マスタングの対抗馬として誕生したスポーツカー「CHEVROLET CAMARO(シボレー カマロ)」とは?

’64年に登場したマスタングの大ヒットによって、ポニーカーと呼ばれるジャンルが誕生。GMも新たなにコンパクトなボディを持つスポーツモデル開発が急務だった。そこでFボディプラットフォームにスタイリッシュなハードトップボディを搭載したカマロを’67年に発売。ハイパワーエンジンをオプションで搭載できるようにするなど、若者のニーズを的確に捉えることで、デビュー当初から人気のモデルとなった。

【第1世代(1967年~)】3年間しか製造されなかった人気の初代カマロ。

1967 Chevrolet Camaro Z28

全長4.7mというコンパクトなボディサイズと、流麗なボディを持つカマロは、’67年にデビュー。2ドアハードトップとコンバーチブルのみの設定で、グレードもSS、RS、Z28の3種類だったが、豊富なオプションが用意され、組み合わせて販売された。第一世代は’69年で終了し、わずか3年間の短命に終わるが現在でもファーストカマロのファンは非常に多い。

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カリフォルニアでは見かけたしっかりとレストアされて甦った1968年式シボレー・カマロ・コンバーチブルの雄姿。オープンモデルにはこんな大人っぽいボディカラーがよく似合う。センス良し。
ドラッグレーサー仕様の1969年式シボレー・カマロSS。盛り上がったエンジンフードは「大きな心臓が入ってるぜ」と、V8エンジン搭載を主張しているかのよう。火が出るほど速いことは想像がつく。

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【第2世代(1970年~)】’70年代に突入し、ボディが大型化されたセカンドモデル。

1971 Chevrolet Camaro SS 396

’70年に登場した2代目モデルは、これまでのハードトップにかわってクーペに変更となり、同じFボディプラットフォームを使用しながらも、ボディはひとまわり大型化された。特にオイルショック前の前期モデルが人気で、左右二分割のバンパーを持つZ28は今でもファンが多い。

【第3世代(1982年~)】モダンな装備を多数採用した3代目モデル。

1982 Chevrolet Camaro Berlinetta

サードカマロ(3代目カマロ)」と呼ばれることも多い’82年登場のモデルは、先代と比べて若干コンパクトとなり、スクエアなデザインとなった。Z28に初めてインジェクションを採用し、後に全車がイジェクションを装備。またモデル中期に3速AT、4速MTがそれぞれ4速AT、5速MTへと多段化される。

【第4世代(1993年~)】’90年代に入り、一転して丸みを帯びた4代目カマロ。

先代のスクエアなデザインから一転、フロント周りは丸みを帯びたデザインとなり、一気に’90年代風のデザインとなった。ちなみにプラットフォームもホイールベースも先代から変更はなく、外装のデザイン以外は先代の基本構造を継承している。’98年には次世代のLS1エンジンを搭載。’02年に生産を終了。

【第5世代(2009年~)】5年のブランクを経て、初代モデルを意識したデザインを纏って復活。

2010 Chevrolet Camaro SS

先代モデルが終了した’92年から5年のブランクを経て、初代モデルを強く意識したフロントフェイスを持つ5代目カマロが待望の復活を遂げた。’07年公開の映画「トランスフォーマー」にコンセプトモデルを登場させ、プロモーションを行うが、’08年にGMが経営破綻することで、発売が遅れたと言われている。写真のV8エンジンを搭載したカマロSS。

【第6世代(2015年~)】史上初の、カマロターボが誕生。日本では「SS」「LT RS」「コンバーチブル」の3タイプが発売。

2016 Chevrolet Camaro

外観は先代モデルのキープコンセプトながら、シャシーやコンポーネンツを見直し、剛性を28%向上しつつ、約90 ㎏の軽量化を果たした現行モデル。搭載されるエンジンは、従来通り6.2リッターV8と、新開発の2リッター直列4気筒ターボを導入し、初のターボエンジンが搭載されることとなったのだ。

(出典/「別冊Lightning Vol.165 VINTAGE CARS」「Lightning2018年7月Vol.291」「Lightning 2020年2月号 Vol.310」)

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