ハワイアンシャツ(アロハシャツ)の“ハズさない”着こなし10選。

南国で着るだけでなく、タウンユースで使えるファッションアイテムとしてハワイアンシャツ(アロハシャツ)がここ最近支持を集めている。カラーや柄、パターンの多様性から、個性的な着こなしからシックな装いまでコーディネイトが可能。1枚羽織るだけで印象がガラッと変わり、普段の装いに1枚加えるだけでも十分お洒落に見える気軽さもまた魅力だ。

しかし、普段柄物を着ない人や、派手な色に慣れていない人の中には、どうコーディネイトしたらいいのかわからないなんて人もいるのではないだろうか? また、どうしても南国ファッションにしか見えなくて困っている人もいるかもしれない。

そこで、街のオシャレ通の皆さんの装いをピックアップ。参考にすれば、ハワイアンシャツ(アロハシャツ)の“外さない”コーデがマスターできるはず。ぜひ参考にしてみてほしい。

▼アロハシャツについて詳しく知りたい方はこちらをチェック!

アロハシャツを選ぶ時に知っておきたい8つのこと。柄の由来からコーデ、ブランドまで。

アロハシャツを選ぶ時に知っておきたい8つのこと。柄の由来からコーデ、ブランドまで。

2023年03月16日

【オールオーバー(総柄)】ハワイアンはストリート感で攻めろ!

数あるハワイアンシャツの中でも最も歴史がある、シャツ全体に一定の間隔で柄がリピートするオールオーバーパターン。定番柄にはパイナップル柄などがある。色によっては南国感が出すぎてしまうので、タウンユースなら色選びも重要なところ。小物をレザーにするなどすると、バランスも◎。

1.SUN HOUSE神南 遠川保則さん

ややオーバーサイズをチョイスしたハワイアンシャツでストリート感のある着こなしの遠川さん。キャップとパンツはシャツの柄にある花と葉の色を用いているため、多色ながらも上手にまとめた上級テクニックを披露。

2. STANDARD CALIFORNIA 福島潮さん

STANDARD CALIFORNIA のオリジナルパターンのハワイアンシャツに、いい感じに色落ちしたジーンズという王道コーデ。それでも今っぽく見えるのは、ほどよいオーバーサイズのトップやインナーのクルーネックT、そしてレザーサンダルを合わせているから。

【オリエンタル(和柄)】と相性が良いのはナチュラルカラー!

ハワイアンの元祖ともいえる和柄。初期は和装の生地、’40年代後半からはシャツ用にプリントした生地が使われていた。虎柄、鷹柄などいわゆる和柄もあるが、タウンでは植物や花など1モチーフで構成されたものをチョイスするとまとまりがよい。また合わせるファッションもナチュラルカラーにすると、各段に洒落て見えるのでおすすめだ。

3.デウス エクス マキナ原宿 吉田佳照さん

爽やかなナチュラルカラーのオールインワンにバンブー柄のシャツを羽織ったコーディネイトは、リゾート感とワークテイストを両立させた男らしい着こなし。このままバイクに乗れるスタイルだけにデウス エクス マキナらしい提案ともいえる。また、軽やかなスタイルとは対照的なハットを組み合わせることで、ダンディズムもプラスした大人なテクニックもお見事。

4.HINOYA本店 横井辰弥さん

ワイドなチノパンに和柄のハワイアンシャツをさらりと羽織った男らしいコーディネイト。前を開けることでよりカジュアルに着こなせて、プリントTシャツもアクセントになっている。

【ピクチャー柄】はトコトンお洒落にキメる!

その名の通り、写真のように見えるプリントデザイン。細かなドットで型を彫り、その上に色を刷り重ねて写真風に見せている。総柄に比べて柄の色合いもワントーンのものが多いので、シックに見せることもできる。

5. Schott Grand Store Tokyo 山崎雄城さん

暑くなる季節に先駆けたハワイアンシャツの着こなし。自由の女神やイエローキャブなどをモチーフにしたグラフィックがショットらしい。ワンサイズ上を着ることで、より男臭いスタイリングに。強い日差しから目を守るサングラスは必須アイテム。

6. ARKnets 三浦優輔さん

モノトーンのフォトプリントのハワイアンシャツに、あえてアウトドア向けのスニーカーやハットなどのスポーティーなアイテムを組み合わせたアイデアが光る。ブラックで統一することで、スポーツアイテムが浮くこともなく、うまい具合に調和されている。テーパードの強いリブパンツを選ぶあたりも今っぽい。

【長袖】ハワイアンシャツ(アロハシャツ)はシンプルにまとめろ!

