今回は、この連載にお久しぶりの登場! Lightning、2nd、CLUTCHの統括編集長を務める松島親方がお届け。ちなみに、スウェットの好みは断然セットインスリーブで、色はオートミールや杢グレーというスタンダードカラーに偏る。パーカよりクルーネックが偉いと思っているんだそう。
フェローズの集大成みたいな一着。
フェローズが今年で創業30周年を迎えた。私とフェローズの最初の出逢いは、私がライトニング編集部に入るよりもっと前のこと。23歳だった。以前勤めていたゲーム系出版社に入社して間もない頃で、休日出勤した日の出来事だったのでよく覚えている。
当時はブランドの詳しいことはよくわからないままフェローズのチノパンを店員さんにすすめられて購入。長いことその一本を愛用していた。まだ、ウエスト31インチとか穿いていた時代。それから5年後、ライトニング編集部に入って、フェローズの存在がグッと近くなる。
当時から、フェローズはライトニングの中ではド定番ブランドだった。ブランドのことを詳しく知り、デザイナー兼オーナーの志村さんと出逢って話を聞き、ますますこのブランドの魅力にはまっていく。
魅力の一つが、イラストレーターでもある志村さんの手描きデザイン。ロゴマークでも、Tシャツのプリントの文字でも、フェローズのアイテムのほとんどが、志村さんの手描きによるもの。この手描きならではのデザインが大好きなのだ。
先日購入したスウェットシャツは、そんなフェローズの集大成みたいな一着。これは作品と言ってもいいだろう。合計何人だろう。様々な男女のイラストがプリントされている。使っている色数も贅沢。カタチはシンプルな両Vのクルーネックだが、こんなに鮮やかで、趣のある一着に仕上がっているのは、志村さん渾身のイラストによるところが大きい。
ひとまず一着オートミールを買ったのだが、他の2色も買い足そうかなぁって思うほど。さて、何人の男女が書かれているのかは、購入後の皆さんのお楽しみに。
【問い合わせ】
SMART CLOTHING STORE 二子玉川店
TEL03-6805-7336
https://www.pherrows.com
(出典/「Lightning 2021年10月号 Vol.330」)
photo/A.Kuwayama 桑山章
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