ずぼらな人におすすめしたいピアット。
今年の夏は外食率減り、自宅で食事を作ることも多くなった。とはいえ、記録的な熱さだったこの夏はガスコンロに火をつけるのも気持ち的にツライ。長時間火を付けている煮込み料理は避け、極力短時間でできるもの、そして極力洗い物が少なくてすむものばかり作っていたような気がする。
OIGENのピアット
っで、大活躍したのがオイゲンの南部鉄器製のピアット。金属造形家の廣瀬愼さんがデザインしたフライパン兼平皿で、調理した料理をそのまま食卓に並べられるというズボラな私にぴったりな調理道具だ。
20㎝サイズで、一人分の朝食プレートにちょうどいい。オーブンでも使えるので、ピザも焼けるし、鉄器ならではの蓄熱力でブロック肉を焼いてもOKだ。ハンドルが着脱式だから、コンパクトになるのも嬉しい。今人気のソロキャンプにもおすすめだ。
テフロン加工されている調理道具は焦げにくいしお手入れがとてもラク。一方、鉄そのままの鍋やフライパンは焦げ付きやすいし、洗うのも大変。でも鉄器の方が好きだ。テフロンが剥げることなく、ずっと使えるし、使い込むほどに染み込んだ油がいい味を出してくれる。嫁いだときから母が使っている鉄の重いフライパンのようになるには、まだまだ時間がかかるけど(鉄も革ジャンやデニムみたいに育つんだよね)。
鉄器のお手入れも慣れればそれほど苦ではない。熱湯を掛ければ、焦げもすぐに取れるし(水を少し入れて火を掛けながらフライ返しとかで焦げを剥がしてもOK)。最後に油を塗れば、徐々に焦げにくくもなるし。ただし、濡れたままで放置して錆びないようにだけしないと。私、やりがちだなぁ。
【問い合わせ】
及源鋳造
TEL0197-24-2411
http://oigen.jp
(出典/「Lightning 2020年11月号 Vol.319」)
Photo/Y.Amino 網野貴香
関連する記事
-
- 2024.11.10
ドブネズミみたいに美しくなりたいあなたへ最適のレザージャケット。
-
- 2024.11.09
スウェード×パープルが最強のスウェードバッグに出会う。
-
- 2024.11.07
重要な仕事道具だから妥協はしない。だから選んだプロテックスのキャリー。
-
- 2024.10.10
音楽室では上ばかり見ている少年だった男が選んだスウェットシャツ。