無意識のうちに着ている それがインディゴの魔力。
アロハシャツの専門店であるマウナケアギャラリーズの販売員から業界のキャリアをスタートさせただけあってアロハシャツが大好きな西さん。現在は、SUGAR CANE、BUZZ RICKOSN’S、SUN SURFといった東洋エンタープライズのブランドを中心に扱うセレクトショップ、ジャンキースペシャルのマネージャーを務める。
「もちろんアロハシャツは大好きですが、実際は一番多く着ているのはデニムのセットアップかもしれません。デニムにはなんと言っても育てていく楽しみがあります。仕事柄、いろいろなアイテムに挑戦したいのですが好みは偏りますね。変わったところだと、オーバーオールやパラカでしょうか。どちらもインディゴ、あまり意識はしていませんでしたが、ワードローブを見ると、インディゴブルーのアイテムがたくさんありました」
デニムやワークウエアは、まさしく、無意識のうちに着ている生活に溶け込んだアイテムなのかもしれない。背すじを伸ばして着るのではなく、デイリーウエアとして、気がつけば着ている。それがインディゴブルーの魔力なのだ。
デニムのセットアップはお客様にも推してます。
アロハシャツブランドとして名高いSUN SURFが実名で復刻したハワイブランド「OAHU GARMENT」のワークジャケット。パラカと呼ばれるインディゴのチェック。デニムとの相性も抜群。
重労働リアルワーカーでもない限り、ここまでエイジングさせるのは相当の期間が必要となるオーバーオール。長年愛用するBOSS OF THE ROADを見事に育て上げた。「子どもの運動会でも着てます」と。
ジャンキースペシャルがSUGAR CANEに別注したデニムのセットアップは1946モデル。やはり思い入れが強い。「この上下セットアップが一番多いかもしれない」というだけあって色落ちも美しい。
どちらもMISTER FREEDOM。インナーのニットはインディゴで染めたウールのタートルニット。「昨年購入してから、ずっと大切にしまっていました。今シーズンは、これを着るのが楽しみです」
【DATA】
Junky Special
Tel.03-3232-0850
http://junkyspecial.com/
(出典/「CLUTCH2023年11月号 Vol.93」)
Photo by Masahiro Nagata 永田雅裕 Text by CLUTCH Magazine編集部
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