旧きよきアメリカンクロージングの魅力を現在に。やっぱり、メイド・イン・U.S.A.!

日本を代表するセレクトショップであるビームス。数あるレーベルの中でもっともアメリカを感じさせてくれるのが、BEAMS PLUS(ビームス プラス)だ。現在ビームス プラスでディレクターを務める溝端さんに、アメリカ製品の魅力を聞いた。

「ビームス プラス」ディレクター・溝端秀基さん

1982年生まれ。大阪府出身。神戸芸術工科大学を卒業後、ビームス 梅田のスタッフに。その後、ビームス プラスのディレクターに就任。ディレクションの他にバイイングから別注まで行う。

IVY・SPORTS・MILITARY・WORKの4つは欠かせない。

「アメリカの魅力を考えた時にまず浮かんだのは、“メイド・イン・USA”。この響きが持つ魔力は、アメリカ好きであれば誰もが魅せられたことがあるでしょう。30代以上の方々は、特に憧れが強いと思います。その魅力を下の世代に伝えていくことも、ビームス プラスにとっては大事なことだと思うんです」

1950年代のチャンピオンのスポーツジャケット。「日焼けと変色がありますが、コットン地の状態が最高。この生地感をうまく再現したいです」

そう語るのは、ビームス プラスのディレクターを務める溝端さん。’99年にスタートしたビームスプラスは、“永年着られる飽きのこない本物の男服”がコンセプト。そうなるとアメリカンクロージングの根底にあるミリタリー、ワーク、スポーツ、そしてアイビーは欠かせない要素である。服好きが心躍る、ありそうでなかった理想の旧きよきアメリカを、モダンな感覚で表現している。

溝端さんが大きな影響を受けたラルフローレンのシャツ。「服のルーツを大事にしながらも、斬新な物を作るお手本のような存在です」

「旧きよきアメリカのプロダクトを紐解かないと、ビームス プラスが体現する世界観は作ることができません。だから資料が山のようにあるんです(笑)。ただ懐古主義に走ることはなく、今の感性や技術も大切にしています。例えばエルエルビーンの別注。今もメイド・イン・USAで生産されているアイテムだけを選んでいます。また展開するオリジナルに関しては、ヴィンテージの持つ風合いや生地感を表現していますが、当時のものをそのまま復刻するのではなく、今の技術や素材でどれだけ近づけるかを大事にしています」

溝端さんもDJを務めるStand.fm『All Night BEAMS+』の収録でも使っているアメリカのオーディオメーカー・SHUREのSM58とMV7
ハリウッドスターたちのIVYスタイルをフォーカスした写真集。「1955〜’65年のハリウッド俳優たちのトラッドスタイルが実に魅力的!」

ビームス プラスでそろう良質なアメリカンクロージング。

ビームス プラスで買える、今の感性を取り入れながらも旧きよきアメリカを感じさせるアイテムをピックアップして紹介。

ビームス プラスのワークシャツ

ビームス プラスのワークシャツは、溝端さんが所有する1960年代のヴィンテージなどをうまくサンプリングしている。1万9800円

デールホープのアーカイブを使用した別注アロハシャツ

ハワイ生まれハワイ育ちのデザイナーであるデールホープのアーカイブを使用する名物的な別注。今季は2色のカバラリ。価格未定

シエラデザインズ×ビームス プラスのマウンテンパーカー

ロング丈で別注した今シーズンのシエラデザインズ×ビームス プラスのマウンテンパーカー。撥水性のある2レイヤー生地。4万1800円

ランコートのベネシャンローファー

メイン州の名門であるランコートに別注したベネシャンローファー。クロムエクセルレザーにキャンプモックソールを組み合わせた。3万8500円

マドラスチェック風3ボタンジャケット

ヨコ糸にストレッチ性のあるソロテックスを使用した、天然調のドライタッチな質感に仕上げたマドラスチェック風の3ボタンジャケット。3万1900円

1960年代のウッドランド迷彩ジャケット

リップストップ生地に見えるが、実は超高性能なインクジェットで再現した3レイヤー。1960年代のウッドランド迷彩。6万3800円

ビームス プラス別注ビーンブーツ

3アイレット仕様のビーンブーツに、トートバッグに使うヘビーなキャンバスを落とし込んだビームス プラス別注。2万2000円

ボートアンドトート

1980年代のカラーリングをベースに十八番のディープボトムで別注したボートアンドトートは完売必至。1万3750円(M)、1万5950円(L)

【問い合わせ】
ビームス プラス 原宿
TEL03-3746-5851
www.beams.co.jp

※情報は取材当時のものです。現在取り扱っていない場合があります。

(出典/「Lightning2022年5月号 Vol.337」)

