モータージャーナリストが絶賛していた「水冷ポルシェ」で快適なライフスタイルを手に。

時計とクルマには、多くの共有点があると常々言われている。ヴィンテージウォッチ店「クラウン マニアックス トウキョウ」オーナーの日比崇幸さんが考える、自分らしさを重視するポルシェ911の選び方とは?

若かりし頃の憧れであったポルシェ911を所有することで、ドライブが至福の時間に変わる。

「クラウン マニアックス トウキョウ」オーナー・日比崇幸さん  出版業界を中心に編集・ライターとして活躍した 後、趣味が嵩じて、ヴィンテージウォッチ専門店 クラウン マニアック トウキョウを南青山にオープ ン。自身も熱狂的なヴィンテージロレックスのコ レクターとして知られている

時計専門店を開業する以前、出版業界で編集・ライターとして活躍していた日比さんのキャリアは、モータージャーナリストのアシスタントからはじまった。

「元々クルマに興味があって、とあるモータージャーナリストの方をご紹介いただいてお手伝いをすることになりました。主な仕事は試乗用のクルマを借りに行くことでしたが、それこそあらゆるメーカーにうかがう機会がありましたが、ポルシェやフェラーリに行くことはほとんどなくて……。さらには、この2社に関しては、“あらゆる意味で別格”という話を行く先々で聞いていたので自然と憧れが芽生えていました」

その後、出版社へ就職した日比さんは、自動車専門誌やファッション誌などの編集業務に携わる。

「出版社で働いていた頃も、なんだかんだクルマが好きで乗り続けていましたが、実務などのことを考えるとポルシェという選択肢は厳しいものがあり、現実的ではありませんでしたね」

独立してフリーランスの編集・ライターとして活躍する傍ら、ヴィンテージロレックスの収集を進めていくうちに、日比さんの中でポルシェへの熱が再燃していく。

「調べていくと、ロレックスとポルシェには、不変的なデザインや優れた資産性など多くの共通点があって、40代を迎えたことだし、一度はオーナーになってみたいということで昨年購入しました」

日比さんの御眼鏡に適った一台は、2016年製のポルシェ911カレラ(991タイプ)だった。

「アシスタント時代に先輩方が絶賛していた水冷エンジンへの憧れもありましたが、実用ありきでこのモデルを選びました。高年式だから何一つ不自由はありません」

【2016 Porsche 911 Carrera】快適さと洗練を兼ね備えた水冷搭載エンジンの最終モデル。

911シリーズの7代目となるポルシェ911カレラ(991タイプ)は、自然吸気の水冷エンジンを搭載する
最終モデルとなり、これ以降は新設されたツインターボのエンジンを採用している。

基本的には911の不変的なデザインやフォルムを踏襲しているが、その時代に適したテクノロジーを取り入れているため、細部を見比べるとディテールに変化が分かる。クルマに限らず、何十年も継続して販売し続けているロングセラーは、このように進化をすることで時代のニーズに対応している。

こちらの991タイプの場合、快適性においては、それ以前のより明らかに上回るというメリットがある。つまり、新旧のモデルから自分らしい一台が選べることも911ならではの醍醐味だと言えよう。

インテリア

あらゆるプロダクツにおいて、機能性とスタイリングとのバランスを保つことは永遠のテーマだ。ラグジュアリー感を醸す911のインテリアは快適性の面においても申し分ない。

リアフード

究極のロングセラーである911の根本的なデザインは不変。その一方で時代の先端を追求する姿勢がさらなる進化を促す。リアフードの変遷ひとつにもその足跡が刻まれている。

リアスペース

日比さんがこのモデルを選ぶ決め手となった理由のひとつが、こちらのリアスペース。ゴルフバックを十分収納できるため、ラゲッジスペースとして重宝しているそうだ。

ホイール

機能性はもとより、スタイリングに関しても今のところ大きな不満はないらしいが、唯一ホイールは黒く塗装することで自分好みのスタイルにアレンジを加えている。

日比さんのこだわりファッションもお手本にしたい!

くだけすぎないカジュアルが今の気分だという日比さん。クルマもさることながら、実にかっこよく、ポルシェ911とも似合うコーディネイト。大人カジュアルの参考にしてみてはいかがだろうか。

ロレックスのデイデイト

いざ探すと見つからないスムースベゼル仕様のRef.1802/8。ロレックスのプレステージモデルであるデイデイトの高級感は911の世界観ともマッチする。

フレンチヴィンテージのサングラス

ドライブの必需品であるサングラスはフレンチヴィンテージを愛用。フラットレンズに交換することで掛けやすさと同時にファッション性を高めている。

コンバースのワンスター

コンバースはオールスターではなく、断然ワンスター派だと語る日比さん。特にスムースレザーのブラックはお気に入りでドライブでの着用率も高い。

(出典/「Lightning 2020年2月号 Vol.310」)

