スケートボード愛がたっぷり詰まった、スケートボードのインテリア。

大田区の大森駅にて「FiftyFifty Skateboard Shop」を運営する冨田“カレー”誠さん。そのキャッチーなニックネームが表すように、店内には愉快なスケートボードインテリアがぎっしり。そこには自身の“スケートボード愛”が存分に詰まっていた。

スケートボードのプロショップ「5050」にようこそ!

カレーさんはスケートショップのオーナーである以前に、スケート歴30年以上の生粋のスケートボーダー。コンテストのジャッジも務めるなど、 シーンの底上げに貢献している人物だ

中学生の頃にスナック菓子カールのカレー味を食べながらローカルスポットに赴いたことがきっかけで、カレーというキャッチーなニックネームがついた冨田さんが営む「5050」は、東京は城南地域のシーンを支えるプロショップ。

だが、今回はギアではなく、脇から固めるインテリアのお話。

「とにかく自分は身の回りのものは何でもスケートボードにしかったんです。家具やインテリアまでスケートボードにしたいって気持ち、スケーターならわかってくれるんじゃないかな。テーブルにしても椅子にしても、偶然見つけたものや手に入れたものばかりなんですが、どれもスケートボードだったら面白いなってところから来ていて、だったら自分で作っちゃえ! って感じででやってたら自然と数が増えていきました」

そうして造りあげたものには、どれもスケーターならではのアイデンティティが詰まっている。

「椅子ひとつをとっても、ちょうどお尻がはまるところにキック(デッキの前後の反り上がり部分)を持ってきたりとか、スケートボードの形状を活かした造りになっているんです。他にもデッキのスライド痕が芸術だと思ったら真っ白いデッキを何枚も並べてテーブルにしたりとか、スケート好きならば、なるほど! と思ってくれる要素が詰まっていますね」

オーナーご自慢のかわい子ちゃんがズラリ。

スケートボードの椅子が欲しいなと思いたち、すぐさまデッキを鉄筋の溶接加工場まで持っていき加工した思い出の逸品。デッキはSFの大手ディストリビューター、DLX社の記念モデル。

実はこの椅子、本誌の2008年4月号にも登場している。現在の場所に移転する以前の5050にてカウンターの椅子として使用していた(写真左上)。

Rootsの初期型デッキと’80年代のSantacruz のヴィンテージデッキを組み合わせたスケートボードチェアは、常に古いものには触れていたいと製作、骨組みは市販されていたものだが、現在は販売されていない。

ホームセンターで偶然見つけた折りたたみ椅子の幅が、デッキサイズだっため加工して座面に取り付け。取っ手をつけたのは、カスタムビルドデッキを製作するWooden Toyの大場さん譲りとのこと。

元々は近所から譲り受けた昔の古いテーブル。このように脚の細いテーブルは珍しいので、いただいた瞬間にデッキを取り付けようと思ったそう。座面のデッキは原板から切り出して製作したD.I.Y.。

元はフジローラーサイクルのラックルという商品。古いものを偶然いただいたことを機にトラックをIndependentの215にチェンジ。ステッカーを貼ったりチェーンを替えたりしてレストアした。

5050ライダーである小林幹夫さんが製作したドア。カレーさんが設計し、素地で収めてもらったものを塗装している。「5050」の2号目のお店のドアに使用していた。取っ手がデッキになっているところがポイントだ

「FIFTY FIFTY SKATEBOARD SHOP」とは?

東京・大森の地で15年以上にわたり営業を続ける、東京は城南地区を代表するスケートボードプロショップ。近隣の城南島海浜公園や八潮北公園スケートパークの建設にも尽力し、スケートスクールも運営。ローカルシーンの底上げに多大な貢献をしている。

チルスペースとして活用しているのテラスのテーブルは、お客さんでもある友人のタクちゃんのデッキを繋ぎ合わせて製作。毎回真っ白のデッキに乗っていたため、その削れ方が芸術だと感じ、テーブルに応用することを思いついたそう。もちろん本人のサイン入り。

【DATA】
FIFTY FIFTY SKATEBOARD SHOP
東京都大田区西糀谷4‐13‐20※現在の住所
TEL03-3766-7643
https://fiftyfifty.stores.jp/
http://ameblo.jp/skateboardlife

※取材時の店舗より移転しているため外観、内観ともに現在とは異なります。

◆

いろいろとスケートボード文化に触れることもできるので、最新ギアをチェックしがてら、チルしに行ってみてはいかが?

(出典/「Lightning 2019年5月号 Vol.301」)

この記事を書いた人
Lightning 編集部
この記事を書いた人

Lightning 編集部

アメリカンカルチャーマガジン

ファッション、クルマ、遊びなど、こだわる大人たちに向けたアメリカンカルチャーマガジン。縦横無尽なアンテナでピックアップしたスタイルを、遊び心あるページでお届けする。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

本格派でコスパも優れる「Amber Threads」のライトアウターで秋を始めよう!

