夏の物足りない手元を彩る、洒落者たちの腕時計。

腕を露出することも多い夏場こそ、腕時計の出番。ただし、ヴィンテージウォッチやレザーベルトは、汗などの水分が天敵で、対策としてNATOベルトに変えた人、 デジタルウォッチに衣替えした人なども多かった。ファッション性を大切にしつつも、実用性も高めるセンスにも注目したい。

CONTENTS

1.ゾディアック|ファッション ライフ コンサルタント・大坪洋介さん

シャツ/オオツボシャツ、Tシャツ/イートウツ、 ジーンズ/コールマインギャランティード、シュ ーズ/ No Brand、帽子/サシキ、メガネ/メガ ネロック、時計/ゾディアック、足袋/むさしや

スイスにて100年以上の歴史を誇るウォッチメーカーの70年代の自動巻きに、ベルトはビスポーク。「時計自体は丸みのあるスポーティなデザインですが、ベルトはグリーンのクロコレザーを選び、エレガントに仕上げました」

2.シチズンホーマー|「ビームス プラス 有楽町」ショップマネージャー・鈴木太ニさん

ジャケット/ビームス プラス テーラーライン、シャツ、パンツ、タイ/すべてビームス プラス、シューズ/ケネスフィールド、キャップ/オールドソルジャー、メガネ/モスコット、チーフ、リング/ともにNo Brand

5~6年前に購入したというフェイスがミニマムでシンプルな国産腕時計。ベルトはアンティークショップで購入したメッシュ系のベルトに付け替えた。「ジャケットなどトラッドなアイテムには小ぶりな時計が合います」

3.カルティエ|「ジー・エム・ティー」プレス・ミウラシュランさん

ポロシャツ/エルメス、パンツ/ニート、シューズ/アイランドスリッパ、サングラス/レイバン、時計/カルティエ、バッグ/ブレディ×サンカッケー、ベルト/リッチ アイ

ケースが裏返しになるギミックを有する[タンク バスキュラント]のなかでも、黒文字盤でアラビア数字という珍しいタイプ。「ベルトのカラーがポイントで、アイランドスリッパの今年の新色と色みを合わせています」

4.ユニバーサルジュネーブ|「クロース&クロージング」オーナー・瀬古洋平さん

シャツ/クロースアンドクロージング カスタムオーダーシャツ、パンツ/オーブライシックブリテン、シューズ/デルモナコ、メガネ/アイヴァン7285、ネックレス/インディアンジュエリー、フローリアン、No Brand、バンダナ/ブリュメル、マネークリップ/キャンディデザインアンドワークス、バッグ/ソナー

60年代の薄型ヴィンテージウォッチ。2針にローマ数字というドレッシーなデザインだが、ベルトをカスタム。「ドレスウォッチなので革ベルトにするべきところをあえて自分の好きなインディアンジュエリーにしました」

5.シチズン|「アイビー&ネイビー」オーナー・小野雅之さん

シャツ/コーディングス、パンツ/オールアメリカンカーキーズ、シューズ/ディーラウンディー、帽子/フェイルスワース、時計/シチズン、バングル/ステュードベイカーメタルズ、ベルト/ハッドンアンドジョーンズ

マルチストライプのNATOベルトはいかにも小野さんらしいアイテムのひとつ。「ケアの意味もありますが、夏場はナイロンやステンレスのベルトに付けかえます。今日はネクタイのマルチストライプに合わせて選びました」

6.スミス|「ファイブワン 銀座本店」店長・泉敬人さん

ジャケット、パンツ/ともにファイブワン、シャツ/レミニッセンス、シューズ/丸屋履物店、メガネ/ヴィンテージ、チーフ/ドレイクス、ブレスレット/メキシカンジュエリー、バッグ/ボッテガ ヴェネタ

約10年愛用しているという40年代の手巻き式。「当時の特徴でもある針が少し青いところ、いわゆるブルースチールやダイヤルのフォントがお気に入り。背広を着ることが多いので、悪目立ちしない小ぶりのものが好みです」

7.セイコージウジアーロ × ユナイテッドアローズ|「ディストリクト ユナイテッドアローズ」セールスマスター・森山真司さん

ジャケット/カルーゾ フォー ディストリクト、シャツ/ポロ ラルフローレン、Tシャツ/ヘインズ×ビューティーアンドユース、パンツ/リーバイス、シューズ/ジーエイチバス×ディストリクト ユナイテッドアローズ、時計/セイコー ジウジアーロ×ユナイテッドアローズ、ブレスレット/ティファニー、リング/クロムハーツ

ストップウォッチやラップタイム測定など様々な機能が搭載されているデジタルウォッチ。「古い腕時計は大好きなのですが、夏は空調と外との寒暖差で時計の中が結露してしまうので、ゼンマイ式はお休み。夏はデジタルの出番です」

8.エルメス|「オーベルジュ」デザイナー・小林学さん

ジャケット、シャツ、シューズ/オーベルジュ、パンツ/オーベルジュ×アーチ、帽子/ユーズド、時計/エルメス、リング/カルティエ、ベルト/ポロ ラルフローレン

エルメスの[メドール]は90年代に購入。ピラミッド型のスタッズが付いたレザーブレスのような見映えで、中央のスタッズを開くと盤面が現れる。「パンクエルメスと呼ばれる系統のアイテムのなかでもいまだに人気ですよね」

