革ジャンのインナーに最適! 冬に着るためのリネンのロンTee!

以前ライトニング本誌で紹介した東大阪繊維研究所(HOFI)から、“冬にリネンを着る”をテーマに新しい長袖T シャツがリリースされる。リネンの表糸とウールの裏糸によるセーターのようなカットソーなので、冬の革ジャンスタイルのインナーに最適なのだ。

インナー使いでエイジングにも期待したい!

「冬にリネンというイメージを持つ方はあまり多くないと思うが、実は透湿速乾性に優れており、なおかつ素材感のエイジングが楽しめるため、実は冬のインナーには向いていると考えました」

糸のスペシャリストで、特にリネンにおいては日本随一の存在であるエップヤーンの筒井社長の言葉は、理想を実現した達成感に満ち溢れている。

今回リリースする長袖Tシャツは、セーター用の糸を使った丸編み生地をカットソーで仕立てたもの。最大の特徴は、表糸にリネン、裏糸にウールを使っているということ。表糸にはフランス・ノルマンディ産の一等亜麻と呼ばれる上質なリネンのみを使用。自然な光沢感があってサラッとした肌触りが魅力的だ。

エップヤーンお得意の“ゼロトルク撚糸”の技術によって、着用を重ねてもほぼ型崩れしない。裏糸にはオーストラリア産の18.5マイクロンのメリノウールを使い、酵素防縮加工を施しているため、洗濯しても大きく縮まない。5〜10回前後の洗濯で5%ほど縮むが、それ以上は変化しないそう。この酵素防縮加工は、ウール本来の膨らみを生かされるため、温かみのある素材感が味わえるのも特徴だ。

セーターのように着られる厚手の長袖Tシャツ。これはまさに革ジャンのインナーにも最適な1着といえるだろう。

これからの季節のコーディネイトでヘビーローテになる革ジャンのインナーにピッタリ! ブラウンスウェードにはグリーンの1着を合わせるのがいまの気分かな!

リネンウール モンスターオンス 長袖Tシャツ

BLUE

ブルーの1着は、裏がグレーの2トーンになっており、まさにデニムを彷彿とさせる。インナーに着ることで擦れるため、リネンならではのエイジングも楽しんでいただきたい。1万9800円

HOFI初のウール×リネンのモデル。 高級なメリノウールを使った裏糸は、 紡績メーカーが廃業してしまったため、この糸を使うのが今回限りとのこと
左袖先にはお馴染みの東大阪繊維研 究所の刺繍ネームラベルが付属する

GRAY

グレーのみあえて表裏同じカラーリングに仕立てている。サイズは全色SS、S、M、L、LLの5展開。1万9800円

GREEN

ダークグリーン×ブラックの2トーン。この色も前出のブラウンスウェードの革ジャンと相性よし! 1万9800円

BROWN

こちらのブラウンは、表裏で同系色ながらトーンの異なるブラウンで仕立てているのが特徴だ。1万9800円

リネン特有のエイジングを楽しもう!

表(リネン)

裏(ウール)

グリーンの生地サンプルの未洗い(左)と10回洗濯後(右)を比較。表面のリネンにはペクチンという天然の糊成分があるため最初は光沢感があるが、それがやや抑えられ、わずかに毛羽が出てきている。着用を重ねることでさらに光沢感がなくなって毛羽立ち、魅力的なエイジングが生まれるのである

1 サイズ大きく着ればセーター感覚で着られる!

174cm・72kgのランボルギーニ三浦がサイズLLを着用するとこんな感じ。セーター感覚で着るなら、このように1サイズ大きいものを選ぶのがオススメだ。

【問い合わせ】
エップヤーン
TEL072-968-8615
https://www.eppyarn.co.jp

(出典/「Lightning 2022年1月号 Vol.333」)

この記事を書いた人
ランボルギーニ三浦
この記事を書いた人

ランボルギーニ三浦

ヴィンテージ古着の目利き

全国的に名を轟かせていた札幌の老舗ヴィンテージショップに就職。29歳で上京。Lightning編集部、兄弟誌・2nd編集部で編集長を務めた後、現在は、Lightning副編集長に。ヴィンテージ、古着の知識はその道のプロに匹敵。最近はヴィンテージのロレックスが最大の関心事で、市場調査も日課のひとつ。ランボルギーニ三浦の由来は、もちろんあの名車。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

今っぽいチノパンとは? レジェンドスタイリスト近藤昌さんの新旧トラッド考。

  • 2025.11.15

スタイリストとしてはもちろん、ブランド「ツゥールズ」を手がけるなど多方面でご活躍の近藤昌さんがゲストを迎えて対談する短期連載。第三回は吉岡レオさんとともに「今のトラッド」とは何かを考えます。 [caption id="" align="alignnone" width="1000"] スタイリスト・...

