2ページ目 - アメリカ生まれの定番アウトドアブランド8選。名作アイテムもチェック!

5.革新的な技術と環境保全活動で世界中のアウトドアズマンを魅了する「Patagonia(パタゴニア)」。|創業1973 年|カリフォルニア州ベンチュラ

1973年にクライマーのイヴォン・シュイナードによって設立されたパタゴニア。アウトドアブランド黎明期から革新的な素材やアイデアを取り入れ、独自のレイヤリングスタイルを確立するなど、過酷な環境に挑む世界中のアウトドアズマンたちをサポートし続けている。

商標の着想を得た風景。パタゴニアのフィッツロイ山の稜線

それを象徴するのが、効果的に水分を吸湿発散するキャプリーン・ベースレイヤーや、フリースの存在を一躍有名にした軽くて温かいシンチラ。機能的なミニマリズムを追求したアイテムは、最新テクノロジーを貪欲に取り入れながら現在も進化を繰り返している。

1966年に撮影された、前進であるシュイナード・イクイップメント時代の1枚。左から3番目がイヴォン・シュイナード

さらに環境保全活動にも早くから注目し、環境問題に焦点を絞った啓蒙キャンペーンも積極的に実施。これまでに8200万ドル以上の助成金やアイテムを、様々な環境保護グループに提供している。

シュイナードがクラミングで使用するピトンを、自ら製造し始めたのが全てのはじまり。こちらは当時製造していたピトン

「パタゴニア」の名作といえばこれ。

豊富なカラバリや柄が揃う定番のメンズ・バギーズ・ショーツ。日差しから保護する丈夫なサプレックス・ナイロンを使用。そのほかスナップT・プルオーバーも定番中の定番だ。

【問い合わせ】
パタゴニア日本支社 カスタマーサービス
TEL0800-8887-447
http://www.patagonia.jp

6.ネイティブアメリカンたちも儀式で愛用した伝統的なブランド「PENDLETON(ペンドルトン)」。|創業1863 年|オレゴン州ポートランド

150年以上の歴史を誇る老舗ブランドのペンドルトンは、6代に渡るファミリーカンパニーで維持されている。1800年代に自社の毛織工場で生産された毛布は、ネイティブアメリカンたちの基本的衣服として用いられ、様々な取引や儀式でも重宝されたほど。今もブランドを代表するアイテムとして知られている。

1900年代に入ると新たに織布工場を構え、スーツ地を含む多様な生地の生産もスタート。メンズのウールシャツを中心に、バージンウールのスポーツウエアをフルラインナップで用意し、アパレル事業も急成長を遂げた。現在も創業ファミリーのビショップ家の指揮のもと成長し続けているが、この家系は現場に出ることを重視するという経営の伝統を大切にしている。そして今もアメリカの織物技術や伝統を守り続けている。

「ペンドルトン」の名作といえばこれ。

ネイティブアメリカンのネズバース部族の長、ジョセフを称えたブランケット。このデザインは1920年から今日までリリースされるロングセラーモデル。

【問い合わせ】
エイアンドエフ
TEL03-3209-7575
http://www.pendleton.jp

7.ブランド消滅から20 年の歳月を経て現代に蘇った伝統的なダウンベスト「Rocky Mountain Featherbed(ロッキーマウンテン フェザーベッド)」。|創業1960年代後半|ワイオミング州ジャクソンホール

オーセンティックなウエスタンヨークをアイコンとしたダウンベストで知られるロッキーマウンテン フェザーベッド。その歴史は1960年代後半にまで遡ることができる。まるで羽毛布団(フェザーベッド)のような防寒性と保温性を保証したベストは、カウボーイはもちろん登山家や冒険家からも重宝され、アメリカ全土で人気を博す。

ロフトにダウンを挿入する行程は、職人による手作業が基本。そのため場所によってボリュームを微妙に調整して美しいシルエットを実現している

しかし残念ながら1980年代後半にブランドは消滅してしまう。ところがその頃、1人の日本人がこの伝統的なベストを収集し始める。そして20年という歳月を経て研究とテストを重ね、2005年にオリジナルを超えるレベルのリプロダクトを完成させた。現在入手できるロッキーマウンテン フェザーベッドのベストは日本発となるが、当時のモデル同様に世代を超えて世界中の人々を魅了し続けている。

ダウンはヨーロッパ産のダウンを採用。あえてフェザーを10%入れることでロフト感を演出。クオリティーの高さを保つため、洗浄は日本国内で行われている

「ロッキーマウンテン フェザーベッド」の名作といえばこれ。

オリジナルを彷彿とさせる、クラシカルな雰囲気漂うタンカラーのクリスティーベスト。ヨーロッパ産の撥水ダウンを使用するなど、伝統的なアイテムに現代のエッセンスをさりげなくプラスしている。

【問い合わせ】
サーティーファイブサマーズ
TEL03-5825-3588
http://rocky-mountain-featherbed.com

8.往年の機能素材60/40を取り入れたマウンテン・パーカーは永遠の定番品「SIERRA DESIGNS(シエラデザインズ )」。|創業1965年|コロラド州ボルダー

アウトドアシーンで根強い人気を誇る機能素材、60/40(通称ロクヨンクロス)をイチ早く採用してきたシエラデザインズ。そのフロンティアスピリッツは、ブランド設立から50年以上が経過した現代にも受け継がれ、定番モデルのマウンテン・パーカーを中心に多くのアイテムに使われ続けている。ウエアだけでなくギア類も充実し、1987年に発表された名作モデルのテント、ミータライトはその後のテントのデザインにも大きな影響を与えた。

1971年にバークレーにあったショッ プ兼ファクトリー前で撮影された、当時のスタッフの集合写真。創業者のジョージ・マークスとボブ・スワンソンが中央に並んで写っている

現在はカリフォルニア州のエミリービルを経て、コロラド州ボルダーに本拠を移転。新たなアイテムの研究や開発に力を注いでいる。60/40ならではの素材感は、最新のハイテク素材にはない深い味わいがあり、往年のアメカジスタイルにもマッチするため、日常着に取り入れている人も多い。

「シエラデザインズ」の名作といえばこれ。

ロングセールスの記録を更新し続ける永遠の定番アイテム、マウンテン・パーカー。10色を超える豊富なカラバリも魅力。アメカジ好きなら一着は持っていたい名品。

こちらは1977年のカタログ。マウンテン・パーカーは現在リリースされているモデルと、ほとんど変わっていない。これぞ時代を超えて愛されているアイテムの証

【問い合わせ】
アリガインターナショナル
TEL03-6659-4126
http://www.sierradesigns.jp

アメカジ好きには欠かせないアメリカ生まれのアウトドアブランド。ファッション性の高さと機能性を兼ね備え、タウンユースでも活躍すること間違いなし。せっかくなら歴史ある定番ブランドの名作をクローゼットのレギュラーに、そしてアウトドアシーンで愛用したい。

(出典/「Lightning 2017年5月号 Vol.277」)

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