ソフテイルの魅力はカスタムの面白さにアリ! 最新トレンドから往年の人気カスタムまで紹介

ソフテイルの面白さはやはりカスタムだろう。ここではいまのトレンドからいまは少ないが往年の人気カスタムまでピックアップして紹介する。

オールドスクール|いま人気のスタイルはコレ!!

いま人気が高いのは、リジッドフレームのシルエットに忠実なツインカム以前のモデルをベースにしたヴィンテージ風チョッパーだろう。近年はタンク下に隠れている角パイプで形成されたメインフレームを丸パイプで作り直し、小ぶりなタンクを自然に搭載するなど、カスタマイズの技法も進化し、より本格的なスタイルが可能となった。手間をかけて作り込めば、“ショベリジ”のチョッパーと肩を並べるほどの仕上がりも夢じゃない!!

ネックからリアアクスルまで一直線になるようにメインフレームを加工してマスタングタンクをハイマウント。バッテリーを移設し、シート下をスッキリさせたほか、幅広なシート下のフレームもスリム化。スイングアーム内側に取り回したマフラーもポイントだ。

車両製作/フリースタイルモーターサイクルTEL0532-88-3470 https://ameblo.jp/free-style-mc

ヴィンテージレプリカ|気軽に乗れるクラシックH-D

最近は少数派になりつつあるが、旧型ソフテイルで多かったのが、いわゆる旧車レプリカだ。その理由はリジッドフレーム由来のシルエットにあるのだが、比較的大改造しなくとも本格スタイルに近づけることできるため人気が高かった。しかし、リジッドよりフレームが大きいため、本物の旧車のようなバランスを目指せばパーツのワンオフや加工といった、プロならではのワザが利いてくる。このスタイルならではの難しさもあるのだ。

メーターダッシュをレプリカ品に交換。純正の燃料ゲージは、タンクキャップをもう一つ用意して封印した。シートやサドルバッグはレプリカ品だが、そのまま装着してもバランスが悪いため、一度バラしてからリサイズ。雰囲気あるプライマリーケースはEMD製だ。

車両製作/セレクテッド カスタムモーターサイクルTEL03-6424-8265 https://selected.co.jp

ネオチョッパー|ビレットパーツを盛り込む現代のチョッパー

各部にビレットパーツをふんだんに使ってきらびやかに、そして見た目の派手さだけでなく、しっかりと走れるよう機能的に仕上げるのがネオチョッパーの基本。カスタムの本場アメリカで2000年代に最も人気が高く、かの有名な「ウエストコーストチョッパーズ」が得意としたことでも知られるスタイルで社外のソフテイルフレームを使うケースが多い。

車両製作/セレクテッド カスタムモーターサイクル TEL03-6424-8265 https://selected.co.jp

ユーロスタイル|現行モデルとの相性のよさで人気!!

かつてユーロスタイルといえば、極太タイヤにロー&ロングなシルエット、そして有機的なフォルムという印象が強かったが、現行モデルが登場して以降、その状況も大きく変化している。ここに紹介する車両はほんの一例だが、レースシーンからインスパイアされたディテールや、前後の大径ホイールに片持ちのスイングアームなど、とにかく個性的だ。

車両製作/ハーレーダビッドソン和歌山 TEL073-462-8080 https://harleydavidson-wakayama.com
プロデュース/スズキ&アソシエイツ TEL0563-55-4700 https://www.customworld.jp

スピードクルーザー|走りの性能を向上させる最新トレンド

スポーティな走りが可能になった現行ソフテイル。これによって“走り”を追求するスピードクルーザーカスタムのベースモデルにも選ばれるようになった。前後サスを高性能なオーリンズ製に、軽量なホイールやブレーキはお約束のブレンボ製の最新ラジアルマウントキャリパーを使うなど、かつてのソフテイルでは考えられなかった技法で走りのポテンシャルを向上させるのが人気。いま最も旬で注目度の高いカスタムといえるだろう。

ハイライザーにハンドルはオフロード車で人気のFLO製をチョイス。さらにマフラーは2in1のショートタイプ、ホイールもレーシーなデザインを選ぶなどスポーティにカスタムするのが基本。そのほかVPクラッチなどドレスアップより質実剛健なカスタムが人気だ。

車両製作/インディアンオレンジ モーターサイクル TEL093-701-0557 http://indianorange.com

※誌面掲載時の情報です。

(出典/「CLUB HARLEY 2024年10月号」)

この記事を書いた人
ポイズン雨宮
この記事を書いた人

ポイズン雨宮

真性バイクオタ

単気筒や2気筒のいわゆる“エンスー的なバイク”が大好きな真性オタ。中でも70sアメリカを感じさせるモーターカルチャーを特に好む。XR1000と1969年型カマロを所有し、その維持に四苦八苦しつつも実は喜んでいるドMでもある。カフェレーサー好きでもあり、フェザーベッドフレームのH-Dを作りたいと絶賛夢を膨らませ中。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

金子ノブアキが着る【REDKAP × FREAK’S STORE】

  • 2026.10.21

長い歴史を持つワークウエアブランド〈レッドキャップ〉と〈フリークス ストア〉のコラボアイテムを金子ノブアキが今の感覚で着こなす。年齢を重ねたからこそ楽しめる服のこと、ブランドが持つ哲学のこと、そしてこれから大切にしていきたいこと。45歳を迎えた金子さんに、ファッションと生き方について話を聞いた。 タ...

