これは使える! そのままお皿になる南部鉄器のフライパン。

欲しいモノが尽きないライトニング編集部員が、いま気になるモノから実際に購入しちゃったモノまで、ジャンルに限らず何でも紹介! 今回は、10年以上前に十和田湖周辺にある店で見つけて愛用している鉄鍋も、偶然にも今回紹介するオイゲンだった編集部の紅一点・めぐミルクがお届け!

ずぼらな人におすすめしたいピアット。

今年の夏は外食率減り、自宅で食事を作ることも多くなった。とはいえ、記録的な熱さだったこの夏はガスコンロに火をつけるのも気持ち的にツライ。長時間火を付けている煮込み料理は避け、極力短時間でできるもの、そして極力洗い物が少なくてすむものばかり作っていたような気がする。

OIGENのピアット

OIGENは、1852年に創業した南部鉄器の老舗、及源鋳造のブランド。ピアットには20㎝、24㎝、27㎝の3サイズがあり、写真は20㎝の中皿サイズで一人用にぴったりだ。直火はだけでなくオーブンでも使用可能。5500円(及源鋳造 TEL0197-24-2411 http://oigen.jp)

っで、大活躍したのがオイゲンの南部鉄器製のピアット。金属造形家の廣瀬愼さんがデザインしたフライパン兼平皿で、調理した料理をそのまま食卓に並べられるというズボラな私にぴったりな調理道具だ。

着脱可能なハンドル。本体に引っ掛けやすいデザインになっているので、コンロからテーブルへの移動もスムース

20㎝サイズで、一人分の朝食プレートにちょうどいい。オーブンでも使えるので、ピザも焼けるし、鉄器ならではの蓄熱力でブロック肉を焼いてもOKだ。ハンドルが着脱式だから、コンパクトになるのも嬉しい。今人気のソロキャンプにもおすすめだ。

フライパンよりも断然浅く平皿のよう。フラットな形状なので、料理も切り分けも簡単にできる

テフロン加工されている調理道具は焦げにくいしお手入れがとてもラク。一方、鉄そのままの鍋やフライパンは焦げ付きやすいし、洗うのも大変。でも鉄器の方が好きだ。テフロンが剥げることなく、ずっと使えるし、使い込むほどに染み込んだ油がいい味を出してくれる。嫁いだときから母が使っている鉄の重いフライパンのようになるには、まだまだ時間がかかるけど(鉄も革ジャンやデニムみたいに育つんだよね)。

鉄器のお手入れも慣れればそれほど苦ではない。熱湯を掛ければ、焦げもすぐに取れるし(水を少し入れて火を掛けながらフライ返しとかで焦げを剥がしてもOK)。最後に油を塗れば、徐々に焦げにくくもなるし。ただし、濡れたままで放置して錆びないようにだけしないと。私、やりがちだなぁ。

中央にはOIGENのロゴを型押ししている。裏の接地面は14.1㎝。テーブルに置くときは鍋敷きの上に置こう。。鉄ならではの蓄熱力で、温かさも持続する。鉄分摂取もできるぞ。

【問い合わせ】
及源鋳造
TEL0197-24-2411
http://oigen.jp

(出典/「Lightning 2020年11月号 Vol.319」)

この記事を書いた人
めぐミルク
この記事を書いた人

めぐミルク

手仕事大好きDIY女子

文房具、デザイン、ニッポンカルチャーなどのジャンルレスな雑誌編集を経てLightningへ。共通しているのはとにかくプロダクツが好きだということ。取材に行くたび、旅行するたびに欲しいものは即決で買ってしまうという散財グセがある。Lightningでは飲食、ハウジング、インテリアなどを担当。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

時間を重ねて、ヴィンテージになる。「RAGGY CLOTHING」の何年先も、格好いいと思える服

  • 2026.10.02

時代が変わっても、色褪せない格好よさがある。「ラギークロージング」が大切にするのは、流行に左右されない普遍的さ。アメリカンカジュアルの王道を、いまの時代に自然に着られる1着へと仕立てる。 旧きよき服を現代の日常に アメリカンカジュアルの王道を見つめながら、現代の日常に馴染む服を作る「ラギークロージン...

