アメリカ生まれの2大アウトドアブランドが今年アニバーサリーを迎える!

2023年は、アメリカが誇る2大アウトドアブランドがアニバーサリーを迎える。コロンビアが創業85 周年、パタゴニアが創業50周年になるのだ。そこで記念すべき両ブランドの春の新作から、注目のモデルをここで紹介する。

コロンビアは創業85周年、パタゴニアは50周年。

同系色のセットアップでコーディネイトすると洗練された印象になる。ハット:Roberts Lake™️ Sunshade Bucket 6160 円、Tシャツ:Deschutes Valley Tee 5500円、ジャケット:Despair Bay™️ Ⅱ Jacket 1万7600円、シャツ:Bahama Ⅱ L/S Shirt 8690円、ショーツ:Despair Bay™️ Short 9900円(すべてコロンビアスポーツウェアジャパンTEL0120-193-803)

アメリカには、数多くのアウトドアブランドが存在するが、その中の2大ブランドが、今年アニバーサリーを迎える。

ひとつは、オレゴン州で創業したコロンビア。ドイツでシャツの縫製工場を営んでいたポール・ラムフロムが、1938年に家族とオレゴン州に移住したことに始まる。当初は帽子問屋としてスタートし、近くに流れていたコロンビア川にちなんで、コロンビアハットカンパニーと名付けた。

1960年に事業拡大し、社名をコロンビアスポーツウエアカンパニーに変更。’80年代には大きく飛躍し、’93年にはアメリカのアウトドアブランドの年間最多販売記録を樹立。そして今年、創業85周年を迎える。

もう一方は、パタゴニアだ。創業者のイヴォン・シュイナードは1953年、14歳の時にクライミングを始めて以来のめり込み、’65年にはクライマーのトム・フロストと共同でシュイナード・イクイップメントをスタート。

アウトドアからファッションシーンまで使えるアノラックを使った春コーデ。ポップな挿し色が気分だ。ハット:WAVEFARER BUCKET HAT 6380円、Tシャツ:M’S ’73 SKYLINE ORGANIC T-SHIRT 5940円、アノラック:FUNHOGGERS ANORAK 2万900円、ショーツ:M’S BAGGIES SHORTS – 5in. 8250円(パタゴニア日本支社 カスタマーサービス TEL0800-8887-447)

クライミングギアの改良を中心に行い、’70年にはアメリカ最大のクライミング用具メーカーになっていた。同年の冬、ロッククライミング用に買ったラグビーシャツにヒントを得てウエアにも着手。

当時の常識を覆す合成繊維を使った機能的なアンダーウエアを’80年に開発し、かつレイヤリングという考え方でベース、ミドル、アウターと重ね着する考え方をアウトドア界に広めた。以来、革新的な考え方で世間を圧倒し続け、今年創業50周年を迎えるのだ。

アニバーサリーイヤーに欲しいColumbia(コロンビア)。

’82年にインターチェンジシステムを開発し、アイコン的なツー・イン・ワン・ジャケットという画期的なアイテムのリリースした。全米を代表するアウトドアブランドのひとつ。

DeschutesValley Tee

コットン100%のクラシックな佇まいながら現代のアクティブウエアに昇華。5500 円(コロンビアスポーツウェアジャパン TEL0120-193-803)

Field Creek Big Horn Vest

コロンビアを象徴するアイテムのひとつが、多機能ポケット付きのフィッシングベスト。1万5400円(コロンビアスポーツウェアジャパン TEL0120-193-803)

Bahama ICON SS Shirt

コロンビア的な解釈で展開するアロハシャツ。背中に大きくキハダマグロがプリントされている。9900円(コロンビアスポーツウェアジャパン TEL0120-193-803)

Trollers Best SS Shirt

人気のPFGシリーズでリリースしている総柄のシャツ。星条旗モチーフながら魚のカタチを取り入れた遊び心溢れる1着。6160円(コロンビアスポーツウェアジャパン TEL0120-193-803)

Backcast III Water Short

右と同じデザインながら、こちらはポップなグリーンのもの。5390円(コロンビアスポーツウェアジャパン TEL0120-193-803)

アニバーサリーイヤーに欲しいpatagonia(パタゴニア)。

アウトドア界だけでなく、ファッションシーンにおいても大きな影響を与えてきた。革新的なアイデアによるモノづくりが、パタゴニアの真骨頂といえるだろう!

LOGO RESPONSIBILI-TEE

背中に大きくロゴを配した定番のロゴTシャツは、常に欲しい1着。5940円(パタゴニア日本支社 カスタマーサービス TEL0800-8887-447)

M’S ’73 SKYLINE ORGANIC T-SHIRT

ヴィンテージファンの間で「白タグ」と呼ばれているロゴをイラスト調にアレンジしたプリント入り。5940円(パタゴニア日本支社 カスタマーサービス TEL0800-8887-447)

HOUDINI SNAP-T P/O

大定番のスナップTは春もラインナップ。配色も抜群だ。1万5400円(パタゴニア日本支社 カスタマーサービス TEL0800-8887-447)

FUNHOGGERS ANORAK

なんともパタゴニアらしい総柄のアノラック。配色も春らしい! 2万900円(パタゴニア日本支社 カスタマーサービス TEL0800-8887-447)

M’S FUNHOGGERS SHORTS

パタゴニアといえばショーツも有名。こちらは少し丈が長いモデル。1万450円(パタゴニア日本支社 カスタマーサービス TEL0800-8887-447)

※情報は取材当時のものです。

(出典/「Lightning2023年5月号 Vol.349」)

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ランボルギーニ三浦
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ランボルギーニ三浦

ヴィンテージ古着の目利き

全国的に名を轟かせていた札幌の老舗ヴィンテージショップに就職。29歳で上京。Lightning編集部、兄弟誌・2nd編集部で編集長を務めた後、現在は、Lightning副編集長に。ヴィンテージ、古着の知識はその道のプロに匹敵。最近はヴィンテージのロレックスが最大の関心事で、市場調査も日課のひとつ。ランボルギーニ三浦の由来は、もちろんあの名車。
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