メンズドレスショップが本気で作ったジーンズはいかが?

ヨーロッパを中心としたドレスクロージングにアメリカンヴィンテージのエッセンスをブレンドした独自のスタンスが際立つ名店ブライスランズ。ヴィンテージとドレスを深く理解するオーナーが作る渾身のデニムを紹介したい。

「ブライスランズ」オーナー/クリエイティブディレクター・イーサン・ニュートンさん

1980年生まれ。オーストラリア出身。20歳の時に来日し、エヴィスジーンズに従事。その後、香港のジ・アーモリーやラルフローレンを経て、2016年にブライスランズを設立した。

ドレッシーな着こなしにも合うヴィンテージジーンズ。

原宿にある名店ブライスランズは、テーラー要素の強いセレクトショップだ。店内にはイタリアのスーツや東欧の革靴が並ぶ一方で、ナバホ族のアーティストが手掛けたベルトやオリジナルのデニムが並ぶ。

オーナーのイーサンは、エヴィスジーンズやラルフローレンでキャリアを積み、世界中のクラシックな名品を集め、フォーマルなスタイルを得意とする香港のジ・アーモリーの立ち上げに携わった人物。そんな経験がこの店に反映されている。そこで展開されるジーンズは、タフなワークウエアの中に、どこか洗練されたドレス的な要素が光る。

オリジナルのLot:133を3年ほど穿き込んだエイジングサンプル。高い技術を持つ岡山のファクトリーにオーダーし、オリジナルの13.5ozインディゴデニムを用いている

「理想としたのはドレスな着こなしにも合うヴィンテージジーンズ。ワークウエアとしてのルーツに敬意を払い、うちのスタンスに合う要素を融合させています」

BRYCELAND’S Lot:133

1930年代のヴィンテージをベースに、腰回りをテーラー視点でリファインさせたストレートモデル。股上を深く、ヒップラインを美しくし、フロントポケットに手を入れやすいように配慮。オリジナルの13.5ozデニムは色落ち抜群。4万9300円

もちろん隠しリベットなどのヴィンテージ的な意匠はできるかぎり再現している。それでいてシルエットはエレガントに仕上げている
リベットの先端を潰すなど、ヴィンテージと同じ製法を随所に落とし込んでいる。ヴィンテージに精通するイーサンのこだわりである
あえてセルビッジを細く設定し、ロールアップした際にどこかドレッシーな印象に。シュリンクデニムなので裾のアタリも楽しめる

【問い合わせ】
ブライスランズ
東京都渋谷区神宮前3-15-4 1F
TEL03-6721-0133
営業/12:00〜20:00 日祝 12:00〜18:00
休み/月曜(祝日は翌火)

※情報は取材当時のものです。現在取り扱っていない場合があります。

(出典/「Lightning2022年4月号 Vol336」)

この記事を書いた人
Lightning 編集部
この記事を書いた人

Lightning 編集部

アメリカンカルチャーマガジン

ファッション、クルマ、遊びなど、こだわる大人たちに向けたアメリカンカルチャーマガジン。縦横無尽なアンテナでピックアップしたスタイルを、遊び心あるページでお届けする。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

歴史に残る空軍服を、いま再び。機能美が息づく「中田商店」のモーガンメンフィスベル

  • 2026.10.02

メンフィス・ベル号の機長、ロバート・K・モーガン氏との交流から始まったモーガンメンフィスベルは第二次世界大戦期の空を支えたフライトウエアを現代に蘇らせる中田商店のオリジナルブランド。極限の環境で求められた機能と、色褪せない完成されたデザインが魅力の航空服を紹介する。 R.A.F. Irvin She...

全16色! 10年以上のロングセラーを誇る「HEATH」の名作ネルシャツが超人気なワケ

  • 2026.09.30

秋冬のアメカジ服の定番、ネルシャツ。横浜のセレクトショップHEATHが手がけるオリジナルブランドBLUE PORTのネルシャツが10年以上のロングセラーを誇るとのことで、その人気の秘密に迫る。 【理由①】優れたコストパフォーマンス ディテールやシルエットにもこだわった高いクオリティに対して、なんと税...

ニューヨーク・ブルックリン発! 作業服由来のデイリーウエアはこう着こなす。

  • 2026.09.16

創業1904年、高層ビルの建設が相次ぐ当時のニューヨークでリアルワーカーに向けて、作業服を提供していた「ブルックリンオーバーオール」。そんな確固たる出自に由来する男服は、カジュアルウエアとして現代にDNAを継ぐ。 旧きよきデザインと生地づくりで飽きのこない王道のワークスタイル 40年代の個体をベース...

Why Banana Republic? 2nd編集部イチ押し「バナナ・リパブリック」アイテムと、ブランドの魅力を徹底解説

  • 2026.09.16

1978年にアメリカ・カリフォルニア州で創業したバナナ・リパブリック。クラシックとモダンが共存する唯一無二のスタイルや歴史を紐解くことで、我々が彼らのプロダクトを手に取るべき“理由”が見えてくる。(記事をご覧いただいた方への特典を最後に紹介しています) [caption id="attachment...

Pick Up おすすめ記事

トラッドの相棒にドゥニームのジーンズを! ウエアハウスが1988年のクラボウデニムを再現

  • 2026.09.17

1980〜90年代に日本のセルビッジジーンズの先駆けとして一世を風靡したデニムブランド「ドゥニーム」。同ブランドの創業当時のレシピをもとに、再始動を手掛けたのが「ウエアハウス」だ。彼らの徹底的な研究・解析によって生み出された至極の1本は、まさにオーセンティックそのもの。そして、本当の意味での“良い色...

本格派でコスパも優れる「Amber Threads」のライトアウターで秋を始めよう!

  • 2026.10.05

古着店「DOSTYLE」を運営する「ドラマ」が手がける気鋭のアメカジブランド「Amber Threads」。“トレンドとヴィンテージを融合したアメカジスタイル”を掲げる同ブランドはバリエーション豊かなライトアウターを展開する。ヴィンテージをベースとした本格派でありながらコストパフォーマンスにも優れる...

名作[ハリケーントップ]誕生から40周年! 「CHUMS」の「ハローウェア」が再登場

  • 2026.09.23

「チャムス」の名作[ハリケーントップ]の誕生から40年を迎える今年、「ハローウェア」が再登場する。そのコレクションを紹介する前に、まずはブランドが歩んできた歴史を紐解いていこう。これまでの歩みを知れば、「ハローウェア」をもっと楽しめるはずだ。 ハロー、懐かしくて新しいチャムス サングラスを川に落とさ...

毎日に、最良の定番。B.V.D.の「GOLD」は昔ながらの良さと、いま欲しいバランスを兼ね備えたTシャツ

  • 2026.09.16

長く愛されてきた定番には、変わらない理由がある。B.V.D.の「GOLD」もそのひとつ。肌着として培ってきた心地よさをそのままに、今の気分で一枚でも着られるリラックスフィットが加わった。昔ながらの良さと、いま欲しいバランス。その両方を備えた、新しい定番のかたちを見ていこう。 変わらない着心地にゆとり...

日本の技で蘇る、旧きよきアメリカンベーシック。100年前の起毛機を使った「DISCUS」のスウェット

  • 2026.09.18

「ディスカス アスレチック」の「MADE IN JAPAN」プロジェクト。和歌山で受け継がれる約100年前の起毛機とそれを支える職人の技。そのこだわりから生み出されるスウェットの魅力を追った。 スウェットの裏側に宿る百年起毛 1973年、アメリカで誕生した「ディスカスアスレチック」。その歴史を日本の...