2nd編集部がディグる、定番になりそうな良アイテム4選。

常日頃様々なファッションアイテムと出会う2nd編集部。ブランドやショップを訪れて触れる良品の数々の中から、気になるアイテムをピックアップ。これからの季節にぴったりな4アイテムに注目してほしい。

1.「アナクロノーム」のロールアップスリーブチャイナカバーオールシャツ|シャツでもない、カバーオールでもない。

アナクロノームは2004年に「次なる時代の新たなヴィンテージの創造」をコンセプトに時を超えて伝え残すことのできるものづくりを目指してスタートしたブランド。こちらのシャツはその名も[ロールアップスリーブチャイナカバーオールシャツ]。名前からもこだわりが詰め込まれた1枚であることがうかがえる。よりチャイナシャツらしく着用ができるよう袖を折り返すことを想定。つまり袖が一般的なシャツよりも長く設定されており、本場の袖の折り返しを再現している。

カバーオールとしてもシャツとしても着用ができるよう、厚すぎず、薄すぎないインディゴブルーの生地はロープ染色によるもの。ロープ状に束ねた糸をインディゴ染料に漬け、絞る、という工程を繰り返して染めるデニムと同じ染色方法のインディゴ糸を使用。日々の着用により表情を変えるインディゴの味わいを楽しんでいただきたい。2万9700円(アナクロノームTEL080-7693-2817)

2.「イッチ」のクリスティスマートミッドウォレット(フラグシップショップスペシャル)|ボーダーレスな表情が、息を呑むほどに美しい。

シンプルなデザインながらジェンダーレスでジャンルレスなアイテムを展開するレザーブランド、イッチ。使用シーンを想定した機能を盛り込み、ファッショナブルでありながら使いやすい、そんなアイテムをつくりだす。こちらの財布は、定番で展開されているスマホサイズの[クリスティスマートミッドウォレット]の内側にヴィンテージのスカーフをあしらったイチギャラリー限定のアイテムだ。シンプルな見た目に反し、11枚のカードポケットとフリーポケットが2つ付くなど十分な収納力を誇る。素材はドイツで140年以上の歴史を持つ、ぺリンガー社を代表する革のひとつであるシュランケンカーフを使用しており、様々な表情を見せるシボは、美しいだけでなく、弾力性に富み、水や汚れに強く、傷がつきにくいという機能的な面も。数々のブランドとの協業を重ねたことによる、ほかでもないイッチだからこそ出せるカラーが美しい。4万2900円(イチギャラリーTEL03-5454-5111)

3.「リモワ」のエッセンシャル キャビン|丈夫で機能的な、旅の最適解。

現在では当たり前のことも、そうでない時代が必ずある。スーツケースも例外なくそのひとつ。今でこそ当たり前に外装の素材として使用されているポリカーボネート、軽く耐久性のある素材はスーツケースとの相性が良い。そんなポリカーボネート製のスーツケースを世界ではじめてつくったのは、リモワだ。

今回紹介するのは、リモワにて長年愛されている定番モデルのシーズナルカラー、日本先行販売のアイテム。落ち着いたブラウンに透明度の高いポリカーボネートを使用した美しい色味が特徴だ。外観だけではなく、機能性も申し分ない。リモワによって開発されたマルチホイールシステム、どの方向にも走行が可能な車輪が付いており移動も快適。ハンドルの高さも、決まった高さで段階的に調整するのではなく、自分の好きな高さに変えられることもポイントのひとつ。

洗練された姿に考え抜かれた機能が旅をもっと豊かにしてくれる。13万9150円(リモワ クライアントサービスTEL03-4571-1319)

4.「フィデリティ」の3つボタンブレザー|創業から続く、実直なモノづくり。

1941年アメリカのマサチューセッツ州ボストンにて創業をしたフィデリティ。アメリカ海軍にピーコートを納入していたコントラクターとしても知られているブランドだ。そんなフィデリティからウエポン生地のブレザーが登場。

ウエポン生地とは、アメリカ陸軍士官学校の制服に採用されていたもので、オールシーズン着用が可能だ。一般的なチノクロスと比べると違いは一目瞭然、高密度に打ち込まれ光沢感、強度が高く、ひと目で上等な生地であることが分かる。段返り3つボタンにナチュラルショルダーとオーセンティックなデザインながら日本人に合わせたフィット感に仕上げている。

イカリの刻印が配された金ボタンに加え黒のシェルボタンも付属しており、その日の気分や服装に合わせて付け変えることが可能。随所に散りばめられたこだわりから、ブランド名が表すとおり忠実なものづくりを体感できる1着となっている。3万2780円(サンマリノTEL03-3634-5122)

※情報は取材当時のものです。現在取り扱っていない場合があります。

(出典/「2nd 2023年6月号 Vol.195」)

この記事を書いた人
2nd 編集部
この記事を書いた人

2nd 編集部

休日服を楽しむためのマガジン

もっと休日服を楽しみたい! そんなコンセプトをもとに身近でリアルなオトナのファッションを提案しています。トラッド、アイビー、アメカジ、ミリタリー、古着にアウトドア、カジュアルスタイルの楽しみ方をウンチクたっぷりにお届けします。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

【土井縫工所×2nd別注】日本屈指のシャツファクトリーが作る、アメトラ王道のボタンダウンシャツ発売!

