流行りのアメリカン・クラフトビールおすすめ20選。

ビール市場で流行中なのがクラフトビール。まるで果実のような芳醇なホップの風味は、世代・性別を問わずに支持者が多い。特にクラフトビールの本場であるアメリカの銘柄はとりわけ人気が高い。そんなわけで、アメリカンカルチャーを愛し、ビールを愛する雑誌「Lightning」が今楽しみたいアメリカン・クラフトビールのイチオシを紹介しよう!

1.Disco Ninja/REVISION BREWING

カリフォルニアとの州境に近い町ネバダ州スパークスにて創業したリビジョン ブリューイング。数々の名だたる権威ある賞を獲得する大注目の醸造所だ。“ディスコ ニンジャ”は潤沢に使用したホップの柑橘系の香りと、しっかりとした苦みが調和し、後味スッキリ。

2.Incredible Pedal/DENVER BEER Co.

「Beer is serious fun(ビールはマジで楽しい)」という信念に基づき、コロラド州に設立されたデンバー ビール。“インクレディブルペダル” は強烈なフローラルとシトラス、トロピカルフルーツの香りが広がるアメリカンIPA。ほんのり甘みのあるミディアムボディ。

3.Double Time Cherry Lime/ROGUE ALES

1988 年にオレゴン州アッシュランドに設立されたローグエールズ。同社が展開する“ダブルタイムチェリーライム” は。サワーをベースに、ホップの苦みとチェリーの甘み、ライムのシトラス感が完璧なバランスで調和。ライトボディな飲み味が魅力のビールだ。

4.Windows Up/ALPINE BEER COMPANY

1999 年にカリフォルニア州アルパインに設立されたアルパインビール。さまざまなクラフトビールを製造しており、その多くはホップの香りが強い。“ウィンドウズ アップ” はモザイクホップとシトラスホップを使用したアルパイン自慢のIPA。

5.Old Rasputin/NORTH COAST BREWING

カリフォルニア州フォートブラッグにあるノースコーストブリューイング。ユニークな名の“オールドラスプーチン” は、どっしりとしたボディ、甘みと苦みを感じさせるアロマ、チョコレートのような濃厚で深みのある複雑な味わいの、ロシアンインペリアルスタウト。

6.Big Swell/MAUI BREWING

ビール製造工程のすべてをハワイ・マウイ島で行う本物のハワイアンクラフトブリュワリーであるマウイ ブリューイング。アロハの精神がこもった手作りのエールとラガーが有名。中でも“ビッグ スウェル” はトロピカルフルーツのような風味と爽やかな苦味で人気だ。

7.Sierra Nevada Pale Ale/SIERRA NEVADA

シエラネバダはアメリカのクラフトブリュワリーの筆頭ともいうべき醸造所。その看板商品のクラフトビールが“シエラネバダ ペール エール”。1980年より醸造されている全米No.1の伝説的なペールエールで、このビールの誕生によりクラフトビールに革命が起きた。

8.Flavorwave/INDEED BREWING

ミネソタ州発のクラフトブリュワリーであるインディード。既存のビアスタイルの何かアイデアを加えたユニークなビールが得意。“フレーバーウェーブ” はしっかりとしたホップの苦みを出しつつも、ジューシーでフルーティなアロマの香りが押し寄せるようなIPA。

9.West Coast Haze/FIFTY FIFTY BREWING Co.

カリフォルニア北部にある雄大な自然に囲まれた町、トラッキーにて2007 年に設立。山脈の麓の清流から作るビールはどれも一級品。“ウエスト コースト ヘイズ” は、カリプソ、アザッカ、モザイク、アマリロ、エルドラドの5 種類のホップを使用したヘイジーIPA。

10.Fancy Papers/CIGAR CITY BREWING

 

フロリダ州タンパにて2007 年に設立されたシガーシティ ブリューイング。手掛ける“ファンシーペーパー” は、ストラタやサブロ、アイダホ7 といった新種のホップを使い、ダブルドライホッピングで作られた、その名の通り濁った(ヘイジー)見た目のIPA。

11.Stone Scorpion Bowl IPA/STONE BREWING

1996 年にカリフォルニア州サンディエゴで創業したストーンブリューイング。フルーツジュースを使うカクテルに由来した名前の“ストーン スコーピオン ボウルIPA” は、瑞々しいトロピカルフルーツ、柑橘、松のような味わいで、程よい苦味で非常に芳潤だ。

12.Mirror Pond/DESCHUTES BREWERY

オレゴン州ベンドにて1988 年に創業した老舗ブリュワリー併設のレストランであるデシューツ ブリュワリー。オレゴン州にある美しい池の名前が付けられた“ミラーポンド”は、花や柑橘系のホップの香りと、滑らかなモルトバランス。思わずリピートしたい味わいだ。

13.Lot No.3/EVOLUTION BREWING Co.