9.ハミルトン×エル・エル・ビーン|「アーチ東京」スタッフ・小見野健さん

シャツ/モヒート×アーチ、パンツ/アーチ、シューズ/トリッペン、帽子/パンプローナ、メガネ/ヒルトンクラシック、ネックレス/ノースワークス、バングル/マリア ルドマン、時計/ハミルトン×エル・エル・ビーン

この日の小見野さんは、アーチがモヒートに別注した白いリネンのアブサンシャツを主役に据えてヘミングウェイにリスペクトを込めたスタイル。「その適度な男っぽさにリンクさせているのが、こちらのミリタリーウォッチです」

10.アイダブリューシー|「シップス銀座店」店長・市田康博さん

ジャケット、パンツ/ともにサウスウィック ゲートレーベル、シャツ/シップス、サンダル/アリテザニア ゴメス、メガネ/10アイヴァン、タイ/サウスウィック、ペン/モンブラン、リング/ダリルディーンビゲイ

25年以上も前に購入したというパイロットウォッチ。文字盤、ベルトともにブラックで、シックなルックス。「スーツを着る時は基本的に靴、ベルトとともに黒で合わせることがほとんどです」

11.スウォッチ|「インディビジュアライズドシャツ ジャパン」ディレクター・早野海さん

ジャケット/リチャードマッシアントニオ、シャツ/インディビジュアライズドシャツ、パンツ/ビーサイズ、シューズ/モヒンダーズ、メガネ/オリバーゴールドスミス、タイ/Jプレス

アラビア数字とローマ数字が組み合わされた文字盤やポップなカラーが特徴的な懐中時計。「スウォッチの『ポップスウォッチ』というラインのもので、懐中時計なのにチープというアンバランスさに惹かれます」

12.カルティエ|「トゥモローランド」バイヤー・川辺圭一郎さん

シャツ/ブリエンヌ パリ、Tシャツ/ヘインズ、パンツ/トゥモローランド ピルグリム、シューズ/パラブーツ、メガネ/レスカ ルナティエ、ネックレス/エルメス、時計/カルティエ、バングル/アダワトゥーン トゥアレグ、ソックス/ブレスチアーニ

文字盤がブラックのカルティエの傑作・マストタンク。ベゼルは金無垢ではなく、金張りのゴールド。「ブラックの文字盤がシックで好み。30歳になった時に記念に買った、思い出の1本です」

13.ロレックス|「ビームス」プレスチーフ・安武俊宏さん

シャツ/ビックマック、パンツ/リーバイス、シューズ/ビルケンシュトック、メガネ/オリバーピープルズ、タイ/アスコット×ボンビュー、肩にかけたスウェット/RTH、時計/ロレックス、左手のバングル/オービルツィニー、右手のバングル/メキシカンヴィンテージ[Used]、ソックス/オーラリー

お気に入りのロレックスは、夏場はナイロンのNATOベルトに変えるのがマイルール。「最近は冬場もナイロンを付けてますが……。ドレスウォッチなのでラグ幅が狭く、合うベルトを探すのは至難の業。こちらはネットで購入しました」

14.カルティエ|「Ptアルフレッド」店主・本江浩二さん

シャツ、パンツ、ソックス/すべてPtアルフレッド、ポロシャツ/コンションキネット、シューズ/ダブ テイラー、帽子/ブルーブックスコー、メガネ/オリバーゴールドスミス、スカーフ/ブリュメル、時計/カルティエ、バッグ/フェリージ

男女共通の人気コレクション「サントスシリーズ」は角に丸みを帯びた正方形のデザインが特徴。「いわゆるユニセックスで、大きすぎず、小さすぎずのちょうど良いサイズ感が気に入っています」

15.ロレックス|「ブリティッシュメイド 銀座店」店長・中川貴弘さん

シャツ/カレドア、パンツ/ブリティッシュメイド、シューズ/ジョセフ チーニー、タンクトップ、帽子/ともにエメ レオン ドレ、メガネ/ナッキーメイド、ベルト/ドレイクス、時計/ロレックス

「ナッキーメイドのメガネに使われているヒンジパーツ、カレドアーのダンガリーシャツ、そしてこの[サブマリーナー]のベゼル。これらをブルーで揃えることにより、夏らしい涼感をアピールできたかなと(笑)」

※情報は取材当時のものです。現在取り扱っていない場合があります。

(出典/「2nd 2023年9月号 Vol.198」

この記事を書いた人
パピー高野
この記事を書いた人

パピー高野

断然革靴派

長崎県出身、シティーボーイに憧れ上京。編集部に入ってから服好き精神に火がつき、たまの散財が生きがいに。いろんなスタイルに挑戦したい雑食タイプで、ヨーロッパからアメリカものまで幅広く好む。家の近所にある大盛カレーショップの名を、あだ名として拝借。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

日本人に最適化された新作の“JAPAN LIMITED”に注目!「MOSCOT」現代に引き継がれるアメリカンクラシックのDNA

  • 2026.05.20

1915年にNYで創業し、アイウエアデザインの王道を形づくった「モスコット」。多様なデザインで溢れるいまこそ、伝統に裏打ちされたクラシックな佇まいに惹かれる。 新作の“JAPAN LIMITED”のラインナップを紹介! 2016年よりスタートした“JAPAN LIMITED”は、インラインにはないノ...