  • 2025.10.07

これまでに、有名ブランドから新進気鋭ブランドまで幅広いコラボレーションアイテムを完全受注生産で世に送り出してきた「2nd別注」。今回もまた、渾身の別注が完成! >>購入はこちらから! トラッド派には欠かせない6つボタンのBDシャツ「6ボタン アイビーズB.D.シャツ」 アメリカントラッドを象徴するア...

【J.PRESS×2nd別注】こんなイラスト、二度と出会えない。 著名イラストレーターとのコラボスウェット。

  • 2025.10.21

これまでに、有名ブランドから新進気鋭ブランドまで幅広いコラボレーションアイテムを完全受注生産で世に送り出してきた「2nd別注」。今回もまた、渾身の別注が完成! >>購入はこちらから! 【J.PRESS×2nd】プリントスウェットシャツ【AaronChang】 アメリカにある優秀な8つの大学を総称して...

進化と伝統、どちらもここに。「L.L.Bean」のアウトドアと日常の垣根を超える名品たち。

  • 2025.10.17

100年以上にわたり、アウトドアと日常の垣根を越える名品を生み続けてきた「エル・エル・ビーン」。誠実なモノづくりと顧客への真摯な姿勢は、現代まで脈々と受け継がれている。伝統を守りながらも進化を恐れない、その精神こそが、今も世界中の人々を魅了し続ける理由だ。 愛される理由は機能美とその誠実さ 100年...

いつものトラッドがこんなにも新鮮に!ジャパンデニムの雄エドウインが提案する、クラシックな黒

  • 2025.10.18

“黒”という色はモードファッションとの結びつきが強い。故にトラッドスタイルとの親和性は低いように思われる。しかし、エドウインの提案する“黒”は実にクラシックである。 クラシックなトラウザーズが黒とトラッドを身近にする ブレザー、ボタンダウンシャツ、スラックス……。アメリカントラッドを象徴するアイテム...

“黒のコロンビア”って知ってる? オンオフ自在に着回せる、アップデートされたコロンビアの名品を紹介!

  • 2025.10.21

電車や車といった快適な空間から、暑さや寒さにさらされる屋外へ。都市生活は日々、急激な気温差や天候の変化に直面している。実はその環境こそ、自然で磨かれた「コロンビア」の技術が生きる場だ。撥水性や通気性といったアウトドア由来の機能を街に最適化し「コロンビア ブラックレーベル」は、都市生活者の毎日を快適に...

Pick Up おすすめ記事

“黒のコロンビア”って知ってる? オンオフ自在に着回せる、アップデートされたコロンビアの名品を紹介!

  • 2025.10.21

電車や車といった快適な空間から、暑さや寒さにさらされる屋外へ。都市生活は日々、急激な気温差や天候の変化に直面している。実はその環境こそ、自然で磨かれた「コロンビア」の技術が生きる場だ。撥水性や通気性といったアウトドア由来の機能を街に最適化し「コロンビア ブラックレーベル」は、都市生活者の毎日を快適に...

2nd

良質な素材感とシルエットが美しい、東洋エンタープライズが展開する「ゴールド」。

  • 2025.10.17

東洋エンタープライズが展開する「ゴールド」。白黒の世界で際立つ良質な素材感とシルエットをご堪能あれ。 質感、シルエット、美しいミリタリー&ワークウエア 米軍同様のへビーナイロンツイルを使ったMA-1。軽量性・保温性・防寒性を備えたクライマシールドの中綿でスペックは現代的だが、エイジング加工によってヴ...

【J.PRESS×2nd別注】こんなイラスト、二度と出会えない。 著名イラストレーターとのコラボスウェット。

  • 2025.10.21

これまでに、有名ブランドから新進気鋭ブランドまで幅広いコラボレーションアイテムを完全受注生産で世に送り出してきた「2nd別注」。今回もまた、渾身の別注が完成! >>購入はこちらから! 【J.PRESS×2nd】プリントスウェットシャツ【AaronChang】 アメリカにある優秀な8つの大学を総称して...

いつものトラッドがこんなにも新鮮に!ジャパンデニムの雄エドウインが提案する、クラシックな黒

  • 2025.10.18

“黒”という色はモードファッションとの結びつきが強い。故にトラッドスタイルとの親和性は低いように思われる。しかし、エドウインの提案する“黒”は実にクラシックである。 クラシックなトラウザーズが黒とトラッドを身近にする ブレザー、ボタンダウンシャツ、スラックス……。アメリカントラッドを象徴するアイテム...

【Punctuation × 2nd別注】手刺繍のぬくもり感じるロングビルキャップ発売!

  • 2025.10.29

これまでに、有名ブランドから新進気鋭ブランドまで幅広いコラボレーションアイテムを完全受注生産で世に送り出してきた「2nd別注」。今回もまた、渾身の別注が完成! >>購入はこちらから! 【Punctuation × 2nd】ロングビルキャップ[トラウト] 温もりのある手仕事が特徴の帽子ブランド「パンク...