名車から珍車、希少車までがズラリ。ヴィンテージバイクの宝島に潜入!

  • 2022.01.11

四輪の旧車の世界で有名なショップ『Takeey’s(タキーズ)』。実は四輪だけでなく、ヴィンテージのバイクも扱っている。ここではタキーズが扱うバイクを編集部の視点でセレクション。定番とは一味違う、希少バイクのうまみをご賞味あれ!

「タキーズ」代表・瀧新吾さん

四輪の旧車シーンでカリスマ的な支持を得る浜松のタキーズ。社長の瀧さんはヴィンテージハーレーから国産旧車まで、古いものは基本的にどんなものでも気になると語るの旧車バイク乗り。

静岡県浜松市で見つけた! ヴィンテージバイクの宝島。

浜松のタキーズは四輪の旧車専門店として有名だが、バイクも多数取り扱っている。四輪と同じく定番モノからマニアックなものまで、バラエティにとんだラインナップを誇る、いわばヴィンテージバイクの宝島状態。例えば倉庫にはミニモトから’80年代の国産スクーター、ZやCB系の定番旧車、鉄スクーター、トヨモーターやトーハツといった今では存在していないメーカーのものまで。

実はコレ、タキーズ代表の瀧新吾さんのコレクションとのウワサも。

「もちろんコレクションというわけではなくて、どれも販売する目的で仕入れています(笑)。ですので倉庫にある車もバイクもすべて販売している車両です。ただいいものがたくさんありすぎて、気になるものはとりあえず仕入れる形です。売れるかどうかはわかりませんが、すべては一期一会の出会いですので。最近は三輪のトラックや商用車も気になっています。基本的に古いものはすべて好きですね」

瀧さんの好む古いものの基準とは、どのようなことだろうか。

「同じ年代の同じバイクでも、個体ごとに雰囲気は異なります。古いものの何に惹かれるかは個人の感覚によると思います。私はレストアや改造をされていない、当時の雰囲気が残っているものが好きですね。基本的にオリジナルのスタイルが一番好みです」

そんなタキーズ代表の瀧新吾さんのコレクション的ラインナップの一部を紹介しよう!

1.1968 SUZUKI T500 ASK

オールペンされたレストア車両もいいが、この個体のように経年変化した塗装や質感を味わうのも旧車の楽しみ方のひとつ。
500㏄の2ストロークエンジンの馬力は最大47psとやや物足りないが、マフラーからモクモクと吐き出される白煙とサウンドは迫力満点。ヴィンテージの2ストはカワサキのマッハが人気だが、スズキの2ストも負けず劣らず刺激的だ。

2.1990 HARLEY-DAVIDSON XL883/121万円

1990年製のスポーツスターをカフェレーサー化! もちろんパーツの多くはワンオフによるもので、ウワサではパーツ代だけで200万円オーバーだとか? ダートトラッカー風のサイド2本出しのマフラーはスーパートラップ製で、弾けるサウンドが耳に心地よい。定番のSRのカフェレーサー仕様とは一味違う、Vツインエンジンのカフェに乗りたい人にもオススメだ。

3.1958 BMW R26/ASK

1953年に発表されたR25/3の後継者となるR26。1955年から1960年の期間に生産され、販売台数は3万台といわれている。OHV250ccの中型バイクで、最高速は128km/h。この個体はシングルシートとなりクラシカルなイメージをより強く演出している。今でも愛好家の多いバイクのひとつだ。

4.HONDA CBM72/66万円

かつては二束三文で売買されていたホークなども今では価格高騰が続き、すっかり手の届かない存在に。でも’60年代のバイクならまだまだお買い得な車両はたくさん。その中のひとつがこちらのCBM72。本来はアップタイプのハンドルだが、この個体はフラットタイプのハンドルを装着し、CB72Type2のエンジンに換装されている。

5.1969 SUZUKI TS250 HUSTLER/83万円

スズキのハスラーというと、最近は軽自動車の名前になるのかもしれないけど、バイクの乗りならヴィンテージ・トレールを思い浮かべるはずだ。このTS250ハスターは、希少な初期型で、オリジナルのコンディションを維持している貴重な個体。ヴィンテージ・トレール系はこれから値上がりが予想されるので、購入するなら今が絶好の機会かも?

6.1973 HARLEY-DAVIDSON SX350/ASK

ハーレー社の合弁会社だったイタリア・アエルマッキ製シングル・エンジンを搭載した350㏄のバイク。イマドキのハーレーとは違い、コンパクトなので取り回しも楽ちん。この個体はオリジナルのコンディションを維持しており、タンクもピカピカ。貴重なモデルなのでコレクターアイテムとして大事にするのもいいが、どうせなら街乗りで楽しみたい。

7.Innocenti LAMBRETTA COMETA/ASK

カー・デザインの巨匠、ベルトーネがデザインしたイタリアンスクーターが『ランブレッタ コメッタ』。2ストロークエンジンのスポーツモデルで、ヘッドライトの上にマウントされたメーターの最高速はナント120km/h! もちろんそんな速度が出るはずはないが、昭和の国産スクーターに負けず劣らず、独特のテイストをもったスクーターである。

【DATA】
Takeey’s
静岡県浜松市西区伊左地町3000-5
TEL053-482-1617
営業/9:30 ~ 20:00
休み/なし

(出典/「Lightning 2021年8月号 Vol.328」)

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