110年の歴史を纏うということ。「Schott」110年目のメモリアルな新作登場!

1913年、アメリカ・ニューヨークでアーヴィン・ショット、ジャック・ショットの若き兄弟がレインコートメーカーを立ち上げた。Schottの伝説の始まりである。

Schottがレザージャケットの歴史に残した爪痕は、あまりにも大きい。1928年、世界に先駆けてフロントジッパーを搭載したモーターサイクルジャケット「PERFECTO」シリーズをリリースし、その後のレザージャケットのデザインを決定づけることとなる。

1950年代には、「PERFECTO」シリーズのフラッグシップモデル「ONESTAR」を発表。文字通りエポレットが星型スタッズで飾られたそのダブルライダースジャケットは、あまりに完成されたデザインを持ち、世のバイカーやミュージシャン、ファッショニスタを魅了し、その後のライダースジャケットの在り方までをも変えてしまった。

2023年、Schottは創業110周年を迎えた。この110年間は、そのまま「レザージャケットの歴史」と言い換えても過言ではない。革ジャンの歴史を切り拓いてきたパイオニア、Schott。この先の100年も、きっと新たな未来を作り上げていくに違いない。

Schott ONESTAR RIDERS 110TH LIMITED

1950年代に登場し、その後のダブルライダースの歴史を変えた伝説のモデル、ワンスター。肩のエポレットにスタースタッズが打たれ、Dポケットが省略されたそのデザインは、まさに「ダブルライダースの完成形」。登場から70年以上経た現在でも、そのデザインが揺らぐことはない。

今回、Schott110周年を記念して、そのワンスターの限定モデルがリリースされた。茶芯仕様の牛革を使い、ウォッシュ加工を施してあるため、最初から着込んだ風合いが楽しめる。裏地には、創業者であるアーヴィン・ショットをモチーフとしたドル紙幣のグラフィックが描かれ、遊び心溢れた仕様となっている。198,000円

Schott CAFE RACER JACKET 110TH LIMITED

Schottのレザージャケットのラインナップの中で、ワンスターと人気を二分するモデル、それが641だ。スタンドカラーのシングルライダースで、そのシンプルなデザインから、モーターサイクリストはもちろん、ファッショニスタの愛用者も多い。

こちらのモデルは、1960年代の641を復刻した「641XX」をベースに、ウエストにポケットを追加したスペシャルモデル。ジッパーにはTALONを採用し、素材には顔料仕上げ・茶芯仕様の牛革を採用。洗い加工が施され、長年着込んだような風合いが堪能できる。裏地には創業者やブルドッグをドル紙幣に落とし込んだグラフィックが総柄で入る特別感がたまらない。198,000円

【問い合わせ】
Schott Grand Store TOKYO
Tel.03-3464-1913
https://schott-nyc.jp

(出典/「CLUTCH Magazine 2023年11月号 Vol.93」)

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