▼双璧をなす「ヒノヤ」も注目
U.S.SURPLUS(米軍放出品)
米軍が兵士への支給品の余剰分を民間へ払い下げられたものがサープラス品と呼ばれるもの。日本を代表する老舗ミリタリーショップの中田商店なら、お値段以上の価値のある払い下げ品に出会えるのだ!
1.【ECWCS 用フリースライナー】レイヤードスタイルの実用的な保温着!
アメリカ陸軍ネイティック研究開発技術センターによって1980年代に開発された拡張式寒冷地被服システム(ECWCS、通称エクワックス)。その第三世代にあたり、レベル3と呼ばれるフリースジャケット。気温域に合わせてアウターとして着用でき、この上にゴアテックスパーカなどを羽織り、インナーとしても活用できる優れもの。
2.【ECWCS Gen.3 EXTREME COLD PARKA LEVEL-7】摂氏−45.6℃まで耐えられる究極の防寒着。
最高の保温力を誇るレベル7ジャケット。その内部に使われるプリマロフトは、米ALBANY社が開発したマイクロファイバー素材で、ダウンより高い保温力を誇る。ウィンターシーズンに備えてぜひ1枚入手しておきたい。
MORGAN MEMPHIS BELLE(モーガン メンフィスベル)
第二次世界大戦中の欧州戦線に従軍し、最初に25回のミッションを達成したことで有名となったB-17爆撃機「メンフィスベル」。その機長を務めたロバートK・モーガン氏の名を冠した、良質なミリタリーウェアをリリースするブランドだ。
3.【TYPE N-3B】クラシカルな表情ながら着心地は最高品質!
N-3Bフライトジャケットの意匠を元に、高機能素材で再構築したのがこちら。中綿にデュポン社が開発した「コンフォマックス」という、中綿として世界で初めて保温性、防風性、防水性、透湿性を併せ持った断熱素材を採用。ボリュームのあるコヨーテファーと相まって、非常に優れた着心地を体験できる。
HELIKON-TEX(ヘリコンテックス)
1983年にポーランドのサープラス業者を前身として創業されたブランド。現在はヨーロッパを中心に、世界中にミリタリー衣料・装備を、プロからファッションのマーケットまで供給している。
4.【“WOLFHOUND”CLIMASHIELD TACTICAL JACKET】細めのフィッティングはあらゆるシーンで活躍。
ヘリコンテックスが新たにリリースした最新アイテムのタクティカルジャケット。優れた断熱素材であるクライマシールドAPEXを採用しており、軽量ながら優れた保温力を発揮する。単体での着用はもちろん、コンパクトなデザインなのでインナーとしても使いやすい。
SESSLER(セスラー)
低価格ながらもディテールにしっかりとこだわったミリタリーウエアをリリースするセスラー社。時代考証にこだわり、競合他社にない商品のラインナップが魅力。ミリタリー好きはぜひ押さえておきたいブランドだ。
5.【JANGLE FATIGUE JACKET&PANTS 初期型(1964年タイプ)】ファン垂涎の初期型をリアルに再現!
ベトナム戦争に投入された戦闘用野戦服であるジャングルファティーグ。熱帯ジャングルでの着用を考慮しており、通気性の高い生地感が特徴だ。こちらはそのファーストモデルを忠実に再現。ツヤありボタンが剥き出しになったポケットなどを忠実に再現しながらも、良心的なプライス設定なのが嬉しい。
6.【UTILITY SHIRTS&PANTS】着込むほど味が出る、実物同様の生地感。
ジョンレノンも公私ともに愛用していた米軍のユーティリティシャツ。そちらを第25歩兵師団のパッチを装着してリリース。また組みわせて穿くユーティリティパンツもリアルに再現。コットン100%の堅牢な生地感が魅力だ。
7.【TANKERS JACKET 1st model & 2nd model】大戦中の兵士から絶大な人気を得た野戦服。
タンカースジャケットという名の通り、機甲師団に所属する戦車兵のための野戦服で、一般兵には支給されなかった。保温性も高く、動きやすい形から人気を集め、歩兵からパイロットまで着用していた。色味が若干濃いその初期型であるパッチポケットモデルと、後期型であるスラッシュポケットモデルをラインナップ。
【DATA】
中田商店アメ横店
東京都台東区上野6-4-10
TEL03-3832-8577
営業/10:00〜20:00
休み/なし
http://www.nakatashoten.com
「セスラー」にいたっては1万円以下からジャケットを購入可能なので、ガチ勢でなくとも、ちょっとミリタリーミックスしてみたいな、というビギナーも「中田商店」なら安心なのだ。ミリタリーの聖地は幅広い年齢層にやさしいのである。
※情報は取材当時のものです。現在取り扱っていない場合があります。
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(出典/「Lightning 2016年12月号 Vol.272」)
Text/A.Shirasawa 白澤亜動 Photo/Y.Higuchi 樋口勇一郎
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