夏こそ取り入れやすい、アイビーとミリタリーの合わせ技。
「春夏時期のアイビーやトラッドはマリンテイストに寄っていく」そう語る小野さんのスタイリングの裏テーマは、U.S. ネイビーにあるという。
「アイビーボーイ図鑑に出てくるスタイリングを参考にしましたが、単にベストを着るのではなく、トレーニングタンクトップを代用するなど、U.S. ネイビーのアイテムを散りばめています。そうすることで色のバランスも自ずと纏まるので色数が増えすぎません。お店として昔から提案しているものはテイクアイビーのイメージで、普遍的なものばかりですね」
- シャツ1 万9800 円/ギャンバード カスタム シャツ、タンクトップ9900 円/チャンピオン、ショーツ6380 円/ニューバランス( すべてアイビー& ネイビー☎06-6281-5024)、帽子/ Unknown、スカーフ/ハバーサック、シューズ/トップサイダー、時計/セイコー
「アイビー&ネイビー」小野雅之さんのサマートラッドな愛用品。
1.夏素材のネクタイ
「半袖やポロシャツにも取り入れています。ラフなアイテムを着るときはきちっと締めたり、逆にカチッとした雰囲気であればゆったりと締めたり、コーディネイトのバランスを整える役割です」
2.スチアンコルのシャツ
「フロントがポインテッド、背面はラウンド裾になっています。プルオーバーのシャツはアイビーを謳うお店としては欠かせないアイテムのひとつです。リネン素材なので、快適に着用できます」
3.ラルフ ローレンのエンブロイダリー
「この遊び心が効いた感じがブランドならではですよね。丈は切らず、軽くロールアップをして穿く事もあります。現在ではあまり見かけないので、探していて見つけたら買っていますね」
4.トップサイダーのキャプテンオックスフォード
「品名にもある通りヨットチームのキャプテンが履いていたものです。デッキシューズだけど、どこかモカシンのような雰囲気もあり、またこのペールトーンの色味も気に入っているポイントです」
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夏でもトラッドスタイルな着こなしができたら、それはもう洒落者の仲間入り。秋冬なら簡単に想像がつくトラッドだが、夏となるとどう取り入れればいい? そんな迷子なあなたは、サマートラッドな着こなしサンプルが盛りだくさんの2ndの本誌をチェックしよう。
(出典/「2nd 2022年7月号 Vol.184」)
Photo/Satoshi Ohmura, Yuta Okuyama, Katsunori Suzuki, Nanako Hidaka Text/Shuhei Sato, Okamoto546, Shinsuke Isomura
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