今こそマスターすべきは“重ねる”技! 「ライディングハイ」が提案するレイヤードスタイル

「神は細部に宿る」。細かい部分にこだわることで全体の完成度が高まるという意の格言である。糸や編み機だけでなく、綿から製作する「ライディングハイ」のプロダクトはまさにそれだ。そして、細部にまで気を配らなければならないのは、モノづくりだけではなく装いにおいても同じ。メガネと帽子を身につけることで顔周りの印象が大きく変わるのと同じように何を重ねる(加える)か、すなわちレイヤードによってコーディネイトに“奥行き”が生まれるのだ。

【スタイル①】シャツとタートルネックを重ねる

冬の装いにおいて欠かせないのが首元にニュアンスを生み出すタートルネック。ヴィンテージのタートルネックニットをベースに、希少なアズマ編み機でゆっくりと編み上げた“スウェット”で表現することでひと味違った表情に仕上がっている。さらに、中にシャツを着ることで、コーディネイトの奥行きも倍増する。タートルネックのスウェットシャツ1万9800円

タートルネックのスウェットシャツ1万9800円、スウェットパンツ2万7500円/ともにライディングハイ、コート11万円、中に着たカバーオール7万7000円/ともにポストオーバーオールズ(ポストオーバーオールズ中目黒TEL03-6303-2160)、シャンブレーシャツ3万3000円/ビッグヤンク(アール 柳橋TEL080-7024-4090)、ブーツ6万2700円/サンダース(サンダースジャパンTEL03-6231-0115)

【スタイル②】パーカで首元にボリュームを

レイヤードスタイルをより身近なものとするために必ず所有しておきたいのがスウェットパーカ。ジャケットやコートの中に着るだけでフードがアクセントとなり、装いに奥行きをもたらす。50sのスウェットシャツに特徴的なフリーダムスリーブや大きめで二重構造のフードなど、1枚で着てもサマになる本格的なディテールを携えている。スウェットパーカ2万5300円

スウェットパーカ2万5300円、中に着たTシャツ7370円/ともにライディングハイ、CPOシャツ5万2800円/D.C.ホワイトTEL03-6447-5095、BDシャツ1万1220円/バギー(メインTEL03-3264-3738)、チノパンツ2万9700円/オールアメリカンカーキズ(メイデン・カンパニーTEL03-5410-9777)、タッセルローファー21万7800円/オールデン(ラコタTEL03-3545-3322)

【スタイル③】スウェットシャツを肩掛け

レイヤードのテクニックとして押さえておきたいのがスウェットシャツの肩掛け。ラフに肩から掛ければ一気にこなれ感が生まれる。カラースウェットも良いが、トップスと同系色を選ぶとより落ち着いた印象に。杢グレーとスミクロの組み合わせは、洗練されたグラデーションを生み出す。ハーフジップスウェット2万3100円、肩に掛けたスウェットシャツ1万1000円

ハーフジップのスウェットシャツ2万3100円、中に着たタートルネックカットソー9900円、肩にかけたスウェットシャツ1万1000円、ヘリンボーンのスウェットパンツ1万7600円/すべてライディングハイ、シャツ4万6200円/インディビジュアライズドシャツ、デッキシューズ5万8300円/クオディ(ともにメイデン・カンパニーTEL03-5410-9777)、メガネ5万2800円/アヤメ(G.B.ガファスTEL03-6427-6989)

【問い合わせ】
ライディングハイ
TEL03-5773-1733
https://www.riding-high.com/

(出典/「2nd 2026年1月号 Vol.216」)

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みなみ188
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みなみ188

ヤングTRADマン

1998年生まれ、兵庫県育ちの関西人。前職はスポーツ紙記者で身長は188cm(25歳になってようやく成長が止まった)。小中高とサッカーに熱中し、私服もほぼジャージだったが、大学時代に某アメトラブランドの販売員のアルバイトを始めたことでファッションに興味を持つように。雑誌やSNS、街中でイケてるコーディネイトを見た時に喜びを感じる。元々はドレスファッションが好みだったが、編集部に入ってからは様々なスタイルに触れるなかで自分らしいスタイルを模索中。
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