なにも半袖ばかりでなく、ハワイアンシャツ(アロハシャツ)には長袖もあるのだ。ちょっと肌寒いときや、初夏などに1枚持っていると、コーディネイトに大活躍すること間違いなし。パジャマに見えないように、シンプルかつレザーアイテムを加えるなど上品に着こなすと◎。

7.ジャンキースペシャル 西徹さん

スタイルを選ばず合わせることが出来るため普段から着る機会が多いと話すオーバーオール。着方によっては野暮ったくなってしまうところを広めのロールアップで解消している。そこに意外にも存在すら知られていない長袖シャツをプラス。

8.フルカウント東京店 手塚秀博さん

夏の定番、レーヨンハワイアンシャツの着こなしだが、落ち着きのあるカラーとロングスリーブは玄人好みのセレクト。シンプルなデザインの膝上丈チノショーツ、そして足元にはレザーサンダルで初夏にぴったりな上品な大人スタイルへと仕上がっている。

【アーティストコラボ】のハワイアンシャツ(アロハシャツ)は、主役に。

サンサーフが手掛ける「ケオニ・オブ・ハワイ」のアロハシャツの魅力はアーティスティックなパターン。数々のアーティストとのコラボレーションで生み出されたハワイアンシャツ(アロハシャツ)はそれだけで視線を集める、個性的なデザインが魅力。ハワイアンシャツ(アロハシャツ)をとにかく主役にし、ほかはシンプルにまとめつつもシャツに負けない個性的な小物を組み合わせてみるといいだろう。

▼「ケオニ・オブ・ハワイ」についてはこちらの記事をチェック!

時代を超えて受け継がれるアロハシャツブランド「ケオニ・オブ・ハワイ」って?

時代を超えて受け継がれるアロハシャツブランド「ケオニ・オブ・ハワイ」って?

2021年11月01日

9. アーティスト 蜷川みほさん

芸術一家に生まれ、本業のアーティストのみならず、女優・ミュージシャンとしても活躍する蜷川みほさん。このハワイアンシャツは彼女の作品「彼岸富士」とケオニ・オブ・ハワイによるコラボ商品。長めのスカートと合わせることで上品な印象になっている。

10. グラフィックデザイナー DORA ISHIKAWAさん

国内はもちろん海外の著名ブランドのデザインまで手掛けるグラフィックデザイナーとして活躍するDORA ISHIKAWAさん。蜷川さん同様、ケオニ・オブ・ハワイと自身の作品とのコラボ商品を着用。ダメージジーンズと合わせることでより一層ロックな着こなしになっている。

 

いかがでしたか? 一口にハワイアンシャツ(アロハシャツ)といっても、こんなにたくさん種類があり、コーディネイトは無限大。色やパターンをシックなものにすれば、タウンユースで大活躍するだろうし、派手めの柄物も小物使いや合わせるファッションでいかようにもコーディネイトでき、夏のコーデの主力になることだろう。ぜひ、夏の着こなしに取り入れてみてもらいたい。

この記事を書いた人
ADちゃん
この記事を書いた人

ADちゃん

ストリート&ミリタリー系編集者

Lightning本誌ではミリタリー担当として活動中。米空軍のフライトジャケットも大好きだけど、どちらかといえば土臭い米陸軍モノが大好物。そして得意とするミリタリージャンルは、第二次世界大戦から特殊部隊などの現代戦まで幅広く網羅。その流れからミリタリー系のバックパックも好き。まぁとにかく質実剛健なプロダクツが好きな男。【得意分野】ヴィンテージ古着、スケートボード、ミリタリーファッション、サバイバルゲーム
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

Wranglerの走破性は本物か? オフロード体験会で徹底検証

  • 2025.10.03

筑波山の麓で開催されたジープのオフロード体験イベントは、ジープオーナーはもちろん、新規顧客にとってもジープの魅力を存分に感じられる特別な一日となった。専用のオフロードでラングラーならではの走破性を体感でき、オーナー同士の交流も見られた。今回は現地取材を通して、その模様と参加者のリアルな声をお届け。 ...