スペイン発のレザーブランドが日本初上陸! 機能性、コスパ、見た目のすべてを兼ね備えた品格漂うレザーバッグに注目だ

  • 2025.11.14

2018年にスペイン南部に位置する自然豊かな都市・ムルシアにて創業した気鋭のレザーブランド「ゾイ エスパーニャ」。彼らの創る上質なレザープロダクトは、スペインらしい軽快さとファクトリーブランドらしい質実剛健を兼ね備えている。 日々の生活に寄り添う確かなる存在感 服好きがバッグに求めるものとは何か。機...

この冬買うべきは、主役になるピーコートとアウターの影の立役者インナースウェット、この2つ。

  • 2025.11.15

冬の主役と言えばヘビーアウター。クラシックなピーコートがあればそれだけで様になる。そしてどんなアウターをも引き立ててくれるインナースウェット、これは必需品。この2つさえあれば今年の冬は着回しがずっと楽しく、幅広くなるはずだ。この冬をともに過ごす相棒選びの参考になれば、これ幸い。 「Golden Be...

着用者にさりげなく“スタイル”をもたらす、“機能美”が凝縮された「アイヴァン 7285」のメガネ

  • 2025.11.21

技巧的かつ理にかなった意匠には、自然とデザインとしての美しさが宿る。「アイヴァン 7285」のアイウエアは、そんな“機能美”が小さな1本に凝縮されており着用者にさりげなくも揺るぎのないスタイルをもたらす。 “着るメガネ”の真骨頂はアイヴァン 7285の機能に宿る シンプリシティのなかに宿るディテール...

グラブレザーと、街を歩く。グラブメーカーが作るバッグブランドに注目だ

  • 2025.11.14

野球グローブのOEMメーカーでもあるバッグブランドTRION(トライオン)。グローブづくりで培った革の知見と技術を核に、バッグ業界の常識にとらわれないものづくりを貫く。定番の「PANEL」シリーズは、プロ用グラブの製造過程で生じる、耐久性と柔軟性を兼ね備えたグラブレザーの余り革をアップサイクルし、パ...

Pick Up おすすめ記事

今っぽいチノパンとは? レジェンドスタイリスト近藤昌さんの新旧トラッド考。

  • 2025.11.15

スタイリストとしてはもちろん、ブランド「ツゥールズ」を手がけるなど多方面でご活躍の近藤昌さんがゲストを迎えて対談する短期連載。第三回は吉岡レオさんとともに「今のトラッド」とは何かを考えます。 [caption id="" align="alignnone" width="1000"] スタイリスト・...

【ORIENTAL×2nd別注】アウトドアの風味漂う万能ローファー登場!

  • 2025.11.14

これまでに、有名ブランドから新進気鋭ブランドまで幅広いコラボレーションアイテムを完全受注生産で世に送り出してきた「2nd別注」。今回もまた、渾身の別注が完成! >>購入はこちらから! 【ORIENTAL×2nd】ラフアウト アルバース 高品質な素材と日本人に合った木型を使用した高品質な革靴を提案する...

今こそマスターすべきは“重ねる”技! 「ライディングハイ」が提案するレイヤードスタイル

  • 2025.11.16

「神は細部に宿る」。細かい部分にこだわることで全体の完成度が高まるという意の格言である。糸や編み機だけでなく、綿から製作する「ライディングハイ」のプロダクトはまさにそれだ。そして、細部にまで気を配らなければならないのは、モノづくりだけではなく装いにおいても同じ。メガネと帽子を身につけることで顔周りの...

スペイン発のレザーブランドが日本初上陸! 機能性、コスパ、見た目のすべてを兼ね備えた品格漂うレザーバッグに注目だ

  • 2025.11.14

2018年にスペイン南部に位置する自然豊かな都市・ムルシアにて創業した気鋭のレザーブランド「ゾイ エスパーニャ」。彼らの創る上質なレザープロダクトは、スペインらしい軽快さとファクトリーブランドらしい質実剛健を兼ね備えている。 日々の生活に寄り添う確かなる存在感 服好きがバッグに求めるものとは何か。機...

着用者にさりげなく“スタイル”をもたらす、“機能美”が凝縮された「アイヴァン 7285」のメガネ

  • 2025.11.21

技巧的かつ理にかなった意匠には、自然とデザインとしての美しさが宿る。「アイヴァン 7285」のアイウエアは、そんな“機能美”が小さな1本に凝縮されており着用者にさりげなくも揺るぎのないスタイルをもたらす。 “着るメガネ”の真骨頂はアイヴァン 7285の機能に宿る シンプリシティのなかに宿るディテール...