70〜90年代の空気を感じる“ナード”なメガネが今の気分。ネクストトレンドは「スクエアシェイプ」で決まり!

ボストンやウエリントンなど60年代以前から存在していたようなシンプルなシェイプはひととおり行き渡り、いま気になるのは70〜90年代の空気を感じるメガネ。この“ナード”な雰囲気がたまらない! 80年代のドイツブランドによく見られた天地幅の深いものから、90年代に流行した天地幅の浅いものまで、いずれにせよスクエアシェイプが気分。ウエリントンと混同されがちで、その差は確かに曖昧。今回は「特にナード感の強い」を軸におすすめのスクエアシェイプを選出してみた。

FN / FOUR NINES

細身のスクエアシェイプは、90年代的ナード感を存分に湛えつつ、さりげなくモダナイズされ、現代らしいバランスを表現。バネ性のあるテンプルでかけやすさも段違い。4万700円(フォーナインズTEL03-5797-2249)

YELLOWS PLUS

昨年の新作[グレッグ]は天地幅が深く、80年代に台頭したドイツブランドの形を思わせる。型にプラスチックを流し固めて作る“インジェクション”製法で、精緻な立体感を表現。5万5000円(G.B.ガファスTEL03-6427-6989)

MATSUDA

華奢なアセテートを使用して大ぶりに作られたスクエアシェイプの[M2060]。ステンドグラスのようなあしらいが施されたテンプルなど、ブランドらしい作り込みに注目。8万8000円(マツダアイウェアジャパンTEL0776-43-9788)

OSCAR MAGNUSON

イタリアにてハンドメイドで作られる「オスカー マグヌソン」。ナード感満載のドイツ的スクエアに、角の立ったフロント両端の智と、先に向かって細くなるテンプルがユニーク。6万4900円(ブリンク ベースTEL03-3401-2835)

RETROSUPERFUTURE

レンズ横幅54mmのワイドスクエア、太く厚いセル、グリーンのカラーレンズが、イタリアブランドである同ブランドらしい高いファッション性を実現。4万1700円(fRAMEディストリビューションTEL03-6356-8766)

NATIVE SONS

7mmの生地による肉厚感がカジュアルな[コナー]。定番色“ハニーモーブ”は顔馴染みがよく、サングラス仕様での着用もおすすめ。4万8400円(プライベート アイズ アンド トラッカーズTEL070-1577-2666)

OG×OLIVER GOLDSMITH

創設10周年を記念して昨年リリースされた[ルミエールX]。ウェリントンとは似ても似つかないストイックな長方形と、ブロウラインと同じ高さのブリッジで、他とは一線を画すソリッドなデザイン。4万1800円(パーツTEL06-6484-5323)

(出典/「2nd 2025年7月号 Vol.213」)

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パピー高野
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パピー高野

断然革靴派

長崎県出身、シティーボーイに憧れ上京。編集部に入ってから服好き精神に火がつき、たまの散財が生きがいに。いろんなスタイルに挑戦したい雑食タイプで、ヨーロッパからアメリカものまで幅広く好む。家の近所にある大盛カレーショップの名を、あだ名として拝借。
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