ダサいと言わせない! ダメージジーンズのおすすめから大人メンズコーデまで徹底解説。

ダメージジーンズというと、履き込んで経年変化とともに自然とできたダメージをリペアしつつ楽しむものと、最初からエイジング加工が施された新品のダメージジーンズがある。

どちらも、着こなし次第ではダサくも、やりすぎにも見えるので注意が必要。だが、大人世代にはダメージジーンズをおしゃれに着こなす方々も多い。

そこで年齢を気にせず幅広く楽しんいただけるダメージジーンズをLightning編集部がセレクト。そして大人業界人のおしゃれなダメージジーンズコーデをお届け。ぜひ参考にしてみて。

ジーンズ通おすすめの大人向けダメージジーンズブランドといえばこの5ブランド。

リジッドジーンズを破けるほど穿き込んだジーンズもいいけれど、すでにリペアまで施されているジーンズも世の中には多くリリースされている。そんなリアルな加工ジーンズを得意とする、デニムラバーなら言わずと知れた5つのブランドをまずは紹介しよう。

1.FDMTL (ファンダメンタル)

CLASSIC STRAIGHT DENIM CS89

津吉学氏が手掛けるデニム中心のアパレルブランド「ファンダメンタル」。日本文化感じるリメイク加工が特徴。こちらはインディゴ染めの生地を中心とした加工生地でリメイク加工を施した一本。まるで日本古来の襤褸を彷彿させるような仕上がりに。ベースとなるデニムは、股上にほどよく余裕を持たせたクラシックストレート。裾幅調整し、パターンを一工夫。

さり気なくバックポケットの片方にだけ、リメイクを施している。これ が特徴的なバックスタイルを演出してくれるわけだ
ダメージ部分には、インディゴ染めの生地をパッチワーク状にリメイクしている。この生地にもしっかりとユーズド加工している

【問い合わせ】
FDMTL
TEL03-6721-6561
https://www.fdmtl.com/ja/

2.ANACHRONORM(アナクロノーム)

※現在取り扱いなし

もはや作品ともいうべき加工の名門。ダメージジーンズに躊躇してしまう大人世代であっても、アナクロノームであれば品よく誰でも履きこなせるはず。こちらは腿周りはほどよくゆったりしていて、裾にかけてのテーパードが強調されたガンマシルエットのモデル。アメリカンコットンを用いた12.5oz のセルビッジデニムを使い、破れやすい膝部分にリペア加工。

膝に施したダメージ部分には、デニムのあて布でリペアを施している。 よく見るとトーンの異なるあて布を組み合わせている
ボタンフライ仕様で、オリジナルボタンはすべて錆びつかせている。 リベット部分はオリジナルで製作したスチール素材のもの

【問い合わせ】
アナクロノーム コンテキストギャラリー 
TEL03-5784-2669
https://anachronorm.jp/

3.by GLAD HAND(バイ グラッドハンド)

GLADDEN – DENIM “TYPE-1 A”

1900年代初頭のライフスタイルや空気感を現代のファッションに落とし込む「by GLAD HAND」。こちらは定番デニムであるTYPE-1に何度もダメージとリペアを重ねた力作。ダメージジーンズ好きをも虜にする出来栄えだ。14ozのオリジナルセルビッジを使った太めのストレートシルエットで、よく見るとリペア部分に使ったあて布が箇所によって異なり、まるで古着のようなリアリティを実現している。

クラッシュやリペアだけでなく、長年穿き込んだような汚れ加工もお 見事。ダメージ部分に使ったあて布も箇所によって変えている
背面にはまるでヴィンテージのよう に縮んだレザーパッチが付き、なんともいい雰囲気に。丸みのあるバックポケットも個性的だ

【問い合わせ】
グラッドハンド コア 
TEL03-6438-9499
https://shop.glad-hand.com/

4.SUGAR CANE(シュガーケーン)

Lot No. SC41501R

アメリカ向け衣料メーカーとして誕生したジャパンメイドブランドならではの、漂うアメリカンな雰囲気は唯一無二。質の高さとワイルドさがシュガーケーンの魅力だろう。こちらは理想のエイジングを追求するロンスターシリーズのスリムフィットモデル。砂糖黍の繊維を混紡したオリジナルデニムを使用。10年穿き込んだことを想定した加工は、大胆にダメージを施し、腿から膝裏にかけて大きなあて布を配してリペアした。

