ここをマイウォレットの終着駅にしたい。プレブリックのビスポークウォレット

欲しいモノが尽きないライトニング編集部員が、いま気になるモノから実際に購入しちゃったモノまで、ジャンルに限らず何でも紹介! 

今回は、いろいろなモノを手に入れては買い替え、やはり財布やバッグは最終的にビスポークにたどり着くんだなと40歳を過ぎたころから実感。値段は張るけど使い勝手は最高! という編集部の最古参・ラーメン小池がお届け!

プレブリックのビスポークウォレット

まだ緊急事態宣言もまん延防止等重点措置も発令されていなかった渋谷でビスポークを中心に、レザージャケットや小物を1人で製作するプレブリックの今村さんと飲んでいた。実は今村さんとは偶然にも自宅の最寄り駅が同じというご近所さん。

そんなときのたわいもない会話が「財布って意外とボクが理想とするデザインがなくて困ってるんですよ」と私。「なら今度時間あるときに作りますから教えてください」と今村さん。「じゃあ、お願いしちゃおっかなー」と私もノリで返答。もちろんお酒を飲みながらの会話なのでまったくの勢い。だけど、それから半年以上経ったころ私の携帯電話が鳴る。

「ちょっと時間できそうなので、最高のモノ作りますよ」と今村さん。そこで「ハッ」とする私。そういやそんな話をしたなと思い出す。でもちょうど使っているウォレットがくたびれてきたので、これも縁だと「思いっきりやっちゃってください」と悪ノリ。そして数週間後にできたのがこれ。

私の思い描く理想(わがままとも言う)のロングウォレットを最高級の素材や部材、テクニックを駆
使しただけにオーラもたっぷり。ちなみに今回の場合、作図製作、仮組製作費込みで18万7000円

ホーウィンのシェルコードバンに、縫製糸はフランス産のリネン。しかもオールハンドステッチという、いわゆる業界で言うところの「全部乗せ」モデル。しかも私の希望をすべてデザインに落とし込む。期せずして財布捜しの旅に終止符が打たれたのであった。

フランス産のリネン糸で丁寧にハンドステッチされる。外側はホーウィン社のシェルコードバンのバーボンを選んでくれた。これがまた良い色合い
パンツのバックポケットに入れるのでウォレットチェーンを取り付けできるリングを装備。札入れの反対側は大きくマチを設けた領収書入れになっている
内装はベルギー産サドルレザーで、 中央にはプレブリックのブランドロゴが型押しで入る。使っていくことで内側のレザーもイイ雰囲気に経年変化する
カードが横向きに左右で18枚入るのがキモ。このレイアウトだとバイクやクルマに乗ってもカードが割れないのである。しかも小銭入れは搭載しない

【問い合わせ】
プレブリック
TEL03-6884-8197
https://www.preblic.jp

(出典/「Lightning 2021年9月号 Vol.329」)

この記事を書いた人
ラーメン小池
この記事を書いた人

ラーメン小池

アメリカンカルチャー仕事人

Lightning編集部、CLUTCH magazine編集部などを渡り歩いて雑誌編集者歴も30年近く。アメリカンカルチャーに精通し、渡米歴は100回以上。とくに旧きよきアメリカ文化が大好物。愛車はアメリカ旧車をこよなく愛し、洋服から雑貨にも食らいつくオールドアメリカンカルチャー評論家。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

革ジャン好きなら一度は通るべき! 「No,No,Yes!」の最上級オーダー“アルチザン”とは?

  • 2026.06.01

「世界にひとつだけの革ジャンを作る」。それは、レザーラバーの憧れだ。革好き注目のブランド「No,No,Yes!」が誇るオーダーメニューの中でも最上級に位置する「アルチザン」とはいったいなんなのか? その正体に迫る。 革ジャンの伝道師・モヒカン小川が実際に“アルチザン”を体験 これは単なる革ジャンの話...

アメリカンクラシックの原点「ディグナ クラシック」の[ジミー]なら、カラバリ・仕様も豊富で自分好みの1本が見つかる!

