バンだけでなくセダンも! カリフォルニアのサーファーが乗ってるクルマ拝見!

ルーフにボードを載せて、友人たちとボロボロのクルマでサーフトリップ、そんなシーンがアメリカでは古くから当たり前のように存在した。それが映画にもなって、いつしかそれはカルチャーに……。と、昔話はさておき、現代でもサーファーたちにクルマが必要なのは変わらない。カリフォルニアのサーフポイントで、「今」のサーファーたちのクルマのチョイスを検証する。

1.2017 Mercedes-Benz Sprinter(メルセデスベンツ スプリンター)

ブラックのスチールホイールに半ツヤの塗装(ヤレてツヤがなくなってるのかもしれないが)というだけで、メルセデスが趣味のクルマの匂いになるから不思議。決して旧いモデルではないけど、サーフィンにも仕事にも使えることからチョイスしたキャンベルさん。

2.1981 VW Vanagon Westfalia Camper(フォルクスワーゲン ヴァナゴン ウエストファリア キャンパー)

なんとオーナーは立っている男性ではなく、クルマに座っているキャサリンさん。女性にとって旧いクルマは難易度が高いと思われがちだけど、カリフォルニアでは誰もがクルマを運転するので、旧いクルマの扱いもお手の物。オレンジのボディカラーがお気に入りだという。

3.1971 VW Type2 Westfalia Camper(フォルクスワーゲン タイプ2 ウエストファリア キャンパー)

もう所有して8年になるというウエストファリアのキャンパーは、これにしたおかげで彼女とサーフトリップに出かけることが増えたという。気の向くままに海岸線をドライブし、日が落ちればキャンプもできるのはウエストファリアならではの強み。ボードも積めるしね。

これぞサーフトリップの良き相棒!

4.1987 VW Vanagon Westfalia Camper(フォルクスワーゲン ヴァナゴン ウエストファリア キャンパー)

仕事はシェフだというパコさんの愛車はVWヴァナゴンのウエストファリア・キャンパー。コンディションも上々で、趣味のサーフィンだけでなく、街乗りも元気に走ってくれるという。荷物がたくさん積めるのが大好き。

5.2009 Dodge Sprinter(ダッジ スプリンター)

【1】で紹介したメルセデスのスプリンターと同型なのは、クライスラーがダイムラー傘下だったから。このオーナーのウイリーはサーフスクールやシェイパー業など、サーフィンの世界にどっぷりの人。

このモデルはボードがそのまま中積みできるので、趣味に仕事に大活躍だ

6.1974 VW Type2(フォルクスワーゲン タイプ2)

こちらはキャンパー仕様ではなくノーマルのトランスポータータイプのバス。オーナーのジェフはアメリカ車のパワーよりも、VWのキュートでメローなスタイルがお好みのようで、旧いレイトバスをしっかりとレストアして日常使いしている。けっこう几帳面なヤツである。

旧いVWは現在でも大人気車種

7.1969 Chevrolet Sportvan(シボレー スポーツバン)

探そうと思うと意外とレアなクルマであることに気がつく’60年代のフルサイズバン。丸目のフロントマスクはワーゲンバスの兄貴みたいなスタイル。オーナーのデビッドはこれを4年間所有しているというお気に入りの1台。ちなみにこのバンにはヴァネッサという名前を付けているんだとか。

丸い目が愛らしい
ボードのほかに自転車も載せていた

8.1990 VW Vanagon(フォルクスワーゲン ヴァナゴン)

アパレルのショップスタッフをしているレベッカの愛車ヴァナゴンは、女性らしく真っ白のボディをチョイス。これは子どもたちも道具や荷物も積めるのでお気に入り。サーフボードはセカンド&サードシートを倒して中積みすることができるので、女性でも扱いやすいのがうれしいとのこと。

9.1969 VW Type1(フォルクスワーゲン タイプ1)

息子と娘をVWビートルに乗せてポイントにやってきたピエール。家族全員がサーファーなので、ルーフにボードを5枚積むという、エンドレスサマー顔負けのスタイルが印象的だ。3人乗車にボードも載せるので、お世辞にもスピードが出るとはいえない様子。

小さな愛車を 家族で愛す、 良き思い出

10.1983 Mercedes-Benz 300D(メルセデスベンツ 300D)

シンプルなルーフラックにサーフボードを載せたエリンの愛車は日本でもファンが多いW123。サーファーだからワゴンやバンではなく、何の変哲もないセダンを選ぶあたりに独特のこだわりを感じる。アメリカのW123は当時の法規制で顔が丸目4灯になっているのが特徴。ちなみにフルオリジナルであった。

アメリカ顔の ちょっと旧い ドイツ車もいいね

11.1972 VW Type2(フォルクスワーゲン タイプ2)

リアのスペースを使えばボードも余裕で収納できるのが最高だと、みんなと同じ理由でVWバスを手に入れたというクリスは、しっかりとレストアされたモデルをチョイス。足回りにはポルシェスタイルのアルミホイールを履いて、しっかりと主張しているところも見逃せない。

こんなラフに積むのがカッコいい

12.1962 Chevrolet Bel Air(シボレー ベル エア)

「今日は波乗りの来たわけじゃないんで、セダンなんだよね」と、他にもクルマ持ってるぜをアピールするケビンはプロツーリング仕様にカスタムされたベルエアを駆る。カーショーに持って行っても遜色ないクオリティのクルマを日常使いしているところは、よほどな愛好家である

13.1997 Cadge Ram 3500(ダッジ ラム 3500)

趣味のサーフィンに1人でも行けるように、大きなバンを探していて出会ったのがコイツだったというマトソン。ラムバンのなかでももっとも長い3500モデルを思い切りよく手に入れるところがやるね。しかも聞けば先週買ったばかり。若手のサーファーにはラムバンの中古は狙い目らしい。

14.1971 VW Type2 Westfalia Camper(フォルクスワーゲン タイプ2 ウエストファリア キャンパー)

サーフトリップに2人で行きたくて、そこそこヤレていた中古車のバスを手に入れたシャーロットとデイビッド。これを2人で修理して、ペイントが終わってやっと完成したという。この日の翌週からサーフトリップに行く予定だというからタイミング良く記念の写真が撮れたよね。

15.1968 Chevrolet Corvette(シボレーコルベット)

サーファーのクルマといえばワゴンやバンというのが常識だけど、ご覧のようなコルベットという人もいる。「サーフィンに行くときは助手席にボードを載せるんだよ」とオーナーのマークはさらり。アメリカではそれが成立しちゃうからおもしろい。なぜか車内に常備するヘルメットを被って撮影するという陽気な性格であった。

(出典/「Lightning 2017年7月号 Vol.279」)

この記事を書いた人
ラーメン小池
この記事を書いた人

ラーメン小池

アメリカンカルチャー仕事人

Lightning編集部、CLUTCH magazine編集部などを渡り歩いて雑誌編集者歴も30年近く。アメリカンカルチャーに精通し、渡米歴は100回以上。とくに旧きよきアメリカ文化が大好物。愛車はアメリカ旧車をこよなく愛し、洋服から雑貨にも食らいつくオールドアメリカンカルチャー評論家。
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