腿から膝にかけては、相当なダメ ージを受けることを想定し、大胆にクラッシュ。破れが広がらないように裏布を当ててリペアした
濃淡だけでなく穿き込みのシワま で再現したエイジングがお見事。トップボタンには錆を施すなど、10年使い込んだ風合いを表現した

【問い合わせ】
東洋エンタープライズ 
TEL03-3632-2321
https://www.sugarcane.jp/

5.OLD CROW(オールドクロウ)

RODDER DENIM

ボビー・グリーンとグラッドハンドによる共作で、2017年より始動した注目ブランド。こちらのロッダーデニムは、14ozのセルビッジデニムを使用。うまく濃淡を出したエイジング加工に加えて、さり気ないダメージをプラスしている。

いわゆるヒゲと呼ばれるモモ周りのアタリもしっかりと再現。その部分にさり気なくダメージを入れており、より自然な風合いにした
シルエットは膝下からストンと落ちた男くさい無骨なストレート。色落ちした部分には汚れ加工を施しているのも無骨さを格上げ

【問い合わせ】
グラッドハンド コア 
TEL03-6438-9499
https://shop.glad-hand.com/

2022年版メンズにおすすめしたい、ダメージジーンズ11本。

ライトニング編集部の面々が、自分好みのジーンズを主観で目利き。各社が誇るエイジング加工を施した、2022年の旬な加工モデルの中からダメージジーンズをピックアップしてご紹介! 自分好みのエイジング加工をぜひ見つけてみて!

1.Japan blue jeans(ジャパンブルージーンズ)|J8717SM 1万9800円

アメリカ西海岸のビーチをモチーフに、デニムならではの遊び心を加えた加工シリーズ。1本1本職人の手で丁寧にダメージや、リメイク加工を施したデザインは、他にはない本格的な仕上がりが特長です! 抜群の穿き心地と美しいシルエットも魅力となってます。(ADちゃん)

加工度:ハード
シルエット:ややタイト
色落ち:ややライト

【問い合わせ】
ジャパンブルージーンズ児島店
TEL086-486-2004

2.Calee(キャリー)|Vintage reproduct straight used denim pants 3万3000円

色落ちもラフで好みなんだけど、一番はペンキ汚れのようなリフレクタープリント! 暗闇でしっかりと光ってクレマス! シルエットは501XXタイプの若干のテーパードを入れたストレートシルエット。ボタンフライ仕様など、当時のディテール素敵です(ランボルギーニ三浦)

加工度:ややハード
シルエット:ストレート
色落ち:ライト

【問い合わせ】
スチュワーズレーン トウキョウ 
TEL03-6434-1278

3.Big John(ビッグジョン)|MMM134J Carrot Leg 2万5300円

俺は普段はストレートデニムを穿くんだけど、意外にテーパードジーンズって嫌いじゃないんだよね、まぁ俺は穿かないけど(笑)。でもブーツインとかハードなブーツスタイルが好きな人は、買いな一本だと思う。なによりタイトなシルエットが綺麗だね。(モヒカン小川)

加工度:ややハード
シルエット:タイト
色落ち:ややライト

【問い合わせ】
ビッグジョン
TEL086-477-3800

4.fdmtl(ファンダメンタル)|FA22/MT88 4万4000円

かなり激しい表情を見せるエイジングジーンズは、FDMTLの逸品。フロントに施された破れなどのダメージは、デイリーユースでは決して味わえない表情だと思います。春の着こなしなら、メリハリのあるインディゴカラーなのでアクセントに使えそう。(ADちゃん)

加工度:ハード
シルエット:ややタイト
色落ち:ややダーク

【問い合わせ】
FDMTL
TEL03-6721-6561

5.Resound Clothing(リサウンドクロージング)|RC15-ST-006 価格未定

すっきりとしたテーパードシルエットは、スタイリッシュに見える。パッチワークのリペア加工もいい感じのアクセントになっている。ストレッチストレートデニムならではの、穿き心地の良さはクセになりそうデス。(ADちゃん)

加工度:ハード
シルエット:ややタイト
色落ち:ややダーク

【問い合わせ】
リサウンドクロージング 
TEL06-6441-6041

この記事を書いた人
ラーメン小池
この記事を書いた人

ラーメン小池

アメリカンカルチャー仕事人

Lightning編集部、CLUTCH magazine編集部などを渡り歩いて雑誌編集者歴も30年近く。アメリカンカルチャーに精通し、渡米歴は100回以上。とくに旧きよきアメリカ文化が大好物。愛車はアメリカ旧車をこよなく愛し、洋服から雑貨にも食らいつくオールドアメリカンカルチャー評論家。
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