この冬買うべきは、主役になるピーコートとアウターの影の立役者インナースウェット、この2つ。

冬の主役と言えばヘビーアウター。クラシックなピーコートがあればそれだけで様になる。そしてどんなアウターをも引き立ててくれるインナースウェット、これは必需品。この2つさえあれば今年の冬は着回しがずっと楽しく、幅広くなるはずだ。この冬をともに過ごす相棒選びの参考になれば、これ幸い。

「Golden Bear」のピーコート

ハイネックのスウェットシャツ1万9800円/ライディングハイTEL03-5773-1733、BDシャツ3万8500円/インディビジュアライズドシャツ(メイデン・カンパニーTEL03-5410-9777)、カシミヤ素材のニットパンツ5万8300円[セーターとセットアップ価格]、手に持ったフィンガーレスグローブ9900円/ともにキャッシュアンドバルバ(エグジステンス info@cashbarba.com)、シューズ6万1600円/パラブーツ(パラブーツ青山店TEL03-5766-6688)、ソックスはスタイリスト私物

1940年代製USネイビーのモデルをもとにしたピーコートは、ポケットの袋布に防寒性の高いコーデュロイを使用するなど本格的。上質なウールを100%使用。6万1600円(コスギお客様相談室TEL0120-298-454)

アウターの影の立役者、インナースウェットの名手「Healthknit」

優れたアウターには、名脇役として良質なインナーが欠かせない。「ヘルスニット」は1900年にアンダーウエアブランドとして創業し、古着好きにとってはボディメーカーとしてもお馴染み。その長い歴史を生かし、同社のアーカイブをもとに製作したクラシックなインナースウェットをラインナップする。

トンプキンス スウェット 後付けフーディ長袖

パンツ4万2900円/オールドジョー(オールドジョー フラッグシップストアTEL03-5738-7292)、メガネ5万2800円/アヤメ(G.B.ガファスTEL03-6427-6989)、手に持ったコート6万9300円/ヴァン(ヴァンヂャケットTEL03-5829-9005)、その他スタイリスト私物

アイテム名にもなっているアメリカの旧式編み機「トンプキンス」を使用し、質感はふっくらと柔らか。特殊な加工と後付け風のフーディで、ヴィンテージ感の強い1着だ。ベースは1960年代のアーカイブ。1万3970円

クラシックスウェット クルーネック長袖

1980年代のアーカイブをベースにした、古着市場でも非常に人気の高いベートーヴェンがプリントされたスウェット。染み込みプリントがフロントに大きく配され、ヴィンテージ級の存在感。6930円

クラシックスウェット ヘンリーネック長袖

ブランドを象徴するヘンリーネックデザインをあしらったスウェットは、1980年代後半のアーカイブをもとに製作。コットンとポリエステルを混紡することで、吸水・速乾・耐久性に優れる。6930円

【問い合わせ】
ヘルスニット・ブランズ
TEL03-3833-1641

(出典/「2nd 2026年1月号 Vol.216」)

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パピー高野
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パピー高野

断然革靴派

長崎県出身、シティーボーイに憧れ上京。編集部に入ってから服好き精神に火がつき、たまの散財が生きがいに。いろんなスタイルに挑戦したい雑食タイプで、ヨーロッパからアメリカものまで幅広く好む。家の近所にある大盛カレーショップの名を、あだ名として拝借。
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