この記事を書いた人
Lightning 編集部
この記事を書いた人

Lightning 編集部

アメリカンカルチャーマガジン

ファッション、クルマ、遊びなど、こだわる大人たちに向けたアメリカンカルチャーマガジン。縦横無尽なアンテナでピックアップしたスタイルを、遊び心あるページでお届けする。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

HISTORY OF B.V.D. 着心地を追求した150年

  • 2026.10.20

1876年、ニューヨークで誕生したB.V.D.。風を通すゆったりとした肌着から、水着、街や休日を彩るシャツまで。その歩みを貫くのは、日々を心地よく過ごすための工夫だ。時代ごとの広告や製品を手がかりに、着心地を追求してきた150年をたどる。 HISTORY OF B.V.D. 1876年 ニューヨーク...

東洋エンタープライズが手がける「ゴールド」。高品質な素材選びに一切の妥協なし。

  • 2026.10.20

1965年に創業した日本屈指の老舗メーカー東洋エンタープライズ社が手がける〈ゴールド〉。同社が得意とするヴィンテージへの膨大な知見と技術力の高さを活かしつつも上質にモダナイズしたものづくりに定評がある。着用時のシルエットはもちろん、高品質な素材選びに一切の妥協をしないこと。それこそがシンプルな服に深...

メイド・イン・ノーサンプトンを貫く英国靴の筆頭「Crockett & Jones」のモノづくり

  • 2026.10.21

革靴の聖地であるノーサンプトンにて1879年に初声をあげた〈クロケット&ジョーンズ〉。英国靴を語る上で欠かすことのできない同ブランドのモノづくりの現場に足を運んだ。 一足の革靴に宿る147年の歴史と誇り 革靴産業の一大拠点として名を馳せる英国・ノーサンプトン。中世から靴職人が集まり、17世紀には軍用...

世界最高峰のニットメーカー「JOHN SMEDLEY」が編むもの。

  • 2026.10.20

イングランド中部、リーミルズの自社工場で240年以上前からニットウエアを作り続ける〈ジョン スメドレー〉。1784年に創業した同ブランドが編んできた歴史と伝統が息づく場所で彼らが編むものとは。 240年の伝統と魂が息づくファクトリー 英国のトラッドブランドとして群を抜く歴史を持つのが〈ジョン スメド...

Pick Up おすすめ記事

気鋭のアイウエアブランド「CUBITTS」が描く、クラシックとモダンの共鳴

  • 2026.10.19

18世紀から20世紀にかけて眼鏡産業の世界的な中心地であったものの戦後、衰退の一途を辿ったロンドン。この地で2013年に創業した「キュービッツ」は当時を彷彿とさせるクラシックスタイルをモダンに昇華させた独自の世界観を築く気鋭のブランドだ。 伝統と現代とを繋ぐアイウエアの研究所 「キュービッツ」は伝統...

金子ノブアキが着る【REDKAP × FREAK’S STORE】

  • 2026.10.21

長い歴史を持つワークウエアブランド〈レッドキャップ〉と〈フリークス ストア〉のコラボアイテムを金子ノブアキが今の感覚で着こなす。年齢を重ねたからこそ楽しめる服のこと、ブランドが持つ哲学のこと、そしてこれから大切にしていきたいこと。45歳を迎えた金子さんに、ファッションと生き方について話を聞いた。 タ...

世界最高峰のニットメーカー「JOHN SMEDLEY」が編むもの。

  • 2026.10.20

イングランド中部、リーミルズの自社工場で240年以上前からニットウエアを作り続ける〈ジョン スメドレー〉。1784年に創業した同ブランドが編んできた歴史と伝統が息づく場所で彼らが編むものとは。 240年の伝統と魂が息づくファクトリー 英国のトラッドブランドとして群を抜く歴史を持つのが〈ジョン スメド...

東洋エンタープライズが手がける「ゴールド」。高品質な素材選びに一切の妥協なし。

  • 2026.10.20

1965年に創業した日本屈指の老舗メーカー東洋エンタープライズ社が手がける〈ゴールド〉。同社が得意とするヴィンテージへの膨大な知見と技術力の高さを活かしつつも上質にモダナイズしたものづくりに定評がある。着用時のシルエットはもちろん、高品質な素材選びに一切の妥協をしないこと。それこそがシンプルな服に深...

HISTORY OF B.V.D. 着心地を追求した150年

  • 2026.10.20

1876年、ニューヨークで誕生したB.V.D.。風を通すゆったりとした肌着から、水着、街や休日を彩るシャツまで。その歩みを貫くのは、日々を心地よく過ごすための工夫だ。時代ごとの広告や製品を手がかりに、着心地を追求してきた150年をたどる。 HISTORY OF B.V.D. 1876年 ニューヨーク...