「BEORMA」140年の伝統を受け継ぐ、英国屈指のレザークラフト

  • 2026.10.21

英国トラッドを語るうえで欠かすことのできない存在がレザークラフトだ。140年の歴史とクラフトマンシップを受け継ぎ、現代のスタイルにも馴染む唯一無二のプロダクトを生み出す〈べオーマ〉は、その筆頭となりうる存在だ。 熟練職人の魂宿る伝統のレザークラフト 英国中部の小さな町・ウォルソール。革加工・馬具産業...

東京・入谷にできた靴づくりの新聖地「THE ZINE FOOTWEAR CLUB.」にメディア初潜入!

  • 2026.10.18

「ブラザーブリッジ」や「シュアブーツ」を手がける「ザ ジン フットウェア」。店舗と企画・縫製工場がひとつになったいわば“本拠地”を入谷に新設した。メディア初公開となる、その全貌に迫る。 メーカーでもあり店舗でもある新拠点 弊誌の読者であれば、おそらく「ブラザーブリッジ」という革靴ブランドはご存知であ...

メイド・イン・ノーサンプトンを貫く英国靴の筆頭「Crockett & Jones」のモノづくり

  • 2026.10.21

革靴の聖地であるノーサンプトンにて1879年に初声をあげた〈クロケット&ジョーンズ〉。英国靴を語る上で欠かすことのできない同ブランドのモノづくりの現場に足を運んだ。 一足の革靴に宿る147年の歴史と誇り 革靴産業の一大拠点として名を馳せる英国・ノーサンプトン。中世から靴職人が集まり、17世紀には軍用...

HISTORY OF B.V.D. 着心地を追求した150年

  • 2026.10.20

1876年、ニューヨークで誕生したB.V.D.。風を通すゆったりとした肌着から、水着、街や休日を彩るシャツまで。その歩みを貫くのは、日々を心地よく過ごすための工夫だ。時代ごとの広告や製品を手がかりに、着心地を追求してきた150年をたどる。 HISTORY OF B.V.D. 1876年 ニューヨーク...

Pick Up おすすめ記事

東京・入谷にできた靴づくりの新聖地「THE ZINE FOOTWEAR CLUB.」にメディア初潜入!

  • 2026.10.18

「ブラザーブリッジ」や「シュアブーツ」を手がける「ザ ジン フットウェア」。店舗と企画・縫製工場がひとつになったいわば“本拠地”を入谷に新設した。メディア初公開となる、その全貌に迫る。 メーカーでもあり店舗でもある新拠点 弊誌の読者であれば、おそらく「ブラザーブリッジ」という革靴ブランドはご存知であ...

【連載】ビートルズのことを考えない日は一日もなかった

  • 2024.02.05

80年代、私的ビートルズ物語。 ビートルズ研究と収集に勤しむビートルデイズを始めて早44年(Since1980)。 なにをするにもビートルズが基準だった『昭和40年男』編集長のビートルズ史を、 当時の出来事とともに振り返ります。

遊び心とヘビーデューティ! 「ジムマスター」のアウトドア&ミリタリー

  • 2026.10.18

ほどよく力の抜けたカジュアルウエアを展開するカナダ生まれの「ジムマスター」。その真骨頂は、実は骨太なアウトドア&ミリタリーにある。ヘビーデューティな機能美を日常着へと昇華させる秘訣は、「ジムマスター」らしいほんのすこしの遊び心! カラフルな配色の裏に確かな実用性あり! 【右】主役は厚手のボアジャケッ...

ガレージ、インテリア、リフォームまで! 趣味人のための、物件案内。

  • 2020.01.20

好きなものと暮らす、理想の城を手に入れよう。 家は、ただ暮らすためだけの場所じゃない。 どこに住むか、どんな空間にするか、そこで何を楽しむか。 ガレージハウスやアメリカンハウス、趣味部屋、インテリア、リノベーションまで、 「Lightning」ならではの視点で趣味人の理想の住まいを紹介する。

#PR

東洋エンタープライズが手がける「ゴールド」。高品質な素材選びに一切の妥協なし。

  • 2026.10.20

1965年に創業した日本屈指の老舗メーカー東洋エンタープライズ社が手がける〈ゴールド〉。同社が得意とするヴィンテージへの膨大な知見と技術力の高さを活かしつつも上質にモダナイズしたものづくりに定評がある。着用時のシルエットはもちろん、高品質な素材選びに一切の妥協をしないこと。それこそがシンプルな服に深...