いつもの装いに、頼れる履き心地。この秋は、コートスニーカーとチロリアンシューズがあればいい

  • 2026.09.18

トラッドな装いになら、足元はやっぱり品よくいきたい。でも、履き心地だってこだわりたい。そんな欲張りな気分に応えてくれるのが「ロックポート」。クラシックな佇まいと快適さを両立した2足を紹介する。 品よく履けて、しっかり快適 「お洒落は我慢」とは言うけれど、格好よさも履き心地も譲れない。そんなわがままに...

労働者やアウトドアマンに愛された実用服。「ウエアハウス」のフランネルシャツ

  • 2026.10.02

ミクロレベルまで研究し、古着と見間違うほどのプロダクツを現代に蘇らせるウエアハウス。当時の生産技術や時代背景までも丁寧に掘り下げられて完成した服は、限りなくヴィンテージに近い存在だ。そんな彼らが生み出す服こそ、オーセンティックと呼ぶにふさわしい。 糸そのものから再現し旧式の織り機を用いて製作 フラン...

無垢の金属、輝く伝統。純金や純プラチナを使った「市松」の究極の逸品

  • 2026.09.25

純金や純プラチナなど、純度100%の軟らかい金属をアクセサリーにするためには非常に高い技術が必要だ。それを可能にするのが「市松」。約30年にわたって培った“叩く”技術が可能にする唯一無二のリングの輝きに迫る。 熟練の技なくしては完成しない究極の逸品 原材料高騰の影響もあって、希少性が高まっている純金...

Pick Up おすすめ記事

究極のクラシックを背負う。英国発バッグブランド「Billingham」のカメラバッグ『System-1』

  • 2026.09.24

英国生まれのバッグブランド「ビリンガム」。そして同ブランドを代表するモデル[システム-1]。"用の美"を極めたその実用性とルックスは昔も今も、服好きの心を捉えて離さない。 “機能美”を極めたクラシックバッグの筆頭 創業は1973年。写真を撮るのが大好きだったという創業者のために妻がカメラバッグを手作...

無垢の金属、輝く伝統。純金や純プラチナを使った「市松」の究極の逸品

  • 2026.09.25

純金や純プラチナなど、純度100%の軟らかい金属をアクセサリーにするためには非常に高い技術が必要だ。それを可能にするのが「市松」。約30年にわたって培った“叩く”技術が可能にする唯一無二のリングの輝きに迫る。 熟練の技なくしては完成しない究極の逸品 原材料高騰の影響もあって、希少性が高まっている純金...

TRUE SWEATWEAR, MADE IN JAPAN. “未来のヴィンテージ”となる究極のスウェット。

  • 2026.09.29

スウェットやTシャツを中心に、高品質なプロダクトを創り続けるジャパンブランド「RIDING HIGH」。生地や糸より前の“綿”から開発するなど、徹底的なモノづくりの姿勢は国内外で高い評価を獲得している。そんな彼らが生み出すプロダクトは、すべてメイド・イン・ジャパンである。 [caption id="...

ガレージ、インテリア、リフォームまで! 趣味人のための、物件案内。

  • 2020.01.20

好きなものと暮らす、理想の城を手に入れよう。 家は、ただ暮らすためだけの場所じゃない。 どこに住むか、どんな空間にするか、そこで何を楽しむか。 ガレージハウスやアメリカンハウス、趣味部屋、インテリア、リノベーションまで、 「Lightning」ならではの視点で趣味人の理想の住まいを紹介する。

#PR

【連載】ビートルズのことを考えない日は一日もなかった

  • 2024.02.05

80年代、私的ビートルズ物語。 ビートルズ研究と収集に勤しむビートルデイズを始めて早44年(Since1980)。 なにをするにもビートルズが基準だった『昭和40年男』編集長のビートルズ史を、 当時の出来事とともに振り返ります。