もはやゲームボーイもヴィンテージ! 中身の基盤が見えるスケルトン仕様に今も夢中。

平成元年に任天堂が発売した携帯ゲーム機「ゲームボーイ」。現在でも愛好家の多いレトロゲームだが、その魅力は集める楽しさもある。デザイナーJUN WATANABEさんが集めているのは、平成で一時流行したスケルトンの本体だ。

子供から大人まで、いつだって男は中を見たい。

「ゲームボーイは何個あっても困らないんですよね」と語るJUN WATANABEさん。初代ゲームボーイ(右)からゲームボーイカラー、ゲームボーイライト、ゲームボーイポケットと各ゲームボーイのスケルトン仕様をコレクション。一番左は液晶パネルにカスタムされた物だが、筐体はもちろんクリアスケルトンの物をチョイスしている
「旅行とかで荷物になるからカセットは全部持っていけないじゃないですか。だから熟考して厳選した物を持っていきます。そういった選ぶ時間も楽しいんですよね」

ブロックヘッドモータースのデザイナー、JUN WATANABEさん。「平成カルチャーなら、こんな物もあるよ」と見せてくれたのがゲームボーイのコレクション。しかも全部トランスルーセント、いわゆる半透明のスケルトン仕様というこだわりだ。

「’98年のiMACの発売とかでスケルトンが大ブームになったことがあったでしょ? プラスチック製品はとりあえずスケルトンバージョンも出しておけばOKっていう時期。それこそクルマのターボタイマーもスケルトンにしちゃったり。『えっ、そんなのも?』みたいな(笑)

ゲームボーイは本体の種類に加え、カラバリも豊富だから、見つけたらつい買っちゃいます。個人的にスケルトンの製品は大好物ですが、全部が全部好きというわけじゃないんです。

ゲームボーイには様々な種類が存在するが、その中でもJUNさんの一番のお気に入りは初代ゲームボーイのクリアスケルトン。太目のサイズが時代を感じさせる

子供の頃からドラえもんやガンダムの内部メカが描かれたイラストとかが好きだったんですよ。今考えると普段は中身が見えないから、その中を知りたくなるわけで。それと同じでスケルトンだけの商品は興味がないんです。ですが普段は中身が見えない商品にスケルトンバージョンが出ると、急に気になるんですよ。『これ本当に中身が入ってたんだ!」って。

これは僕だけの考えかもしれないけど、男って中身を知りたくなる生き物じゃないですか? 分解とかすぐしちゃうし。だからスケルトンを見ると分解しなくてもその欲求が満たされるから欲しくなるんじゃないかなと思うんです」

IPS液晶に変更されたカスタム物。画面の美しさや視野角が向上し、明るさ調整機能なども搭載。令和でも販売されていたらきっとこんなスペックだったのでは?
スケルトンの魅力はカラーバリエーションにあり。涼し気なクリアもいいが、左のオレンジのようなポップな色合いは、棚に飾っておいてもテンションが上がる
暇を見てはネットオークションをパトロールしてゲームソフトを購入している。こちらのカセットは大好物のスケルトン仕様。見た瞬間、条件反射でポチッてしまった

(出典/「Lightning2023年4月号 Vol.348」)

この記事を書いた人
Lightning 編集部
この記事を書いた人

Lightning 編集部

アメリカンカルチャーマガジン

ファッション、クルマ、遊びなど、こだわる大人たちに向けたアメリカンカルチャーマガジン。縦横無尽なアンテナでピックアップしたスタイルを、遊び心あるページでお届けする。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

夏を装いが物足りない時のひと工夫。涼しげな素材と優しい配色で気軽に“レイヤード”を楽しむ

  • 2026.04.16

シャツとジーパン。それだけで成立することは分かっていながら、やっぱりちょっと物足りない、と感じたときに思い出してほしいキーワード。それは、レイヤードだ。ぜひ夏の装いのひと工夫に加えてもらいたい。 涼しげな素材×優しい配色のレイヤード 夏に着るトップスはシャツとインナーだけになりがち。だが、シャツの下...

