LiLiCoのスウェーデン最新情報 vol.8|スウェーデンの一般家庭ってどんな雰囲気!?

9月からお届けしてきた“スウェーデン最新情報from LiLiCo”は今回で最終回。ここまで、スウェーデンでの暮らしや基本的なライフスタイル、美味しいものを紹介してきました。ラストを飾る今回は、スウェーデンに暮らす人々はどう思って、自分たちの日々を堪能しているのかをお伝えしたいと思い、わたしの愛する大親友・カッティスの家を訪問しました。

スウェーデン人がDIY好きな理由とは!?

わたしのひとつ年上のカッティスは7歳からの友達。当時は家が近所だったこともあって、いつも一緒に遊んでいました。カッティスにはふたりのお子さんがいて、春にはおばあちゃんになる予定! ストックホルム郊外で、家族代々が暮らしてきたキレイで立派な一軒家に住んでいます。ここは庭も大きく、小さいころの私たちはいつも走り回ってました。カッティスはいま、この家を二世帯住宅として、ご両親とシェアしています。おじいちゃんが住んでいたところにカッティスが一人で、ご両親は2階に。

スウェーデンでは家を快適に、かつオシャレにすることが大事。そしてみんなDIYが大好き。なぜなら冬が長いので、快適に家の中で過ごすことが大きなテーマだから。

DIYのいまの流行りは、壁紙を貼り替えることとペンキを使って壁を自分で塗ること。これは、それぞれの稼ぎにもよります。経済的に余裕がある方は頻繁にDIYをしますし、新しい家具を購入するほどの経済力があるのなら、塗り替えた家の中で満喫することがステイタスとなります。

また、人々がDIYに力を入れる理由は、いまならSNSの影響も大きいと思われます。投稿するならオシャレなほうがもちろん良いものね。だから、SNSをやらない方はDIYも全くやらないのも珍しくない。それに、やりたくても、子育てなどで時間を取られてしまい、思うようにいかない人が多いのも事実。

カッティスもインテリアが大好きで、DIYも大好物(笑)。もう少し自由な時間があれば壁紙などの張り替えをもう少しひんぱんにしたいところだそうです。

ちなみに、カッティスの家にあるこのテーブルは、船乗りだったひいひいひいおじいちゃん(!)が作ったもので、カッティスが引き継いで5代目。1890年代あたりの作品だそうです。130年以上も現役ってすごいよね!

おうちごはんが多い理由もスウェーデンらしい

さて、キッチンに潜入。

どの家にもオーブンはあります。スウェーデンでこれがない家はない。そしてもちろん電子レンジも!

スウェーデンではいま、ベジタリアン向けの料理をすることが大切。週1、2回の割合でベジタリアン食を食べています。でも、スパゲッティとミートソース、パスタも大好き。小さな子どものいる家庭だと、日本にはない太いソーセージを使った料理も人気です。でも実は、スウェーデン人はお寿司も大好き。タイ料理とピザも好き。そして、これらの料理を、テイクアウトよりも家で用意することにこだわる方が多いんです。これには事情があって…。街の中心にいればサッと取りに行けるのでテイクアウトする方も多いけれど、スーパーが早く閉まる郊外の方は家で料理をするんですね。

家族が何より最優先!

スウェーデンでは家のことを家族で平等に分担するのが普通です。しかしこれは、時代とともに変化してきました。いわゆるどのジェネレーションかによって考え方が全然違います。

1940年から1950年代に生まれた方は、男女で何をするのかを大きく分けていました。やはり女性が家のことをやって、男性は車と大工関係の担当という考え方でした。でも、1990年代に生まれたカッティスの子どもたちを見ると驚くほど平等です。お掃除は分担し、料理も家事も分けます。子育てはもちろん、パパママ2人の子どもなので、男性もしっかりと面倒を見ます。

また、スウェーデンでは、1年を通しての行事にこだわりを持ってる方が多いです。言い方を換えれば“伝統に縛られてる民族”とも言えるかも(笑)。

なかでもいちばんのハイライトは、クリスマス、お正月と夏至祭! 今年ももうすぐやってくるクリスマスは、決まって家族と過ごします。お正月は家族と過ごす人もいればお友だちとパーティーをする方も。夏至祭はお友だちと、そしてたまに家族も連れて行きます。イースターは学校が1週間お休みなので、1日だけ家族とご飯食べて、あとは友だちと過ごします。でもやっぱり、どの行事も真っ先に優先するのは家族!

家はパワーを充電する場所だからキレイにしつらえたい

わたしが思うには、スウェーデン人はSNSだけの影響ではなく、昔からホームパーティなどのたびにまず家を案内する習慣がありました。だからこそ見せたくない荷物を放り込んだ”開かずの扉”はなく、ベッドルームまで見せて、ドアも開けっぱなし…。

インテリアなどをどこで買ったかという話をするのも普通。やはり、日本みたいに娯楽がまだまだだからこそのことだと思います。家は自分がパワーを蓄える場所。そこを快適にしないなんて考えられない。整理整頓のオシャレな家に帰るのも気分が違います。

今回の記事を通して、スウェーデン人の暮らしからみなさんが何かを学べることができていたらてうれしい。カッティスの家の温もりはいつも恋しい、そして彼女の家族に対する愛。いつも冷蔵庫にわたしとトム・クルーズの写真を貼ってある、家族のような存在です。

なんと4ヶ月もスウェーデン情報を発信したので、もうスウェーデンへ行った気になってる方もいるのでは? 来年からANA直行便が就航します。日本のクルーがいれば安心して旅ができますね。スウェーデンの四季ははっきりしてます。日本と同じ時期ですけど、涼しいと感じとってくれると思います。わたしはスウェーデンの夏が世界一美しいと思っていますが、今のクリスマス前もオススメです。好みに合わせて旅してくださいね。

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人生を自分から楽しくするプロフェッショナル

昭和45年(1970年)11月16日生まれ、スウェーデン・ストックホルム出身。1989年に芸能界デビュー。以降、映画コメンテーター、タレント、女優、プロレスラーと幅広い活動を展開。レギュラーは『王様のブランチ』(TBS系)、『ALL GOOD FRIDAY』(J-WAVE)など。
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