初めてのアメリカツーリング初日の宿泊は幽霊船

  • 2025.09.11

2010年5月、当時の「クラブハーレー」編集長の松島親方と編集部全員、ライトニング編集部数名とカメラマン、当時のイメージキャラクターだったアラキメグミさんという大所帯でカリフォルニア・ロサンジェルス空港にいた。目的はクラブハーレーが主催する南カリフォルニアツーリングに同行するためだったが、ツアー参加者と同じぐらいの人数で大挙して行ったのは、現地で2班に分かれて1班はツアーに同行、もう1班はロサンジェルス周辺で取材という計画だったからだ。

沼尾哲平|愛車のスポーツスターは、人生2台目のハーレー。いまは通勤と取材で乗るのがメインになってしまっているが、本当はひとりでロングツーリングに出かけたい

南カリフォルニアを走る初めてのアメリカツーリング

それまで3年ほどクラブハーレー編集部に所属していたが、なかなかアメリカを走るチャンスはなく、このときが僕にとって初のアメリカだった。もともとそこまでアメリカにこだわりをもっていたほうではなかったが、ハーレーのように直線をゆったり走るバイクを生んだ土地はどんな風なんだろうという思いは、ハーレーに関わるようになって芽生えてきていた。そう感じるようになったころの渡米だったので、訪れるまではいろいろと妄想が膨らんでいた。

僕が参加したツアーの以前にもクラブハーレーでは海外ツアーを企画していて、デーブ山下さんというツアー会社のスタッフがもろもろの手配を行ってくれていた。

空港に着いた編集部スタッフとツアー参加者はデーブさんが用意してくれたバスに乗り込み、まずはその足でローズボウルスタジアムへ。ここは古着の業界では知らない人はいない大規模なフリーマーケットが行われるところで、ちょうど到着した日が開催日だった。

ローズボウルのフリマではTシャツから革ジャン、ブーツ、ヘルメットまで、古着好きはもちろん、バイク乗りも気になるものがたくさんあり、掘り出し物がビックリするような値段で売っていたりして、何時間でもいられるようなところだった。アメリカに到着して数時間であやうく散財してしまうところを、ぐっとこらえ、ジャケットやブーツを数点買うだけに留めておいた。

円安の今になってみると信じられないが、2010年当時は1ドルが80円ほどだったので、めちゃ安いじゃん! なんて思って買いまくってしまっていたが、現在はいくらなんだろうと考えるだけで怖ろしい。いい時代だったなぁ。

修学旅行の自由行動のように好き勝手歩き回って買い物しまくったローズボウルを後にして初日の宿泊場所へ。この日の宿はロングビーチの港に停泊している豪華客船クイーンメリー号。この船は1936年から67年まで大西洋を運航していた客船で、役割を終えた後、ホテルとして利用されているのだそうだ。

後から知ったのだが、実はこの船は有名な心霊スポットだった。船内で子供の幽霊を見たとか、白いドレスの女性、大戦中の兵士、事故で亡くなった乗組員などなど、幽霊との遭遇例がたくさんあるらしい。なんとオフィシャルで心霊ツアーも行われているそうだ。泊まったときには何も感じなかったのは僕に霊感がないからかもしれないが、なんだかちょっと残念だった気もする。

そんな珍しいホテルを起点にスタートした南カリフォルニアツーリング。翌日からはいよいよ南を目指すツーリングが始まった。

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