大人の夏はゆるくてこなれ感があるコーデが気分。“アジ”のあるピグメントTとデニムさえあればいい

  • 2026.04.17

ハナから古着みたいに着られる、アジのある服が大好きだ。「ジムマスター」が今季推すピグメントTとデニムも、加工感が素敵。いい“アジ”を知り尽くすふたりも、どうやら気に入ったご様子です。 「MIA MIA Kuramae」ヴォーンさんは、ピグメントTにオールインワンを着崩して合わす! 色ムラによる古着ラ...

「バンソン」のタフネスを、春夏へ。伝説の映画『EASY RIDER』とのコラボアイテムにも注目だ

  • 2026.04.02

バイカーブランドの代名詞、VANSON。今春は軽やかな布帛アイテムでイージーな装いを提案。そして伝説の映画『EASY RIDER』とのコラボレーションも登場。自由なスピリットを、そのまま服に落とし込んだラインナップを紹介する。週末のライドにも、街の散歩にも、着ることで体感できるフリーダムさを、VAN...

横浜発アメカジブランド「HEATH」による、定番アメカジのマストアイテム5選はこれだ!

  • 2026.04.03

横浜を拠点に、定番からちょっとアレンジの効いたアメカジを提案するHEATH。人気ブランドのアイテムをセレクトするだけでなく、オリジナルのモノづくりにも注力しており、そのコストパフォーマンスの高さには定評がある。今回はその中から絶対に手に入れておきたいマストアイテム5選を紹介しよう。 【横濱デニム】デ...

Pick Up おすすめ記事

これが“未来のヴィンテージ”。綿、糸、編み機……すべてに徹底的にこだわる唯一無二のカットソー

  • 2026.04.27

綿、糸、編み機……。素材から製法まで徹底的にこだわり、唯一無二のカットソーを創り続けるライディングハイ。「FUTURE VINTAGE(未来のヴィンテージ)」を目指す彼らのフィロソフィは如何にして形成されているのか。プロダクトの根幹をなす代表・薄 新大さんの“アイデアの源”に迫る。 More tha...

横浜発アメカジブランド「HEATH」による、定番アメカジのマストアイテム5選はこれだ!

  • 2026.04.03

横浜を拠点に、定番からちょっとアレンジの効いたアメカジを提案するHEATH。人気ブランドのアイテムをセレクトするだけでなく、オリジナルのモノづくりにも注力しており、そのコストパフォーマンスの高さには定評がある。今回はその中から絶対に手に入れておきたいマストアイテム5選を紹介しよう。 【横濱デニム】デ...

「バンソン」のタフネスを、春夏へ。伝説の映画『EASY RIDER』とのコラボアイテムにも注目だ

  • 2026.04.02

バイカーブランドの代名詞、VANSON。今春は軽やかな布帛アイテムでイージーな装いを提案。そして伝説の映画『EASY RIDER』とのコラボレーションも登場。自由なスピリットを、そのまま服に落とし込んだラインナップを紹介する。週末のライドにも、街の散歩にも、着ることで体感できるフリーダムさを、VAN...

【連載】ビートルズのことを考えない日は一日もなかった

  • 2024.02.05

80年代、私的ビートルズ物語。 ビートルズ研究と収集に勤しむビートルデイズを始めて早44年(Since1980)。 なにをするにもビートルズが基準だった『昭和40年男』編集長のビートルズ史を、 当時の出来事とともに振り返ります。

大人の夏はゆるくてこなれ感があるコーデが気分。“アジ”のあるピグメントTとデニムさえあればいい

  • 2026.04.17

ハナから古着みたいに着られる、アジのある服が大好きだ。「ジムマスター」が今季推すピグメントTとデニムも、加工感が素敵。いい“アジ”を知り尽くすふたりも、どうやら気に入ったご様子です。 「MIA MIA Kuramae」ヴォーンさんは、ピグメントTにオールインワンを着崩して合わす! 色ムラによる古着ラ...