  • 2026.10.05

古着店「DOSTYLE」を運営する「ドラマ」が手がける気鋭のアメカジブランド「Amber Threads」。“トレンドとヴィンテージを融合したアメカジスタイル”を掲げる同ブランドはバリエーション豊かなライトアウターを展開する。ヴィンテージをベースとした本格派でありながらコストパフォーマンスにも優れる...

日本の技で蘇る、旧きよきアメリカンベーシック。100年前の起毛機を使った「DISCUS」のスウェット

  • 2026.09.18

「ディスカス アスレチック」の「MADE IN JAPAN」プロジェクト。和歌山で受け継がれる約100年前の起毛機とそれを支える職人の技。そのこだわりから生み出されるスウェットの魅力を追った。 スウェットの裏側に宿る百年起毛 1973年、アメリカで誕生した「ディスカスアスレチック」。その歴史を日本の...

究極のクラシックを背負う。英国発バッグブランド「Billingham」のカメラバッグ『System-1』

  • 2026.09.24

英国生まれのバッグブランド「ビリンガム」。そして同ブランドを代表するモデル[システム-1]。"用の美"を極めたその実用性とルックスは昔も今も、服好きの心を捉えて離さない。 “機能美”を極めたクラシックバッグの筆頭 創業は1973年。写真を撮るのが大好きだったという創業者のために妻がカメラバッグを手作...

TRUE SWEATWEAR, MADE IN JAPAN. “未来のヴィンテージ”となる究極のスウェット。

  • 2026.09.29

スウェットやTシャツを中心に、高品質なプロダクトを創り続けるジャパンブランド「RIDING HIGH」。生地や糸より前の“綿”から開発するなど、徹底的なモノづくりの姿勢は国内外で高い評価を獲得している。そんな彼らが生み出すプロダクトは、すべてメイド・イン・ジャパンである。 [caption id="...

労働者やアウトドアマンに愛された実用服。「ウエアハウス」のフランネルシャツ

  • 2026.10.02

ミクロレベルまで研究し、古着と見間違うほどのプロダクツを現代に蘇らせるウエアハウス。当時の生産技術や時代背景までも丁寧に掘り下げられて完成した服は、限りなくヴィンテージに近い存在だ。そんな彼らが生み出す服こそ、オーセンティックと呼ぶにふさわしい。 糸そのものから再現し旧式の織り機を用いて製作 フラン...

Pick Up おすすめ記事

日本の技で蘇る、旧きよきアメリカンベーシック。100年前の起毛機を使った「DISCUS」のスウェット

  • 2026.09.18

「ディスカス アスレチック」の「MADE IN JAPAN」プロジェクト。和歌山で受け継がれる約100年前の起毛機とそれを支える職人の技。そのこだわりから生み出されるスウェットの魅力を追った。 スウェットの裏側に宿る百年起毛 1973年、アメリカで誕生した「ディスカスアスレチック」。その歴史を日本の...

トラッドの相棒にドゥニームのジーンズを! ウエアハウスが1988年のクラボウデニムを再現

  • 2026.09.17

1980〜90年代に日本のセルビッジジーンズの先駆けとして一世を風靡したデニムブランド「ドゥニーム」。同ブランドの創業当時のレシピをもとに、再始動を手掛けたのが「ウエアハウス」だ。彼らの徹底的な研究・解析によって生み出された至極の1本は、まさにオーセンティックそのもの。そして、本当の意味での“良い色...

今季ワードローブに加えたいアイテムを厳選紹介! 「EIGHT-G」で秋支度。

  • 2026.10.04

秋の装いが楽しくなる季節。ミリタリーやワークといったアメリカ由来の実用服をベースに、素材やディテールへこだわりを詰め込んだエイトジーの新作から今季のワードローブに加えたいアイテムをピックアップ。 (右)ジャケット110,000円(TMJ2615)、シャツ23,100円(8LS-81)、ジーンズ24,...

【連載】ビートルズのことを考えない日は一日もなかった

  • 2024.02.05

80年代、私的ビートルズ物語。 ビートルズ研究と収集に勤しむビートルデイズを始めて早44年(Since1980)。 なにをするにもビートルズが基準だった『昭和40年男』編集長のビートルズ史を、 当時の出来事とともに振り返ります。

無垢の金属、輝く伝統。純金や純プラチナを使った「市松」の究極の逸品

  • 2026.09.25

純金や純プラチナなど、純度100%の軟らかい金属をアクセサリーにするためには非常に高い技術が必要だ。それを可能にするのが「市松」。約30年にわたって培った“叩く”技術が可能にする唯一無二のリングの輝きに迫る。 熟練の技なくしては完成しない究極の逸品 原材料高騰の影響もあって、希少性が高まっている純金...