「渋谷」と「レコード」から戦後文化の変遷を紐解く異色のカルチャー史研究書
1990年代、東京・渋谷は「世界一アナログレコードが埋まっている街」と呼ばれていた。宇田川町を中心に大小さまざまなレコード店がひしめき、世界中の“ヴァイナルディガー”たちの憧れの場所であった。とはいえ、当然ながら、ある日突然レコード店が湧き出すはずはない。渋谷がアナログレコードの聖地となるには、しかるべき理由と経緯=歴史があったはずだ。
まさにその渋谷・宇田川町で30年以上営業しているレコード店「Face Records」の創業者の武井進一氏は、自分の生業である渋谷の中古レコード店について、「その始まりはいつなのだろう?」と疑問に思ったことをきっかけに「レコード店の歴史」を調べ始める。古書店や図書館、役所に残る古地図や資料を丹念に調べるうちに、その関心は「レコード店の歴史」を越えて「渋谷という街の歴史」へと広がり、“調査”はアカデミックな郷土史研究家や文化史研究家も顔負けの本格的なものになっていく。
渋谷の歴史の背後には、第二次大戦後のGHQによる占領政策に端を発するアメリカナイゼーション、それに呼応して変化していく人々の価値観、そして都市の発展と消費文化の成熟といった大きな流れが確かに横たわっていた。「渋谷のレコード店の歴史」を追うことは、そのまま戦後日本の文化の変遷をたどる作業でもあった。(本書「はじめに」より)



The History of Record Stores in Shibuya ~& Beyond 渋谷、レコード店の歴史、そして、それ以上の何か
著者:武井進一
Produced by: Hiroshi Fujiwara, Tetsuya Suzuki
【予定価格】 2,800円(税別)
【予定発売日】 2026年5月上旬 ※多少前後する場合があります。
【頁数】 200P
【サイズ】 H210mm×W148mm(A5版)
【出版】 mo’des book
取り扱い予定店舗
- Face Records 各店舗(渋谷店、ミヤシタパーク店、札幌ステラプレイス店、名古屋 中日ビル店、京都高島屋S.C. T8店、福岡天神 ワンビル店、NYC店)
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