街のアイビーリーガースを探せ! お手本にしたいブレザーコーデ4選

1960年代「誰もがブレザーを着ていて当たり前」の黄金期があったが、いまやそれは“嗜好服”である。再びブレザーは「当たり前」になるべきなのだ! そこで街ゆくアイビーリーガースをここに記録しておこうと思う。

色使いが秀逸! 大人ブレザーコーデ

渋いカラーでまとまったスタイルに、あえて色鮮やかなボーダーをプラスする心意気のある大人って、かっこいい! よく見たらネクタイにもブルーとイエローが入っていて、街ですれ違ったら振り返ってしまいそうな完成度の姫野さん。

個性的なアイテムが見事にマッチ!

2枚入ったポケットチーフにピンズ、イエローのラインパンツと、ポイントをあげだしたらキリがないのに不思議とまとまりがあるのは、柳田さんの手腕とブレザーという服が持つ器の大きさゆえでしょうか。

これぞ王道! トラッドにはブレザーは欠かせない!

ブレザーに左上がりのレジメンタルタイとチノパンを合わせた、王道のスタイル。左胸のワッペンはイェール大学の頭文字でしょうか?近藤さんのトラッド愛が伝わります。

これは洒落者の極みコーデ!

姫野さん同様、やや毒々しさのある色合いのボーダーがコーディネイトのスパイスになっている酒井さん。ブレザーが普遍的なアイテムだからこそ、色で遊びたくなるのが洒落者のサガなのかもしれません。

(出典/2nd 2025年11月号 Vol.214」)

この記事を書いた人
黒野 智也
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黒野 智也

ブレザー偏愛家

1985年生まれ、神戸出身。J.PRESS&SON'Sの立ち上げから携わり、現在はショップディレクター。コラボや別注などのほか、マーチャンダイズ、生産管理、企画・バイイング、イベント立案、PR、店頭での接客まで担当。趣味のカメラを活用し、自社ブランドのみならず、他ブランドのルック撮影やイメージヴィジュアルにも携わる。アメリカントラディショナルの普及のため、様々な“ブレザー・スタイル”を啓蒙する@blazer_snapも主宰。
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