この記事を書いた人
サカサモト
この記事を書いた人

サカサモト

アメカジ系動画ディレクター

Lightning、2nd、CLUTCH Magazineの公式YouTubeチャンネル「CLUTCHMAN TV」のディレクター。元Lightning副編集長ということもあり、クルマ、バイク、ミリタリーなど幅広い分野に精通。現在はもっぱら動画作成機材に夢中。ニックネームは、スキンヘッドにヒゲ面をいう「逆さ絵」のような顔に由来する。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

開襟シャツに刺繍入りジャケット……老舗デニムブランドが提案する、春夏のアメカジスタイル。

  • 2026.04.01

老舗デニムブランドであるステュディオ・ダ・ルチザンが提案する、春夏のアメカジスタイル。定番ジーンズからHBTのワークセットアップ、開襟シャツや刺繍入りジャケットまで、軽やかな素材と遊び心あふれるディテールで、春夏の装いを彩る。 [5743]ボーリングシャツ 1950年代のヴィンテージ・ボーリングシャ...

【Tricker’s × 2nd別注】英国の伝統と歴史が宿る質実剛健なカントリーブーツをネイビーで

  • 2026.03.18

これまでに、有名ブランドから新進気鋭ブランドまで幅広いコラボレーションアイテムを完全受注生産で世に送り出してきた「2nd別注」。今回もまた、渾身の別注が完成! >>購入はこちらから! 革靴の名門「トリッカーズ」とのコラボが実現。ストウ ネイビーカーフ 革靴の聖地として名高い英国・ノーサンプトンにて1...

100本限定生産の「エイトG」大戦モデルは、春にぴったりの履き心地とメリハリのエイジング

  • 2026.04.02

無骨なまでに肉厚なデニムで知られるエイトG。その中でも比較的穿きやすく、この時期にぴったりの一本が、第二次世界大戦期のディテールを落とし込んだ大戦モデルだ。特濃インディゴで染め上げた糸ならではの、メリハリの効いたエイジングは、自分だけの一本になること間違いなしだ! ワイドシルエットが生む、クラシカル...

ワークブーツでありながら軽量で快適。“道具としてのブーツ”を極めた「SURE BOOTS」の機能美

  • 2026.03.31

言わずもがなブーツは我々にとっての必需品だ。だからこそ、多様なブランドとプロダクツが存在することは既知のことと思う。しかし、“ワークブーツ”という道具に、ここまで実直に向き合った1足が今までにあっただろうか。その気取らない美しさを見よ。 どこまでも素朴で武骨 それでいて軽量で快適 日本有数の革靴産地...

Pick Up おすすめ記事

横浜発アメカジブランド「HEATH」による、定番アメカジのマストアイテム5選はこれだ!

  • 2026.04.03

横浜を拠点に、定番からちょっとアレンジの効いたアメカジを提案するHEATH。人気ブランドのアイテムをセレクトするだけでなく、オリジナルのモノづくりにも注力しており、そのコストパフォーマンスの高さには定評がある。今回はその中から絶対に手に入れておきたいマストアイテム5選を紹介しよう。 【横濱デニム】デ...

横浜・裏元町に店を構える、元毛皮店がつくる、「H LEATHER」のデイリーウエア。

  • 2026.04.01

2024年に横浜・裏元町に店を構えた『Hレザー』。元毛皮店として長年培った革への知見を背景に、軽く柔らかなシープレザーのウエアを展開。ショップにはレザージャケットやシャツなどの製品が並び、日常で楽しむレザーの魅力を伝えている。 レザーをもっと日常に育てる楽しさを伝えたい [caption id=""...

【VAN×2nd別注】スポーティなレタードカーティガンでひと味違うアイビースタイルを。

  • 2026.02.03

これまでに、有名ブランドから新進気鋭ブランドまで幅広いコラボレーションアイテムを完全受注生産で世に送り出してきた「2nd別注」。今回もまた、渾身の別注が完成! >>購入はこちらから! 【VAN×2nd】トラックカーディガン[レタードワッペンセット] 日本にアイビーの礎を築いたブランド、「VAN(ヴァ...

革好き店主の本気、見せます! 「Fresno(フレズノ)」限定別注レザージャケットに注目だ

  • 2026.03.31

千葉・柏にお店を構える Fresnoは、アメカジ全般を網羅しながらも、革ジャン好きの心をくすぐる、特別なセレクトショップ。店主自らがこだわり抜いた“Fresno限定別注レザージャケット” は、このお店でしか手に入らない一着だ! 革ジャン好き、集まれ! アメカジの宝庫は柏にあり 千葉・柏に店を構えるセ...

福島・郡山にある日本最大級のアメカジショップ「JOB314」はスケールが桁違い!

  • 2026.03.30

日本にアメカジショップは数あれど、ここまで大きなショップは見たことがない。それほどまでに大規模なショップがこちらのJOB314。大きな建物の中には、アメカジファンが泣いて喜ぶブランドがほとんど取り揃えてあり、一日中いても見切れないほど。近県のみならず、全国からファンが集まるアメカジの総本山なのだ。興...