  • 2026.05.21

50sアメリカンスタイルを踏襲した「ディグナ クラシック」の[ジミー]は、シンプルなデザインやクラシックな世界観から多くの人に愛される名作。その人気ゆえ、仕様やカラーのバリエーションが非常に豊富な[ジミー]の全容をいま一度おさらいする。 955E“Jimmy”とはどんなメガネ? 1950年代にアメリ...

日本人に最適化された新作の“JAPAN LIMITED”に注目!「MOSCOT」現代に引き継がれるアメリカンクラシックのDNA

  • 2026.05.20

1915年にNYで創業し、アイウエアデザインの王道を形づくった「モスコット」。多様なデザインで溢れるいまこそ、伝統に裏打ちされたクラシックな佇まいに惹かれる。 新作の“JAPAN LIMITED”のラインナップを紹介! 2016年よりスタートした“JAPAN LIMITED”は、インラインにはないノ...

夏を彩るカラーゴールド。「市松」定番の18金シリーズはカラバリ豊富で夏に欠かせないアクセサリー

  • 2026.05.18

湘南に工房を構えるオーダーアクセサリーブランド「市松」。1997年に創業し、その2年後から27年も続く定番の18金シリーズは、カラバリも豊富で、いまや欠かせないブランドの顔だ。プロダクツとしての魅力だけでなく、夏の装いにも重宝する。 「市松」の定番、特別な5色の18金 「酷暑日」という言葉が新たに発...

Pick Up おすすめ記事

落語家たちが洋装に身を包む会、第4弾! 落語会「師匠お似合いですよ」の舞台裏で注目の落語家たちをSNAP!

  • 2026.05.18

アメカジを提案するファッションブランド「ゴールデンベア」が主催する落語会、その名も「師匠お似合いですよ」。弊誌も師匠方のスタイリングを担当。第4回目となる今回も大盛況でした。楽屋裏で撮影したみなさまの素敵な着こなしをお届けします! 落語家たちが洋装に身を包む会「師匠お似合いですよ」の舞台裏に潜入! ...

革ジャン好きなら一度は通るべき! 「No,No,Yes!」の最上級オーダー“アルチザン”とは?

  • 2026.06.01

「世界にひとつだけの革ジャンを作る」。それは、レザーラバーの憧れだ。革好き注目のブランド「No,No,Yes!」が誇るオーダーメニューの中でも最上級に位置する「アルチザン」とはいったいなんなのか? その正体に迫る。 革ジャンの伝道師・モヒカン小川が実際に“アルチザン”を体験 これは単なる革ジャンの話...

夏を彩るカラーゴールド。「市松」定番の18金シリーズはカラバリ豊富で夏に欠かせないアクセサリー

  • 2026.05.18

湘南に工房を構えるオーダーアクセサリーブランド「市松」。1997年に創業し、その2年後から27年も続く定番の18金シリーズは、カラバリも豊富で、いまや欠かせないブランドの顔だ。プロダクツとしての魅力だけでなく、夏の装いにも重宝する。 「市松」の定番、特別な5色の18金 「酷暑日」という言葉が新たに発...

磨き続けた伝統が、新たな定番を生み出していく。「アリゾナフリーダム」の新作に注目

  • 2026.06.03

長く愛される定番には理由がある。そして、その定番を更新し続ける覚悟があるからこそ、プロダクツは生き続ける。今回、紹介する新作は、奇をてらった変化ではなく、受け継がれてきた意匠や職人技を礎にしながら、細部にわたり静かな進化を重ねた美しい作品たち。変わらないために進化し続ける。そこには揺るぎないクラフト...

アイヴァン史上初の完全復刻。“ヒストリック コレクション”誕生の裏側に迫る!

  • 2026.05.22

「アイヴァン」2026年春夏の新コレクションとして突如発表された“ヒストリック コレクション”。これまでにもアーカイブを現代に甦らせる試みは幾度か行われてきたものの、どれも細やかなアップデートが施されていた。文字通りの“完全復刻”は今回が初となる。 アイヴァンには立ち返るべき原点がある どこぞのヴィ...