キャンプと四駆好きが集うイベント。
クルマのファンミーティングと聞くと一般人には理解し難いマニアックな世界が広がる集まりを想像してしまうもの。もしくは走り屋的なものなのか、はたまたスーパーカーのパレード的なものか。やや敬遠したくなる集まりなのでは? と身構えてしまう。そんな不安が拭えないまま、FJクルーザー乗りが集まるキャンプがあると聞きつけ、富士山麓山中湖畔のキャンプ場へ。
聞けば年に1回、全国のFJクルーザーファンを集め、キャンプイベントを主催しているクルーたちによるプライベートなキャンプとのこと。現地に到着するなり、まずFJクルーザーの迫力に圧倒されたが、それよりもどのサイトも本格的なキャンプ装備に驚かされた。
「FJ CAMPERS DAYS」とは、彼らが主催するFJクルーザーのキャンプイベントで、もともとFJクルーザー乗りでキャンプを趣味としていた山崎さんと岡本さんの声掛けから始まった。
「FJクルーザーをメインに集めたキャンプイベントではありますが、厳密にFJクルーザーに乗っていなくてもキャンプが好きで、四駆好きが集まるゆるいイベントです。単純に共通の趣味を持つもの同士が集まってキャンプをすれば面白いはずと腰を上げたのがきっかけですが、毎年、だいたい200台ほど集まります。同車種がそこまで集まれば、なかなかの絶景ですよ(笑)」
山崎さんと岡本さんは大のキャンプ好き。道具へのこだわりも強く、話題の高性能なものからクラシックな名作までひと通りそろっている。彼ら的にはFJクルーザーもキャンプに必要な道具のひとつ。左ハンドルの北米仕様の車両はもちろん、アメリカから直接取り寄せたFJクルーザー専用のカスタムパーツだったり、どこを切り取ってもキャンパー目線でのカスタムが施されている。
そしてなにより子供や奥様とともにライフスタイルとしてファミリーキャンプを楽しむ様子は最高の一言。趣味を家族で共有できるのは素敵なことだ。さっそくそんな参加者たちのFJクルーザーを拝見しよう。
1.カスタムパーツはすべて海外から直接取り寄せた。|「Def Hair BRAND」オーナー・山崎哲郎さん
北米でFJクルーザーが2006年に発売されてから少し時間を置いて、どうしてもこのクルマが欲しくて、悩んだ挙句、並行輸入で購入したのが約10年前。
「どうせならと本国仕様でFJクルーザー専用に作られたカスタムパーツを使ってカスタムをしたいとアメリカから直接そろえて、足回り、大型のフォグランプ、フェンダー、ルーフキャリアなど、もう施しようのないほどカスタムし尽くしましたね。10年乗っていますがいまだに大きな故障などありません。いかついフェイスですが普段は妻も運転しています」
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