今年最注目のH-D“アイコンコレクション”に「FAT BOY」登場!

  • 2025.06.05

往年の名車がもつ雰囲気やカラーリングを、現代の最新モデルに落とし込んだ限定生産の復刻シリーズが「アイコンコレクション」。これは2021年から始まった人気のシリーズで、登場以来毎年1機種をピックアップして、昔のカラーリングやディテールなどを復刻してリリースしているのだが、今年度はロングセラーモデルである「ファットボーイ」をベースに、往年の初期イメージを再現したマニアなら注目せずにいられないモデルが登場した。

「ソフテイル」を代表する伝説的モデル「ファットボーイ」

まだリアサスペンションが装備されていなかった1950年代の「リジッドフレーム」のシルエットを踏襲しながらも、リアショックを備えて近代の交通事情にマッチする性能をもたせた「ソフテイル フレーム」を採用したモデルを開発するや、これが爆発的にヒット。このソフテイルによって現代のハーレーダビッドソン社の基盤が築かれたといっても過言ではないのだが、それをさらに盤石なものにしたのが1990年に登場した「FLSTFファットボーイ」の存在だ。

ハーレーの伝統的サイズといえる径16インチの前後ホイールには、当時珍しかったディッシュホイールを採用。さらに初期モデルは戦闘機をモチーフに、シルバー塗装されたフレームと外装、エンジンまわりはイエローのストライプを加えるなど、“前後16インチホイールにフルスカートフェンダー”というハーレー伝統のシルエットを継承しつつも、迫力あるカスタムモデルに仕上げて世界中のファンを魅了した。これが現在まで続くロングセラーモデルとなったのだ。

世界限定1990台! 「ファットボーイ グレイゴースト」とは!?

今年度のアイコンコレクションとして登場した「ファットボーイ グレイゴースト」。2025年で発売から35周年を迎えた記念モデルとしてもふさわしく、初代ファットボーイを彷彿とさせるディテールをまとって世界限定 1990 台(うち、234台が日本で販売される)のみが販売される、極めて希少価値の高いプレミアムなモデルだ。初代をイメージしたシルバー塗装仕上げのフレームに各部に入れられたイエローのストライプが印象的だが、なんといっても注目はすべてクロムメッキで仕上げたかのような外装パーツだろう。

また、レースとタッセルがあしらわれたシートや、レースで縁取られたブラック レザーのタンク ストラップなどのディテールがノスタルジックな雰囲気に拍車をかけている。立体的なタンクメダリオンは、初代モデルの象徴的なウインググラフィックを再現。また、タンクコンソールにはシリアルナンバーを刻み込んだうえ、リアフェンダーにはアイコンコレクションのメダリオンを配してプレミアム感を高めている。

前後に極太タイヤを備えた“ファットカスタム”の元祖ともいえるファットボーイへの敬意を表し、鏡面風のリフレクション仕上げを施した。フェンダーとタンクは、「薄膜コーティングの物理蒸着(PVD)」によるもので、これほど大きな部品にPVDを使用したのはハーレーとして初めての例だという。このコーティング技術により、クロムメッキのような美しい見た目でありながら、クロム仕上げでは不可能な非常に高い耐食性を両立している

初期ファットボーイを彷彿とさせるロッカーカバーの黄色いストライプが印象的なエンジン。もちろん通常の2025年モデルのファットボーイと同じく、エンジンは排気量1923ccで最大出力101ps、最大トルクは165Nmを発揮する「ミルウォーキーエイト117カスタム」を搭載。 最新テクノロジーを介して「レイン」、「ロード」、「スポーツ」などのライドモードも選択可能だ
イエローのストライプを配したタンクコンソールには限定コレクションであることを示すシリアルナンバーが刻まれる。コンチョとレースで縁取られたディテールがどこか懐かしさすら漂うタンクストラップも、この車両ならではの見どころになっている
ライダー側のシートのフチにはレース、レザーのヒモを束ねたタッセルもあしらうことで、初代モデルそのままの雰囲気を実現。リアフェンダー後部にはアイコンコレクションのメダリオンが配されている
タンクには初代モデルにあしらわれていた戦闘機を思わせるウインググラフィックを立体的なメダリオンで再現。高級感あふれるグレイゴーストのタンクをはじめとした外装パーツをさらに際立たせている
前後に極太タイヤをはくホイールや、存在感あふれるヘッドライトナセルカバーもファットボーイならではの個性を引き立てる。イエローのストライプはもちろん、ブライトシルバーのパウダーコートで仕上げられたフレームは古くからのファンのマニア心をもくすぐる仕上げも見逃せないポイントだろう

FAT BOY GRAY GHOST/ファットボーイ グレイゴースト

362万7800円

問い合わせ/ハーレーダビッドソン ジャパン https://www.harley-davidson.com/

LiLiCo

昭和45年女

人生を自分から楽しくするプロフェッショナル

LiLiCo

松島親方

CLUTCH Magazine, Lightning, 2nd(セカンド)

買い物番長

松島親方

モヒカン小川

Lightning, CLUTCH Magazine

革ジャンの伝道師

モヒカン小川

ランボルギーニ三浦

Lightning, CLUTCH Magazine

ヴィンテージ古着の目利き

ランボルギーニ三浦

ラーメン小池

Lightning

アメリカンカルチャー仕事人

ラーメン小池

アオイちゃん

Lightning, CLUTCH Magazine

チーママ系エディター

アオイちゃん

パピー高野

2nd(セカンド)

断然革靴派

パピー高野

なまため

2nd(セカンド)

I LOVE クラシックアウトドア

なまため

みなみ188

2nd(セカンド)

ヤングTRADマン

みなみ188

村上タクタ

ThunderVolt

おせっかいデジタル案内人

村上タクタ

竹部吉晃

昭和40年男, 昭和45年女

ビートルデイズな編集長

竹部吉晃

清水茂樹

趣味の文具箱

編集長兼文具バカ

清水茂樹

中川原 勝也

Dig-it

民俗と地域文化の案内人

中川原 勝也

金丸公貴

昭和50年男

スタンダードな昭和49年男

金丸公貴

岡部隆志

英国在住ファッション特派員

岡部隆志

おすぎ村

2nd(セカンド), Lightning, CLUTCH Magazine

ブランドディレクター

おすぎ村

2nd 編集部

2nd(セカンド)

休日服を楽しむためのマガジン

2nd 編集部

CLUTCH Magazine 編集部

CLUTCH Magazine

世界基準のカルチャーマガジン

CLUTCH Magazine 編集部

趣味の文具箱 編集部

趣味の文具箱

文房具の魅力を伝える季刊誌

趣味の文具箱 編集部

タンデムスタイル編集部

Dig-it

初心者にも優しいバイクの指南書

タンデムスタイル編集部

昭和40年男 編集部

昭和40年男

1965年生まれの男たちのバイブル

昭和40年男 編集部

昭和50年男 編集部

昭和50年男

昭和50年生まれの男性向け年齢限定マガジン

昭和50年男 編集部

CLUB HARLEY 編集部

Dig-it, CLUB HARLEY

ハーレー好きのためのマガジン

CLUB HARLEY 編集部