ロサンジェルスを拠点に、小さな体と重たいカメラで写真を撮り続けるフォトグラファーMaiko。実際にMaiko自身の足で訪れた、話題のスポットや立ち寄ってみたくなるようなショップをMaikoの目線から切り取って紹介する。
今回は、ヴィンテージファンの支持を集めるRAGGEDY THREADSのオープン15周年パーティの様子をレポート。
デニム、ワークウエア、ミリタリーなど、幅広くかつ感度の高いセレクトでリトルトーキョーのヴィンテージカルチャーをリードするショップ、RAGGEDY THREADS。
オーナーのJeime Wongさん。彼女の地元Pomonaには多数の良いヴィンテージショップがあったという。中でも、とある店が好きで足繁く通っているうちにすっかり親交が深まり、1997年、ローズボウルへの出店を手伝うようになった。それをきっかけにヴィンテージファッションの知識を増やし、それから数カ月後には自分の店をローズボウルに出店。そんな活動を12年間続けた後、まだ学生の時にRAGGEDY THREADSをオープンした。今でもヴィンテージアイテムを探し求めて世界中を飛び回っており、昨年にはNYのブルックリンに2号店を開いた。
崖っぷちに立っていた時もあったが、あっという間だったというこの15年。そんな15周年を祝う夜は、親交のある人たちが集まり賑やかなパーティとなった。
イベントには、NYからB. Blakely CustomのBrianが参加。刺しゅうのオーダーを行い、丁寧かつ華やかな仕事で人々を魅了した。
自分の洋服を持っていけば、好きな柄のチェーンステッチを入れてくれる。下書き無しで縫っていく様子は圧巻のひと言。
こちらのステッチも彼が入れたもの。
Holiday Innのステッチが可愛い。
イベントに遊びに来ていたふたり。自分のジャケットを持ち込んでステッチを入れてもらっていた。
15周年を迎えたRAGGEDY THREADSのこれからに、ますます期待が高まるイベントとなった今回のパーティ。ロサンジェルスに遊びに来た際には、セレクト、内装ともにこだわりの詰まった空間にぜひ触れてみてほしい。
【DATA】
●RAGGEDY THREADS WEST
住所:330 E 2nd street #B Los angeles, CA 90012
電話:213-620-1188
営業時間:12:00~20:00(月~土)、12:00~18:00(日)
http://www.raggedythreads.com
●Maiko Naito 内藤真依子(フォトグラファー)
静岡県出身。都内の大学を卒業後、マスコミ関係の仕事に携わる。退社後、心機一転しフォトグラファーとしてハワイへ移住。仕事を通じて技術と語学力を身につけ、2015年に以前から憧れていたロサンジェルスへ。クリエイター集団Seven Bros. Picture所属(http://seven-bros.com)
(出典:『CLUTCH web』、写真:Maiko Naito 内藤真依子、文:CLUTCH Magazine編集部)
関連する記事
-
- 2024.10.10
アメリカ現地工場取材! 最高品質のレザーはこうして作られる。HORWEEN