今回は、いろいろなモノを手に入れては買い替え、やはり財布やバッグは最終的にビスポークにたどり着くんだなと40歳を過ぎたころから実感。値段は張るけど使い勝手は最高! という編集部の最古参・ラーメン小池がお届け!
プレブリックのビスポークウォレット
まだ緊急事態宣言もまん延防止等重点措置も発令されていなかった渋谷でビスポークを中心に、レザージャケットや小物を1人で製作するプレブリックの今村さんと飲んでいた。実は今村さんとは偶然にも自宅の最寄り駅が同じというご近所さん。
そんなときのたわいもない会話が「財布って意外とボクが理想とするデザインがなくて困ってるんですよ」と私。「なら今度時間あるときに作りますから教えてください」と今村さん。「じゃあ、お願いしちゃおっかなー」と私もノリで返答。もちろんお酒を飲みながらの会話なのでまったくの勢い。だけど、それから半年以上経ったころ私の携帯電話が鳴る。
「ちょっと時間できそうなので、最高のモノ作りますよ」と今村さん。そこで「ハッ」とする私。そういやそんな話をしたなと思い出す。でもちょうど使っているウォレットがくたびれてきたので、これも縁だと「思いっきりやっちゃってください」と悪ノリ。そして数週間後にできたのがこれ。
ホーウィンのシェルコードバンに、縫製糸はフランス産のリネン。しかもオールハンドステッチという、いわゆる業界で言うところの「全部乗せ」モデル。しかも私の希望をすべてデザインに落とし込む。期せずして財布捜しの旅に終止符が打たれたのであった。
【問い合わせ】
プレブリック
TEL03-6884-8197
https://www.preblic.jp
(出典/「Lightning 2021年9月号 Vol.329」)
Photo/A.Kuwayama 桑山章
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