今回は、弊社のオープンオフィスのときに自分の古着を出品して、手つかずでいた部屋の整理と掃除に着手したが、もう少し手持ちの服を処分しないと収まりきらないと実感し落胆している編集部の最古参・ラーメン小池がお届け!
ヨコシマな性格なもんで。「Dry Bones」のStripe Prisoner Jacket
ヴィンテージのワークウエアをデザインモチーフにしたプロダクツは昔からあるけれど、最近見かけるようになったのが各国のプリズナージャケット(囚人服)の存在。その仕様といえばワークウエアながらシンプルなデザイン(ポケットをたくさん付けたら、囚人たちにいろいろ隠し持たれちゃう)で、ファッション的にもおもしろい。
でも最大の特徴は太いストライプ(ボーダーが主流)。逃亡されたり脱獄されないよう、あえて目立つようなデザインにするという当時の必要が生んだデザインだけど、この太いストライプは夜道でも目立つということで、バイカーたちにTシャツの柄として好まれたりと、いろいろとファッションの歴史を感じる柄だったりする。
個人的には、ブラックやネイビーの定番色は、この手のアイテムを世間でよく見るようになっても、アウトローバイカーでもないので手を出してこなかったアイテムのひとつだった。
そんな折に本誌でもおなじみのドライボーンズで見つけたのが鮮やかな赤のプリズナージャケット。王道のブラックストライプもラインナップしているけれど、カラーバリエーションでレッドを用意するのがドライボーンズらしさ。あくまで王道ではなく、良い意味でそこをハズしてくるセンスはさすが。赤いストライプのプリズナージャケットはこれまで見たことがないし、最近派手めなウエアが好きな私にも見事に刺さったってわけ。
これならワークジャケット由来のストライプジャケット的なイメージで着ることができるし、決して囚人には見えない。ただし、ウォーリーに見られる可能性は無きにしもあらずだけど……。
【問い合わせ】
ドライボーンズ東京
TEL03-5458-5688
http://www.dry-bones.com
※情報は取材当時のものです。現在取り扱っていない場合があります。
(出典/「Lightning 2021年10月号 Vol.330」)
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