新世紀になり登場した新たなバイカーのカタチ。2000年代のチョッパーシーンを振り返る

70年代に黄金期を迎えたものの、80年代からのカフェレーサーブームや日本車の台頭で一旦は廃れたチョッパーというカルチャーだが、それを2000年代に復権させたのが「ウエストコーストチョッパーズ(WCC)」のジェシー・ジェームスであることに異論を挟む人間は少ないだろう。

新世紀を迎え、登場した新たなバイカーのカタチ

事実、94年にWCCを設立したこの男は90年代後期から頭角を表しはじめ、2000年にはTVの「ディスカバリーチャンネル」に登場。それまでチョッパーといえば本場アメリカにおいてもマイノリティな存在だったが、テレビというメディアを通して、広く世間一般に認知されるようになったのは間違いなくJ・ジェームスという希代のビルダーの功績だ。

ある意味、カスタムの世界の中ですらも死語と化していた〝CHOPPER〟というフレーズと、ハンドメイドでマシンを創り上げる概念を復活させた彼の功績はかなり大きい。実際、2000年代には「〇〇チョッパーズ」というショップ名が米国のみならず世界各地で立ち上げられたのだが、これは紛れもなくWCCの影響だろう。

またこの時代、そのJ・ジェームスが巻き起こしたブームによって『グレートバイカービルドオフ』というTVショーがスタートし、多くのスタービルダーが登場。それはあたかも90年代の日本のテレビ番組、『料理の鉄人』のような現象に似ているのだが、兎にも角にもチョッパーという乗り物が『イージー☆ライダー』の公開以来、世間的に認知されたのがこの2000年代なのは間違いない。

そうした流れの中、よりマイノリティなチョッパーとして「オールドスクール」が復活するのだが、それを語るうえで「シナーズ」も忘れられない存在だろう。彼らの多くは「ディッキーズ」のワークパンツに「バンズ」のスニーカー、ウインドブレーカーといったファッションでチョッパーを走らせていたが、長髪に髭というステレオタイプのバイカー像でない姿が多くの人の共感を得ることとなる。まさに〝新たな時代〟の到来を感じさせたのが2000年代のチョッパーシーンなのだ。

さまざまなカルチャーをMIXしたスタイルを実践

2000年代のチョッパーシーン、それを象徴するキーワードに「MIX」があるのだが、事実、この時期は旧き手法にハイテックな要素を採り入れたWCCやスケートボード等のストリート系のノリが融合したカルチャーが時代を席巻。新世紀に相応しい光景を見せた。

コール・フォスター

2000年代に新たなスタイルを生み出したビルダー、C・フォスター。2002年に製作した「ブルーボバー」は世界に影響を与えた一台。

ジェイソン・ジェシー

80年代中期から90年代初頭にかけてプロスケーターとして活躍したJ・ジェシー。彼もチョッパーの世界に多大な影響を与えた。

ジェシー・ジェームス

2000年代初頭のカスタムシーンを盛り上げた立役者のJ・ジェームスは94年に「WCC」を設立。彼のネオチョッパーが時代を築く。

カスタムショップのアイテムが人気に!!

2000年代のシーンで高い人気を博したのがTシャツやキャップなどのWCCオリジナルウエアやグッズたち。これらはショップのみならず米国のスーパーマーケットチェーン「ウォルマート」でも展開され、一大ブームを起こした。

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CLUB HARLEY 編集部
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