食事との完璧なペアリングのビール醸造を目指して創業したエボリューション クラフトブリューイング カンパニー。“ロット ナンバースリー” は醸造所のフラッグシップビール。ホップをふんだんに使用したアメリカンスタイルIPA で、ドリンカビリティの高い逸品。

14.Escape/OFFSHOOT BEER Co.

オフシュート ビア カンパニーは、ブリュワリーから事前に登録を行った顧客にのみ直接配送するという、限られたビールファンにしか手にできない貴重なラインナップが特徴。“エスケープ” は一口飲めばすぐに常夏の楽園へと逃避できるウエストコーストIPA だ。

15.Weekend Vibes/CORONADO BREWING COMPANY

1996 年にカリフォルニア州のリゾート地「コロラド島」で創業。“ウィークエンドバイブス”は、これぞサンディエゴスタイルといえるすべての要素が詰まったIPA。爽やかなトロピカルフルーツとともに広がるビターでドライな味は、最高の週末を迎えるにふさわしい。

16.Sky Kraken/FREMONT BREWING

ワシントン州シアトルの一地区であるフリーモントの名を冠したブリュワリー。“スカイクラーケン” は熟したメロン、ジューシーな柑橘類、パイナップルとコショウの風味は、フルーティさとスパイシーとの対のテイストが味わえる無濾過の自然なビールである。

17.2×4/MELVIN BREWING

ワイオミング州ジャクソンにて創業のメルビンブリューイング。数々の金賞を受賞する“ツーバイフォー” は、アメリカンIPA に比べて色合いが濃く、苦味もかなり強めなインペリアルIPA。

18.Make America Juicy Again/HERETIC BREWING

北カリフォルニア・フェアフィールドを拠点とする醸造所のヘレティック・ブルーイング。自分たちにしか造れないおもしろいクラフトビールを作っている。“メイク アメリカ ジューシー アゲイン” は、ヘレティック初のヘイジーなニューイングランドスタイルのIPA だ。

19.Peanut Butter Milk Stout/BELCHING BEAVER

品質にこだわった最高に美味しいビールを提供する、カリフォルニア州発のブリュワリーがベルチング ビーバー。同醸造所の名が世に知れ渡るきっかけとなった“ピーナッツバターミルクスタウト” は、その名の通りピーナッツバターを使った甘味のあるスタウト。

20.Relay IPA/THORN BREWING Co.

カリフォルニア州サンディエゴにある、クラフトビールファンに人気の地区ノースパークにて2012 年に創業。新鮮で不純物のない原料のみを使い、人工的な添加物は一切使用しない。この“リレーIPA” はトロピカル&ホッピーなサンディエゴスタイルIPA だ。

アメリカはもとより国境を越えて世界中で愛飲されており、クラフトビールの中心的存在として注目を集めているアメリカのクラフトビール、いろいろ試してお気に入りを見つけてみては。

【問い合わせ】
Brewers Association
http://uscraftbeer.jp

(出典/「Ligthning2021年9月号 Vol.329」)

この記事を書いた人
ADちゃん
この記事を書いた人

ADちゃん

ストリート&ミリタリー系編集者

Lightning本誌ではミリタリー担当として活動中。米空軍のフライトジャケットも大好きだけど、どちらかといえば土臭い米陸軍モノが大好物。そして得意とするミリタリージャンルは、第二次世界大戦から特殊部隊などの現代戦まで幅広く網羅。その流れからミリタリー系のバックパックも好き。まぁとにかく質実剛健なプロダクツが好きな男。【得意分野】ヴィンテージ古着、スケートボード、ミリタリーファッション、サバイバルゲーム
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

【Willis & Geiger×2nd別注】ミリタリーとサファリが香るアーバンアウトドアウエア

  • 2025.09.17

これまでに、有名ブランドから新進気鋭ブランドまで幅広いコラボレーションアイテムを完全受注生産で世に送り出してきた「2nd別注」。今回もまた、渾身の別注が完成! >>購入はこちらから! 90年代のアーカイブをデザインソースに、上品さを加えてアップデート。ウールメルトンジャケット[メトロ ウォーカー] ...

