初心者でも簡単に作れるインテリアやギアをDIYするこの企画。今回は書類や郵便物の分類に便利なレタートレイをワックスを使ってヴィンテージ風に作ってみる。
【今回教えてくれた先生は……】
DIYer(s)
DIYに特化したWEBサービス「DIYer (s)」。ショップの紹介やオリジナルDIYレシピを世界に発信&アーカイブ している。またDIYを通して暮らしを豊かにし、モノの価値を見直すことを提案。詳しくはこちらをチェック! http://diyers.co.jp
トレイを色分けして、整理しやすく。
【仕様】
サイズ:W248×H88× D334 mm
所要時間:約2時間
材料費:1つ約2000円
難易度:★★☆☆☆
テレワークで自宅で仕事をすることが多くなった昨今、今までなかったワークスペースを作ったり、デスク周りをしっかりと仕事ができる環境に整えている人もいるだろう。
そこで少しでも気分を盛り上げるために、デスクに置きたいレタートレイを自作してみたい。今回作るのはスタッキングができるヴィンテージ風のトレイ。トレイの前の部分を斜めにカットすることで、スタッキングした状態でも書類や郵便物を入れられ、中身も見えるという仕組み(引き出すことはできない)。
さらにオールドウッドワックスやハンドルを使って、年代物のような風情にア レンジしてみた。好みで部分的にペイントを加えたり、ヴィンテージ風のネームプレートを設置したりとアレンジしても個性が出ていいだろう。
この重厚感のある仕上がりは、デスクだけでなくガレージにもぴったり。自宅のワークスペースのアクセントにおすすめ!
まずは、準備するものをご紹介。
1×4材
トレイの枠組みになる1×4材。斜めにカットした334mmを2枚。248 mmを1枚、 248mmを縦半分にカットしたものを1枚。約1000円
角材
底面になるベニア板(210× 247mm、約100円)とスタッキングしたときのストッパーになる角材(297mm)を2本。1本約100円
オールドウッドワックス
天然の蜜蝋を使った木材用ワックス。塗り込むだけで古材のような仕上がりになる。約3300円
塗料
書類の分類を視覚的にわかるよう目印に使う塗料。カラーワークスのHipミニボトルを使用。約1419円
ハンドル
飾りとしてハンドルを設置。ヴィンテージ風のものを選ぶとトレイの雰囲気と合う。ネームプレートを付けてもOK。約100円
今回使った道具はこちら!
電動サンダー
木材をサンディングするためのサンダー。サンディングすることで、ワックスが木材に入りやすくなる。
ハンマー
釘で木材を固定するときに使用。使用する釘が小さい場合は、小振りなものの方が使いやすい。
早速やってみよう!
1.木材をサンディング。
すべての木材をサンディングする。表面だけでなく側面やカット面もしっかりと研磨しよう。手触りがよくなるだけでなく、ワックスも染み込みやすい。
2.木材にワックスを塗る。
すべての木材にオールドウッドワックスを塗る。布に少量をとって同じ方向に塗るようにしよう。乾いたらウエスで余分なワックスを拭き取る。
3.仮留めのボンドを付ける。
まずベニア板の側面4面に、仮留め用の木工用ボンドを付けて写真のように外枠を装着。乾くまで待つ。4面に押さえをしておくと固定できる。
4.釘を打つ。
ボンドが乾いたら釘を打って本留めをする。使用する釘はベッドが小さいもののほうが木材に馴染む。それに対し、大きいものは装飾的な要素にもなる。
5.ハンドルを留める。
ハンドルをビスで留める。ビスの場合はネジ式になっているので、インパクトドライバーを使った方が、スピーディーかつキレイに留めることができる。
6.側面に角材を付ける。
底面にスタッキング用の角材を付ける。角材に木工用ボンドを付けて、写真左のように木材の重なっている位置に合わせて装着し、ボンドが乾くまで待つ。
7.ペイントを施す。
書類や郵便物の仕分け用にペイントを施して目印を付ける。マスキングテープを貼ってからペイントするとはみ出ずにキレイに塗ることができる。乾いたら完成!
(出典/「Lightning 2021年7月号Vol.327」)
Text/M.Matsumoto 松本めぐみ Photo/A.Ochiai 落合明人
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