オジサンぽくならないシャツとマウンパの合わせ方とは? 4つのおすすめスタイルを紹介!

落ち着きのあるトラッドスタイルとアクティブなアウトドアスタイル。相反するふたつのスタイルをミックスする鍵はそのバランスにある。ボタンダウンシャツとマウンテンパーカを合わせるにはどんなコーデが最適解? そこで雑誌2ndが考える4つのスタイルを紹介しよう。これであなたもオシャレ上級者の仲間入りだ。

1.素材の妙でテイストをまとめたアウトドアトラッドのベーシックスタイル

マウンテンパーカ6万500円/エンズアンドミーンズ6万500円(ブルペンTEL03-6407-0526)、BDシャツ3万800円/アナトミカ(アナトミカ 東京TEL070-3144-0378)、タートルネックニット5万3900円/ジョン スメドレー(リーミルズ エージェンシーTEL03-5784-1238)、メガネ8万9100円/10 アイヴァン(アイヴァン PR TEL03-6450-5300)

フロントのポケットはふたつ、60/40クロスを採用したシンプルなネイビーカラーのマウンテンパーカには、それ自体が上品であるため、ほかにトラッドアイテムを“足し算”せずに潔くBDシャツの上から羽織るだけでもハマる。しかし、カジュアルになりすぎるのを避けるために、シャツはドレッシーなブロード生地をチョイス。中に着たタートルネックもカットソーではなくハイゲージニットにすることでより上品にまとめた。

2.モダンなマウンテンパーカをタイドアップでトラッドに味付け

マウンテンパーカ6万500円/ウールリッチ アウトドアレーベル(ウールリッチ アウトドアレーベル 代官山店TEL03-6416-5196)、BDシャツ3万3000円/ギットマン ブラザーズ フォー シップス(シップス 銀座店TEL03-3564-5547)、コーデュロイシャツ1万2100円/エル・エル・ビーン(エル・エル・ビーンカスタマーサービスセンターTEL0422-79-9131)、タイ1万4410円/サウスウィック(シップス 銀座店TEL03-3564-5547)

ベージュ系のワントーンで構成されたモダンなマウンテンパーカにはシャンブレーのBDシャツがよく合う。マウンテンパーカがナイロン素材のため、全体としての“テック感”が強くなるのを避けるためにもコーディネイトに奥行きをもたらすシャンブレーが重要な役割を担うのだ。同じくテック感を緩和するために温かみのあるコーデュロイシャツをジャケット代わりに挟み込み、さらにタイドアップすることでトラッドな印象をプラス。

3.インパクト抜群のマウンテンパーカはド直球のアメトラスタイルでまとめる

マウンテンパーカ5万8300円/ビームス プラス(ビームス プラス 原宿TEL03-3746-5851)、BDシャツ2万5300円/サウスウィック(シップス 銀座店TEL03-3564-5547)、ツイード素材のジャケット7万4800円/D.C.ホワイト(D.C.WHITE デスクTEL03-6447-5095)、ニットタイ1万5400円/ベントレークラバッツ(メインTEL03-3264-3738)

ビビッドなグリーンや斜めに配置された胸元のジップポケットなど、ややモダンな印象のマウンテンパーカには秋冬の直球アメトラスタイルを合わせる。上質なスーピマコットンのオックスフォードシャツをタイドアップし、ヘリンボーンツイードのジャケットを合わせればモダンとクラシックが程よい塩梅のミックススタイルが完成する。ここでシャツが白だとどこか味気ない印象になるが、鮮やかなイエローを選ぶことで新鮮さを加えた。

4.テック感のある高機能ウエアを上品にまとめてタウンユースに落とし込む

マウンテンパーカ2万4200円/コロンビア(コロンビアスポーツウェアジャパンTEL0120-193-803)、BDシャツ1万780円/バギー(メインTEL03-3264-3738)、セーター3万7400円/ユーソニアンスポーツウェア(ユーソニアングッズストアTEL03-5410-1776)、ニットキャップ8800円/ワックスロンドン(グリニッジ ショールームTEL03-5774-1662)

王道のアウトドアカジュアルにほんのりとトラッドな要素を加えたベーシックスタイル。撥水性のあるナイロン素材と収容力のあるフロントポケットを携えた機能性パーカをタウンユースに落とし込むために、アメリカントラッドの定番であるピンクストライプのオックスフォードシャツを選択。さらにバーズアイ柄のアルパカセーターを合わせることで、現代的なアウトドアウエアを旧きよきクラシックスタイルに溶け込ませている。

この記事を書いた人
みなみ188
この記事を書いた人

みなみ188

ヤングTRADマン

1998年生まれ、兵庫県育ちの関西人。前職はスポーツ紙記者で身長は188cm(25歳になってようやく成長が止まった)。小中高とサッカーに熱中し、私服もほぼジャージだったが、大学時代に某アメトラブランドの販売員のアルバイトを始めたことでファッションに興味を持つように。雑誌やSNS、街中でイケてるコーディネイトを見た時に喜びを感じる。元々はドレスファッションが好みだったが、編集部に入ってからは様々なスタイルに触れるなかで自分らしいスタイルを模索中。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

雑誌2ndがプロデュース! エディー・バウアー日本旗艦店1周年を祝うアニバーサリーイベント開催決定!