レザーラバー必見! 革ジャン用に作られた薄手のスウェットをゲットせよ!

  • 2025.09.30

革ジャン専用のTシャツをリリースし、レザーラバーから絶大な支持を受けるブランド「ハイウェイナイン」。ライトニング別注の「Lightning Leather Lover Tシャツ」のボディにも使われているので、愛用している方も多いのでは? そんなハイウェイナインが、レザーラバーのために新たなアイテムを...

デニムにする? コーデュロイにする? エドウインのトラウザーズを軸に作る「シン・トラッドスタイル」

  • 2025.09.19

ジャパニーズアイビーのボトムスは、太ももから裾まで太さが一定のパイプドステムが主流であった。対してタック入りのトラウザーズは、1920年代に登場したといわれる、よりクラシックなボトムス。そんな旧きよきトラウザーズを軸に、いつものトラッドスタイルを刷新してみてはいかがだろうか。 【右】トラウザーズ2万...

Wranglerの走破性は本物か? オフロード体験会で徹底検証

  • 2025.10.03

筑波山の麓で開催されたジープのオフロード体験イベントは、ジープオーナーはもちろん、新規顧客にとってもジープの魅力を存分に感じられる特別な一日となった。専用のオフロードでラングラーならではの走破性を体感でき、オーナー同士の交流も見られた。今回は現地取材を通して、その模様と参加者のリアルな声をお届け。 ...

東洋エンタープライズがこれまでに培ったノウハウや知見の集大成「モダクト」と「タフナッツ」

  • 2025.09.19

「シュガーケーン」や「バズリクソンズ」など、ヴィンテージをベースとした生地やディテールの圧倒的な作り込みで知られる東洋エンタープライズ。そんな同社が手がけるブランド、「モダクト」と「タフナッツ」は、これまでに培ったノウハウや知見の集大成でありながらどんな日常のシーンでも使いやすい実用性を備える。映画...

Pick Up おすすめ記事

東洋エンタープライズがこれまでに培ったノウハウや知見の集大成「モダクト」と「タフナッツ」

  • 2025.09.19

「シュガーケーン」や「バズリクソンズ」など、ヴィンテージをベースとした生地やディテールの圧倒的な作り込みで知られる東洋エンタープライズ。そんな同社が手がけるブランド、「モダクト」と「タフナッツ」は、これまでに培ったノウハウや知見の集大成でありながらどんな日常のシーンでも使いやすい実用性を備える。映画...

シルバーをアートに変える、現代の錬金術師。

  • 2025.09.24

ネイティブアメリカンの伝統技法をベースに現代的なエッセンス、そして日本独自の繊細な美意識を加えることで唯一無二の世界観を紡ぎ出すFIRST ARROW’s。一片のシルバーの塊に命を吹き込むその様は まさに現代のアルケミスト(錬金術師)という表現が相応しい。これらの作品は貴方が身に付けることで完成する...

Wranglerの走破性は本物か? オフロード体験会で徹底検証

  • 2025.10.03

筑波山の麓で開催されたジープのオフロード体験イベントは、ジープオーナーはもちろん、新規顧客にとってもジープの魅力を存分に感じられる特別な一日となった。専用のオフロードでラングラーならではの走破性を体感でき、オーナー同士の交流も見られた。今回は現地取材を通して、その模様と参加者のリアルな声をお届け。 ...

レザーラバー必見! 革ジャン用に作られた薄手のスウェットをゲットせよ!

  • 2025.09.30

革ジャン専用のTシャツをリリースし、レザーラバーから絶大な支持を受けるブランド「ハイウェイナイン」。ライトニング別注の「Lightning Leather Lover Tシャツ」のボディにも使われているので、愛用している方も多いのでは? そんなハイウェイナインが、レザーラバーのために新たなアイテムを...

デニムにする? コーデュロイにする? エドウインのトラウザーズを軸に作る「シン・トラッドスタイル」

  • 2025.09.19

ジャパニーズアイビーのボトムスは、太ももから裾まで太さが一定のパイプドステムが主流であった。対してタック入りのトラウザーズは、1920年代に登場したといわれる、よりクラシックなボトムス。そんな旧きよきトラウザーズを軸に、いつものトラッドスタイルを刷新してみてはいかがだろうか。 【右】トラウザーズ2万...