2nd編集部がディグる、定番になりそうな良アイテム4選。

  • 2023.06.22

常日頃様々なファッションアイテムと出会う2nd編集部。ブランドやショップを訪れて触れる良品の数々の中から、気になるアイテムをピックアップ。これからの季節にぴったりな4アイテムに注目してほしい。

1.「アナクロノーム」のロールアップスリーブチャイナカバーオールシャツ|シャツでもない、カバーオールでもない。

アナクロノームは2004年に「次なる時代の新たなヴィンテージの創造」をコンセプトに時を超えて伝え残すことのできるものづくりを目指してスタートしたブランド。こちらのシャツはその名も[ロールアップスリーブチャイナカバーオールシャツ]。名前からもこだわりが詰め込まれた1枚であることがうかがえる。よりチャイナシャツらしく着用ができるよう袖を折り返すことを想定。つまり袖が一般的なシャツよりも長く設定されており、本場の袖の折り返しを再現している。

カバーオールとしてもシャツとしても着用ができるよう、厚すぎず、薄すぎないインディゴブルーの生地はロープ染色によるもの。ロープ状に束ねた糸をインディゴ染料に漬け、絞る、という工程を繰り返して染めるデニムと同じ染色方法のインディゴ糸を使用。日々の着用により表情を変えるインディゴの味わいを楽しんでいただきたい。2万9700円(アナクロノームTEL080-7693-2817)

2.「イッチ」のクリスティスマートミッドウォレット(フラグシップショップスペシャル)|ボーダーレスな表情が、息を呑むほどに美しい。

シンプルなデザインながらジェンダーレスでジャンルレスなアイテムを展開するレザーブランド、イッチ。使用シーンを想定した機能を盛り込み、ファッショナブルでありながら使いやすい、そんなアイテムをつくりだす。こちらの財布は、定番で展開されているスマホサイズの[クリスティスマートミッドウォレット]の内側にヴィンテージのスカーフをあしらったイチギャラリー限定のアイテムだ。シンプルな見た目に反し、11枚のカードポケットとフリーポケットが2つ付くなど十分な収納力を誇る。素材はドイツで140年以上の歴史を持つ、ぺリンガー社を代表する革のひとつであるシュランケンカーフを使用しており、様々な表情を見せるシボは、美しいだけでなく、弾力性に富み、水や汚れに強く、傷がつきにくいという機能的な面も。数々のブランドとの協業を重ねたことによる、ほかでもないイッチだからこそ出せるカラーが美しい。4万2900円(イチギャラリーTEL03-5454-5111)

3.「リモワ」のエッセンシャル キャビン|丈夫で機能的な、旅の最適解。

現在では当たり前のことも、そうでない時代が必ずある。スーツケースも例外なくそのひとつ。今でこそ当たり前に外装の素材として使用されているポリカーボネート、軽く耐久性のある素材はスーツケースとの相性が良い。そんなポリカーボネート製のスーツケースを世界ではじめてつくったのは、リモワだ。

今回紹介するのは、リモワにて長年愛されている定番モデルのシーズナルカラー、日本先行販売のアイテム。落ち着いたブラウンに透明度の高いポリカーボネートを使用した美しい色味が特徴だ。外観だけではなく、機能性も申し分ない。リモワによって開発されたマルチホイールシステム、どの方向にも走行が可能な車輪が付いており移動も快適。ハンドルの高さも、決まった高さで段階的に調整するのではなく、自分の好きな高さに変えられることもポイントのひとつ。

洗練された姿に考え抜かれた機能が旅をもっと豊かにしてくれる。13万9150円(リモワ クライアントサービスTEL03-4571-1319)

4.「フィデリティ」の3つボタンブレザー|創業から続く、実直なモノづくり。

1941年アメリカのマサチューセッツ州ボストンにて創業をしたフィデリティ。アメリカ海軍にピーコートを納入していたコントラクターとしても知られているブランドだ。そんなフィデリティからウエポン生地のブレザーが登場。

ウエポン生地とは、アメリカ陸軍士官学校の制服に採用されていたもので、オールシーズン着用が可能だ。一般的なチノクロスと比べると違いは一目瞭然、高密度に打ち込まれ光沢感、強度が高く、ひと目で上等な生地であることが分かる。段返り3つボタンにナチュラルショルダーとオーセンティックなデザインながら日本人に合わせたフィット感に仕上げている。

イカリの刻印が配された金ボタンに加え黒のシェルボタンも付属しており、その日の気分や服装に合わせて付け変えることが可能。随所に散りばめられたこだわりから、ブランド名が表すとおり忠実なものづくりを体感できる1着となっている。3万2780円(サンマリノTEL03-3634-5122)

※情報は取材当時のものです。現在取り扱っていない場合があります。

(出典/「2nd 2023年6月号 Vol.195」)

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