クルマはもちろんスタイルもアメリカ。
麦わら帽子にハーフパンツ、そして目立ちやすいイエローのTシャツというアメリカのロードワーカーのような出で立ちで、キャリアを装着したワークトラックで仕事をしているガーデナーの平野さん。ガーデナーとは日本風に言えば、植木屋や庭師という仕事に該当する。
元々軽自動車で仕事をしていたそうだが、30歳の時友人とサーフィンに行ったLAで、郊外の家の庭を見た時に、自分と同じ仕事であろうガーデナーが働くスタイルがカッコよく「これだ!」と思い立ち、自身もアメリカンなスタイルを踏襲。VISSLAのハーフパンツに麦わら帽子、ブランドストーンのブーツといった出で立ちに。そして2年前に’96年式のシボレーS10に乗り換え、現在のワークスタイルになったそうだ。
取り扱う植物は幅広く、サボテンやヤシといった日本では数少ない植物にも造詣が深い。アメリカンな建物に似合うグリーンをプロデュースしたり、チョイスする植物のアドバイスを行うなど仕事の幅を広げ、現在では平野さんの手掛ける仕事のファンも多い。
「1996 CHEVROLET S-10」のディテールを拝見!
シートにはサーファー御用達のジャージ素材のカバーを装着。濡れていたり汚れた格好でも気兼ねなく座れる優れもの。
エンジンはアストロなどと同じV6の4.3リッターVORTECに4速ATの組み合わせ。燃費は決してよくないが、快適かつパワフルに走る。
ボディは入手後にホワイトにペイント。アメリカのお仕事グルマに憧れて、ドアには屋号と松ぼっくりをモチーフにしたイラストが描かれる。
荷台には仕事内容によって様々な道具が搭載される。本日は主な作業が剪定ということで、トリミングした枯葉などを入れる大きなゴミかごや剪定用の工具などが積まれていた。
(出典/「Lightning2022年7月号 Vol.339」)
Text & Photo/D.Katsumura 勝村大輔 取材協力/ FLATFIELD GARDEN SERVICE TEL090-5391-4704
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