デニムにする? コーデュロイにする? エドウインのトラウザーズを軸に作る「シン・トラッドスタイル」

  • 2025.09.19

ジャパニーズアイビーのボトムスは、太ももから裾まで太さが一定のパイプドステムが主流であった。対してタック入りのトラウザーズは、1920年代に登場したといわれる、よりクラシックなボトムス。そんな旧きよきトラウザーズを軸に、いつものトラッドスタイルを刷新してみてはいかがだろうか。 【右】トラウザーズ2万...

シルバーをアートに変える、現代の錬金術師。

  • 2025.09.24

ネイティブアメリカンの伝統技法をベースに現代的なエッセンス、そして日本独自の繊細な美意識を加えることで唯一無二の世界観を紡ぎ出すFIRST ARROW’s。一片のシルバーの塊に命を吹き込むその様は まさに現代のアルケミスト(錬金術師)という表現が相応しい。これらの作品は貴方が身に付けることで完成する...

【Willis & Geiger×2nd別注】ミリタリーとサファリが香るアーバンアウトドアウエア

  • 2025.09.17

これまでに、有名ブランドから新進気鋭ブランドまで幅広いコラボレーションアイテムを完全受注生産で世に送り出してきた「2nd別注」。今回もまた、渾身の別注が完成! >>購入はこちらから! 90年代のアーカイブをデザインソースに、上品さを加えてアップデート。ウールメルトンジャケット[メトロ ウォーカー] ...

東洋エンタープライズがこれまでに培ったノウハウや知見の集大成「モダクト」と「タフナッツ」

  • 2025.09.19

「シュガーケーン」や「バズリクソンズ」など、ヴィンテージをベースとした生地やディテールの圧倒的な作り込みで知られる東洋エンタープライズ。そんな同社が手がけるブランド、「モダクト」と「タフナッツ」は、これまでに培ったノウハウや知見の集大成でありながらどんな日常のシーンでも使いやすい実用性を備える。映画...

Pick Up おすすめ記事

レザーラバー必見! 革ジャン用に作られた薄手のスウェットをゲットせよ!

  • 2025.09.30

革ジャン専用のTシャツをリリースし、レザーラバーから絶大な支持を受けるブランド「ハイウェイナイン」。ライトニング別注の「Lightning Leather Lover Tシャツ」のボディにも使われているので、愛用している方も多いのでは? そんなハイウェイナインが、レザーラバーのために新たなアイテムを...

【BIG SMITH×2nd別注】米軍の名作バッグをデニムで再構築! 経年変化が楽しめるデニムのエプロンバッグ。

  • 2025.09.22

これまでに、有名ブランドから新進気鋭ブランドまで幅広いコラボレーションアイテムを完全受注生産で世に送り出してきた「2nd別注」。今回もまた、渾身の別注が完成! >>購入はこちらから! BIG SMITH × 2nd ワーカーズエプロンバッグ 1940年代のアメリカン・レッドクロス(米国赤十字社)が製...

シルバーをアートに変える、現代の錬金術師。

  • 2025.09.24

ネイティブアメリカンの伝統技法をベースに現代的なエッセンス、そして日本独自の繊細な美意識を加えることで唯一無二の世界観を紡ぎ出すFIRST ARROW’s。一片のシルバーの塊に命を吹き込むその様は まさに現代のアルケミスト(錬金術師)という表現が相応しい。これらの作品は貴方が身に付けることで完成する...

Wranglerの走破性は本物か? オフロード体験会で徹底検証

  • 2025.10.03

筑波山の麓で開催されたジープのオフロード体験イベントは、ジープオーナーはもちろん、新規顧客にとってもジープの魅力を存分に感じられる特別な一日となった。専用のオフロードでラングラーならではの走破性を体感でき、オーナー同士の交流も見られた。今回は現地取材を通して、その模様と参加者のリアルな声をお届け。 ...

デニムにする? コーデュロイにする? エドウインのトラウザーズを軸に作る「シン・トラッドスタイル」

  • 2025.09.19

ジャパニーズアイビーのボトムスは、太ももから裾まで太さが一定のパイプドステムが主流であった。対してタック入りのトラウザーズは、1920年代に登場したといわれる、よりクラシックなボトムス。そんな旧きよきトラウザーズを軸に、いつものトラッドスタイルを刷新してみてはいかがだろうか。 【右】トラウザーズ2万...