘と草原のような爽やかな香りとバランスのよい苦みが特徴だ。麦の甘さもほんのりと感じるクセになる一杯。何を飲んだらいいか迷ったら、まずこれを選んでみては。660円

「ウェルカム・ハナミチ」は、パッションフルーツ、オレンジ、グァバにインスパイアを受けたフルーツエール。余韻に伊予柑の風味とハイビスカスの酸味をプラス。800円

西条市の成龍酒造とのコラボで誕生した吟醸ビール。「伊予賀儀屋(いよかぎや)」の純米吟醸で使われる日本酒酵母を使用。すっきりとした飲み口でどんな料理にも合う。900円

【DATA】
DD4D BREWING & CLOTHING STORE
愛媛県松山市千舟町4-2-6 DD4Dビル1F
TEL089-932-7764
営業/月・火・木・日曜11:00~20:00(L.O.19:30)、金・土曜11:00~21:00(L.O.20:30)
休み/水曜
https://japandemic.co.jp

※情報は取材当時のものです。

(出典/「Lightning2023年5月号 Vol.349」)

この記事を書いた人
めぐミルク
この記事を書いた人

めぐミルク

手仕事大好きDIY女子

文房具、デザイン、ニッポンカルチャーなどのジャンルレスな雑誌編集を経てLightningへ。共通しているのはとにかくプロダクツが好きだということ。取材に行くたび、旅行するたびに欲しいものは即決で買ってしまうという散財グセがある。Lightningでは飲食、ハウジング、インテリアなどを担当。
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