阪神淡路大震災を経て残る神戸の財産“神戸ブランデー”「RARE CASK SUPREME KOBE BRANDY 21年熟成」1月29日発売開始

株式会社グロースターズ(本社:兵庫県神戸市)は、2025年1月29日に「RARE CASK SUPREME KOBE BRANDY 21年熟成」を販売する。元々は神戸市の外郭団体である「神戸みのりの公社神戸ワイナリー」(以下:神戸ワイナリー)が所有するフルーツ・フラワーパーク(神戸市北区)内の施設、「ブランデー・ビール館」で1993年から製造されていた神戸ブランデー。しかし、そのたった2年後の1995年、阪神淡路大震災の影響を受けて製造が止まってしまった。またその後、神戸ワイナリーは農業公園(神戸市西区)でも1000Lの蒸溜器を使用し、ブランデーの製造をしていたが、しばらくしてここでの製造も完全に止めてしまった。当時蒸留されていたブランデー原酒は、その後全て神戸ワイナリーの農業公園に移され、リムーザンオーク樽での熟成を続けている。現在では数量も少なくなっている、20年以上熟成されたその貴重なブランデーを、今回神戸蒸溜所でシェリー樽に移し、さらに7ヶ月の追加熟成を行った。

RARE CASK SUPREME KOBE BRANDY 21年熟成

当時使用していた5000Lの直火蒸留釜

神戸ブランデーは1本あたり約15本分ものシャルドネ白ワインを使用し製品化されている。ワインの原料となるブドウももちろんすべて神戸で育てたもの。手摘みで収穫し、丁寧に選果したブドウのみを使用した贅沢な一品である。

また、高級ブランデーのコニャックと同じシャラント型単式蒸溜器(アランビック・シャラント)を使用し、直火で2回蒸溜している。2種類の樽を使い長期間の熟成をさせることで、さらに香りに深みを出している。

熟成された21年ブランデーの原酒

パッケージも豪華で、高級感あふれるデザインとなっている。本革を使用した両開きの化粧箱。中には商品説明のパンフレット、また今回神戸レザーが作成したオリジナルのコースターも2枚付属している。

2種類の樽を使用した深く香り高い味わいのブランデー。2024年1月29日より空港免税店、ネット販売スタートする特別な贈り物や自分へのご褒美にいかがだろうか。

  • 販売商品名:「RARE CASK SUPREME KOBE BRANDY 21年熟成」
  • 販売価格:198,000円(税込)/1本 ※免税店を除く
  • 発売開始予定:2024年1月29日
  • 限定発売数量:238本
  • 容量:750ml
  • アルコール度数:47度
  • 品目:ブランデー

取扱飲食店:カクテルバー「Nine Tails」(シックスセンシズ 京都)、水楢佳寿久(六本木バー)
取扱販売店:関西空港免税売店、その他全国の空港免税売店

ネット販売はこちら

「神戸蒸溜所」とは

2022年に開所した蒸溜所。阪神淡路大震災の影響で製造が止まってしまった神戸ワイナリーの施設を復活させ、蒸留酒の製造を開始。神戸の素材を使用したお酒を製造し、地元地域と連携した商品づくりに取り組んでいる。また30年前に神戸ブランデーを製造していた直火蒸留釜「アランビック・シャラント」でウイスキーを蒸留し、葡萄香るウイスキーの製造をおこなうなど新たな挑戦もしている。

公式HP https://www.kobe-distillery.com/
X(旧Twitter):@kobe_distillery
Instagram:@kobe_distillery
Facebook:@kobedistillery

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