17.セバスチャン・チルパスさん|1928 TERROT 350HST(テロ350HST)
フランスのシルクスカーフブランドである「A PIECE OF CHIC」のデザイナーであるセバスチャンの愛車は、いまは無きフランスのバイクブランドのテロ。自転車の名残が残されたフレームには350㏄のエンジンを搭載する。車両の時代感に合わせた服装やヘルメットなど完璧なコーディネイトに脱帽!
18.カストロさん|1999 KAWASAKI VN800(カワサキVN800)
アルゼンチンからはるばるフランスのレースへとやってきたカストロさんの愛車はカワサキが誇るVツインクルーザーであるVN800(日本や北米市場ではバルカン800)。タンクやシートなどを小ぶりなタイプに変更し、見事なナロースタイルへと昇華させた。ファッションはTシャツに革ジャン、ジーベストというスタイル。バイクを降りたら革ジャンを脱いでTシャツにベストを着ればOK。2WAYで決まるコーデはマネしたいところ。
19.「No name !」古俵大輔さん|1943 Harley-Davidson WL(ハーレーダビッドソンWL)
セレクトショップ「ノーネーム」の代表である古俵さんのWLは、パーツは当時モノで時代感を合わせているが、ペイントは車両の年代に合わせてヴィンテージ感のある塗装をアリゾナワークスで施した。フロントフェンダーにあしらわれたオーナメントは、’40年代に実在したキャラクターをサンプリングしたショップのオリジナルマスコット。シャツにベスト、カラーパンツで街乗りにぴったり。
20.佐近充勇太さん|1959 TRIUMPH T20 Tiger Cub(トライアンフT20タイガーカブ)
マットブラックに塗装した以外はノーマルを基調としたタイガーカブ。「排気量が小さく高回転まで使えるので乗っていて楽しいですよ」と佐近充さん。レッド・ウィング・シュー・ストア大阪店に勤務するだけあって足元はハンツマンをセレクト。
21.北村祐次さん|1979 YAMAHA XS650(ヤマハXS650)
ラットロッドのイメージでギュッとコンパクトにカスタムした個性的なXSチョッパーは、自分でカスタムしたという力作。車両と同系色のオーバーオールを主役にしたコーディネイトも好印象でスタイルのある雰囲気に。
22.「No name !」HIROさん|1969 BSA B44
ノーマルであるスクランブラースタイルをキープし続けて丁寧に乗っているHIROさん。今年らしい開襟シャツやバイカーズキャップなどアットダーティのアイテムで構築したコーディネイトでこなれ感のある仕上がりに。
23.戸倉義人さん|1971 KAWASAKI W1SA(カワサキW1SA)
以前はトライアンフに乗り、現在はW1とバーチカルツイン党の戸倉さん。フルノーマルでもサマになるのは旧車ならではの楽しみ方の一つ。スカーフやベストなどクラシカルなスタイルも違和感なく車両にマッチ。
24.「The REAL McCOY’S」辻本仁史さん|1984 BMW R80G/S Paris-Dakar
’84 〜’85年の2年しか作られていないパリダカ仕様のR80G/Sを何台もコレクションする辻本さん。タンクには名ライダーであるガストンライレーのサインも入り、計器周りの樹脂類も日焼けがなく、コンディションの良さを物語る。この車両に乗るときは、肩肘を張らないラフな服装で跨るのがスタイルなのだとか。
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25.橋辺洋一郎さん|YAMAHA SR400(ヤマハSR400)
純正のキャストホイールや当時のペイントのままのタンクなど、マニアックなコダワリを随所に散りばめたSR。タイヤパターンは荒めだが一般道の走行が可能なうえ、ロードタイヤでは出せないアクティブなシルエットに仕上げた玄人志向な一台だ。七分袖にシャツをレイヤードしたのがポイントに。マネしたくなるゆるさが勇逸。
女性ライダーのバイクファッションもチェック!
「LICKS」山口サチエさん|1947 Harley-Davidson EL
純正ではリジッドフレームしか存在しないナックルヘッドをKフレームに搭載し、トライアンフのフロント周りを流用したコンパクトなスタイルに仕上げられた1台。こちらもカスタムはHawg Holic によるもので、当初は乗りこなすのに時間がかかったが今では全てのディテールに愛着が湧いていると言う。白のロンTとデニムの王道スタイルで。
「ARROGANT LUNGE」内田千鶴さん|1951 Triumph T100
タンクからシートカウル、フェンダーまで一体となったワンオフの鉄ボディが圧倒的な存在感を放つT100。スポーティなオールアルミエンジンに備えられたAWARD CYCLEのフィン付きタイミングカバーがエンジンの造形美を強調する。何よりこのカスタムバイクに乗るのは女性オーナー……恐るべし。クラシックな装いもまた、上級者だ。
渋谷麻美さん|1963 Harley-Davidson FLH
リジッドフレームにロングのスプリンガーやシッシーバーを装着するハードなパンヘッドチョッパーで、男性顔負けの走りを見せた麻美さん。最後は旦那様に敗れたが、千里浜サンドフラッツで夫婦対決は初めてだったかも? とにかくツナギをここまでかわいく着こなせている時点で優勝だ。
◆
春夏コーデはTシャツにジーンズ、あとは何か羽織る……という人も多いだろう。時には愛車とカラーコーデしてみたり、ヴィンテージに合わせてレトロな装いを取り入れてみてはいかがだろうか。大人バイカーコーデで、もうダサいなんて言わせない!
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Text/Y.Kinpara 金原悠太
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