ゴアテックスジャケットとナイロンバッグのケアのポイントはココ!
・アウトドアウエア専用の洗剤を使用する
・素材の特性を理解する
1.ゴアテックスジャケットのメンテナンス方法
使用するのは、オリジナルの洗剤や柔軟剤を展開するドイツ発のコインランドリー「フレディレック」のアウトドアウエア専用洗剤。衣類の表面に残留しにくい成分のみを使用することでゴアテックスの撥水機能を回復させられる優れ物で、実際に使用すると驚くほどに撥水性の回復を感じたという。オンラインで購入可能だ(本人私物)。
2.ナイロンバッグのメンテナンス方法
まず初めにつけ置き洗いをするのが最大のポイント。水を張った容器に酸素系漂白剤を適量入れ、ジップを全開にした状態でつける。頑固な汚れの場合、島倉さんは4〜5時間程度つけ置きするそう。その後、洗濯機にかけ、最後に乾燥機にかけると裏地の汚れが剥がれ落ち、異臭も解消される。つけ置き洗い時に使用するのは、洗浄力の高い酸素系漂白剤がおすすめ。一般的なものでOKだ(本人私物)。
メンテを怠ると……
ヴィンテージのナイロン製バッグは長年放置していると、内側のポリウレタンが劣化してしまう。劣化に伴って異臭を放つことも。
せっかくだから知っておきたい洗濯表示
【基本記号】
洗濯処理記号
漂白処理記号
乾燥処理記号
アイロン仕上げ処理記号
商業クリーニング処理記号
【不可記号】
弱い処理記号(下線のない同じ記号で示される処理よりも弱い処理を表す)
非常に弱い処理記号(非常に弱い処理を表す)
処理温度を表す付加記号(ドット数が増えると処理温度がより高いことを表す)
処理・操作の禁止記号
【実例】
液温は、40°Cを限度とし、手洗いによる洗濯処理ができる
液温は、30°Cを限度とし、洗濯機で通常の洗濯処理ができる
液温は、40°Cを限度とし、洗濯機で非常に弱い洗濯処理ができる
漂白処理はできない
酸素系漂白剤による漂白処理ができるが、塩素系漂白剤による漂白処理はできない
洗濯処理後のタンブル乾燥処理はできない
洗濯処理後のタンブル乾燥処理ができる排気温度の上限は最高80°C
つり干し乾燥がよい
日陰でのつり干し乾燥がよい
平干し乾燥がよい
底面温度 150°Cを限度としてアイロン仕上げ処理ができる
アイロン仕上げ処理はできない
石油系溶剤でのドライクリーニング処理ができる
ドライクリーニング処理ができない
ウエットクリーニング処理ができる
(出典/「2nd 2024年5月号 Vol.204」)
Photo/Yoshika Amino,Nanako Hidaka,Ryota Yukitake Text/Kihiro Minami
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