  • 2025.11.21

エディー・バウアー日本旗艦店の1周年を祝うアニバーサリーイベントを本誌がプロデュース。新作「ラブラドールコレクション」や本誌とのコラボなど、ブランドの情熱が詰まった特別な9日間を見逃すな! 来場者には限定のブランドブックを配布! 今回のイベントに合わせ、「エディー・バウアー」をもっと知ってもらうため...

【UNIVERSAL OVERALL × 2nd別注】ワークとトラッドが融合した唯一無二のカバーオール登場

  • 2025.11.25

これまでに、有名ブランドから新進気鋭ブランドまで幅広いコラボレーションアイテムを完全受注生産で世に送り出してきた「2nd別注」。今回もまた、渾身の別注が完成! >>購入はこちらから! 【UNIVERSAL OVERALL × 2nd】パッチワークマドラスカバーオール アメリカ・シカゴ発のリアルワーク...

着用者にさりげなく“スタイル”をもたらす、“機能美”が凝縮された「アイヴァン 7285」のメガネ

  • 2025.11.21

技巧的かつ理にかなった意匠には、自然とデザインとしての美しさが宿る。「アイヴァン 7285」のアイウエアは、そんな“機能美”が小さな1本に凝縮されており着用者にさりげなくも揺るぎのないスタイルをもたらす。 “着るメガネ”の真骨頂はアイヴァン 7285の機能に宿る シンプリシティのなかに宿るディテール...

決して真似できない新境地。18金とプラチナが交わる「合わせ金」のリング

  • 2025.11.17

本年で創業から28年を数える「市松」。創業から現在にいたるまでスタイルは変えず、一方で常に新たな手法を用いて進化を続けてきた。そしてたどり着いた新境地、「合わせ金」とは。 硬さの異なる素材を結合させるという、決して真似できない新境地 1997年の創業以来、軸となるスタイルは変えずに、様々な技術を探求...

時計とベルト、組み合わせの美学。どんなコンビネーションがカッコいいか紹介します!

  • 2025.11.21

服を着る=装うことにおいて、“何を着るか”も大切だが、それ以上に重要なのが、“どのように着るか”だ。最高級のプロダクトを身につけてもほかとのバランスが悪ければ、それは実に滑稽に映ってしまう。逆に言えば、うまく組み合わせることができれば、単なる足し算ではなく、掛け算となって魅力は倍増する。それは腕時計...

Pick Up おすすめ記事

この冬買うべきは、主役になるピーコートとアウターの影の立役者インナースウェット、この2つ。

  • 2025.11.15

冬の主役と言えばヘビーアウター。クラシックなピーコートがあればそれだけで様になる。そしてどんなアウターをも引き立ててくれるインナースウェット、これは必需品。この2つさえあれば今年の冬は着回しがずっと楽しく、幅広くなるはずだ。この冬をともに過ごす相棒選びの参考になれば、これ幸い。 「Golden Be...

雑誌2ndがプロデュース! エディー・バウアー日本旗艦店1周年を祝うアニバーサリーイベント開催決定!

  • 2025.11.21

エディー・バウアー日本旗艦店の1周年を祝うアニバーサリーイベントを本誌がプロデュース。新作「ラブラドールコレクション」や本誌とのコラボなど、ブランドの情熱が詰まった特別な9日間を見逃すな! 来場者には限定のブランドブックを配布! 今回のイベントに合わせ、「エディー・バウアー」をもっと知ってもらうため...

今っぽいチノパンとは? レジェンドスタイリスト近藤昌さんの新旧トラッド考。

  • 2025.11.15

スタイリストとしてはもちろん、ブランド「ツゥールズ」を手がけるなど多方面でご活躍の近藤昌さんがゲストを迎えて対談する短期連載。第三回は吉岡レオさんとともに「今のトラッド」とは何かを考えます。 [caption id="" align="alignnone" width="1000"] スタイリスト・...

【UNIVERSAL OVERALL × 2nd別注】ワークとトラッドが融合した唯一無二のカバーオール登場

  • 2025.11.25

これまでに、有名ブランドから新進気鋭ブランドまで幅広いコラボレーションアイテムを完全受注生産で世に送り出してきた「2nd別注」。今回もまた、渾身の別注が完成! >>購入はこちらから! 【UNIVERSAL OVERALL × 2nd】パッチワークマドラスカバーオール アメリカ・シカゴ発のリアルワーク...

「アイヴァン」からニューヨークに実在する通りの名前を冠した新作アイウエアコレクション登場

  • 2025.11.21

ニューヨークに実在する通りの名前を冠した「アイヴァン」の新作コレクション。クラシックな要素をサンプリングしながらも現代の空気感を絶妙に捉え服と同等か、それ以上にスタイルを左右する究極のファッショナブルアイウエア。 Allen 2023年、NYに誕生した「ビースティ・ボーイズ・スクエア」。その付近で出...