働くヒトとヴァーグウォッチ。【vol.01靴磨き職人/「Chett」店主・大平雄太さん】

  • 2026.05.21

「Time is Money」=「時は金なり」。自身の仕事に誇りを持ち、日々働く人々は有限な“時間”というものを重んじ、身につけるプロダクトにも徹底的にこだわる。アンティークウォッチの旧きよきディテールを備えながら、手軽かつデイリーに使うことのできるヴァーグウォッチはそんな彼らの心強い相棒となる。 ...

落語家たちが洋装に身を包む会、第4弾! 落語会「師匠お似合いですよ」の舞台裏で注目の落語家たちをSNAP!

  • 2026.05.18

アメカジを提案するファッションブランド「ゴールデンベア」が主催する落語会、その名も「師匠お似合いですよ」。弊誌も師匠方のスタイリングを担当。第4回目となる今回も大盛況でした。楽屋裏で撮影したみなさまの素敵な着こなしをお届けします! 落語家たちが洋装に身を包む会「師匠お似合いですよ」の舞台裏に潜入! ...

アメリカンクラシックの原点「ディグナ クラシック」の[ジミー]なら、カラバリ・仕様も豊富で自分好みの1本が見つかる!

  • 2026.05.21

50sアメリカンスタイルを踏襲した「ディグナ クラシック」の[ジミー]は、シンプルなデザインやクラシックな世界観から多くの人に愛される名作。その人気ゆえ、仕様やカラーのバリエーションが非常に豊富な[ジミー]の全容をいま一度おさらいする。 955E“Jimmy”とはどんなメガネ? 1950年代にアメリ...

夏を彩るカラーゴールド。「市松」定番の18金シリーズはカラバリ豊富で夏に欠かせないアクセサリー

  • 2026.05.18

湘南に工房を構えるオーダーアクセサリーブランド「市松」。1997年に創業し、その2年後から27年も続く定番の18金シリーズは、カラバリも豊富で、いまや欠かせないブランドの顔だ。プロダクツとしての魅力だけでなく、夏の装いにも重宝する。 「市松」の定番、特別な5色の18金 「酷暑日」という言葉が新たに発...

Pick Up おすすめ記事

働くヒトとヴァーグウォッチ。【vol.01靴磨き職人/「Chett」店主・大平雄太さん】

  • 2026.05.21

「Time is Money」=「時は金なり」。自身の仕事に誇りを持ち、日々働く人々は有限な“時間”というものを重んじ、身につけるプロダクトにも徹底的にこだわる。アンティークウォッチの旧きよきディテールを備えながら、手軽かつデイリーに使うことのできるヴァーグウォッチはそんな彼らの心強い相棒となる。 ...

ロンドン生まれのアイウエアブランド「CUBITTS」が日本に本格上陸! 人気の秘密に迫る。

  • 2026.05.19

英国・ロンドン生まれのアイウエアブランド「キュービッツ」。日本へ本格上陸したばかりでまだ多くを知られていない、その全容を紐解く。 ロンドン生まれ質実剛健な実力派 2013年にロンドンで創業、2025年に日本へ本格上陸を果たした「キュービッツ」。本国では、新鋭ながら圧倒的な知名度を誇り、ビスポークも手...

夏を彩るカラーゴールド。「市松」定番の18金シリーズはカラバリ豊富で夏に欠かせないアクセサリー

  • 2026.05.18

湘南に工房を構えるオーダーアクセサリーブランド「市松」。1997年に創業し、その2年後から27年も続く定番の18金シリーズは、カラバリも豊富で、いまや欠かせないブランドの顔だ。プロダクツとしての魅力だけでなく、夏の装いにも重宝する。 「市松」の定番、特別な5色の18金 「酷暑日」という言葉が新たに発...

アメリカンクラシックの原点「ディグナ クラシック」の[ジミー]なら、カラバリ・仕様も豊富で自分好みの1本が見つかる!

  • 2026.05.21

50sアメリカンスタイルを踏襲した「ディグナ クラシック」の[ジミー]は、シンプルなデザインやクラシックな世界観から多くの人に愛される名作。その人気ゆえ、仕様やカラーのバリエーションが非常に豊富な[ジミー]の全容をいま一度おさらいする。 955E“Jimmy”とはどんなメガネ? 1950年代にアメリ...

【連載】ビートルズのことを考えない日は一日もなかった

  • 2024.02.05

80年代、私的ビートルズ物語。 ビートルズ研究と収集に勤しむビートルデイズを始めて早44年(Since1980)。 なにをするにもビートルズが基準だった『昭和40年男』編集長のビートルズ史を、 当時の出来事とともに振り返ります。