ジャパンメイドに惚れた男の愛用品。執筆者・デーヴィッド・マークスさんの5アイテムを紹介。

別に生産国にこだわっているわけじゃなく、単に「いいモノ」を求めていたら、ワードローブがメイド・イン・ジャパンで溢れていた。そんな声も多い、日本製に惹かれた男たちの愛用品を拝見。25年前に来日し、日本のファッションに興味を持ち、ファッションライターとして活躍するデーヴィッド・マークスさんの愛用品5アイテムを見せてもらった。

執筆者・デーヴィッド・マークスさん|1998年に来日した際、出版社でのインターンを経験し、最中に裏原ブランドの存在を知り傾倒。以降、日本のファッシ ョンに興味を持ち著書を残すなどファッションライターとして活躍する

世界で存在感を見せるメイドインジャパン。

代表著書に『AMETORA 日本がアメリカンスタイルを救った物語(DU BOOKS)』を持つファッションライター。日本のファッション事情を知り尽くした彼は、日本ブランドについて「ここ20年で誇りあるブランドになった」という。

「なにしろデニム産業がスゴい。均一に藍染めされた頑丈な綾織生地を作らせたら世界中をみても右に出るものはなく、日本が世界に誇る産業のひとつだと思っています。僕の友人の間では『It’s made in Japan!? Wow!』みたいなやり取りが一種のジョークとして定着しているよ(笑)。それほど日本製はCool!

あとは世界的にメイドインジャパンそのものがひとつのブランドになっています。どのジャンルからみても、日本が一番おもしろいブランドで溢れていますね」

1.ナナミカのゴアテックスコート

ナナミカの代名詞的存在であるゴアテックスを採用した一着。「見た目はコットン素材のオーセンティックなコートにもかかわらず、その実、ゴアテックスを使ったハイテクな一着というところがなんとも日本的。佇まいの中に機能を落とし込んだ名作ですね」

2.メーカーズ シャツ鎌倉のボタンダウンシャツ

日本のオーダーメイドシャツブランドとビームス プラスの別注品。「トラッドなシャツではいま一番。アメリカだとオーダーメイドシャツは納期数ヶ月が当たり前だけど、ここはわずか3週間です。生産体系を国内で完結できる日本の強みですね」

3.ループウィラーのスウェット

日本に現存する吊り編機を使った一着。「購入は10年前ですがまったくへたらず、むしろ風合いが増す一方。このブランドがある限り、スウェットというジャンルでも日本製がナンバー1だなって思います。もっと欲しいけどいつも売り切れているのが玉に瑕」

4.グランドセイコーの腕時計

5年前に入手したというセイコー社の高級ライン、グランドセイコーの一本。「どんなスタイルの格好にも合うので、時計は基本的にこれをずっと着けています。時間はズレず、スタイルも機能も精緻そのもの。日本らしい実直さが感じられ気に入っています」

5.ツキのベイカーパンツ

原田服飾研究所が手がけるパンツブランド「ツキ」。最近はパンツ以外のトップスも展開している。「洋服のことをよく理解しているにもかかわらず新しいことをやっている、その姿勢が好きです。とくにフィットへのこだわりが強く、日本人らしさを感じます」

(出典/「2nd 2023年5月号 Vol.194」)

この記事を書いた人
2nd 編集部
この記事を書いた人

2nd 編集部

休日服を楽しむためのマガジン

もっと休日服を楽しみたい! そんなコンセプトをもとに身近でリアルなオトナのファッションを提案しています。トラッド、アイビー、アメカジ、ミリタリー、古着にアウトドア、カジュアルスタイルの楽しみ方をウンチクたっぷりにお届けします。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

ヒートツイードとは? 軽くて薄くて暖かい、英国派に捧ぐ革命ツイード

  • 2026.10.26

〈トラディショナル ウェザーウェア〉が誇る人気シリーズ、ヒートツイード。英国ツイードのオーセンティックな雰囲気はそのままに、驚くほど軽く、保温性の高いオリジナル生地。一度味わうとやみつき間違いなし! 英国らしくも、軽くて暖かなツイード生地は現代的ヘビーデューティ素材の最適解である。 【コート】ブラン...

メイド・イン・ノーサンプトンを貫く英国靴の筆頭「Crockett & Jones」のモノづくり

  • 2026.10.21

革靴の聖地であるノーサンプトンにて1879年に初声をあげた〈クロケット&ジョーンズ〉。英国靴を語る上で欠かすことのできない同ブランドのモノづくりの現場に足を運んだ。 一足の革靴に宿る147年の歴史と誇り 革靴産業の一大拠点として名を馳せる英国・ノーサンプトン。中世から靴職人が集まり、17世紀には軍用...

東京・入谷にできた靴づくりの新聖地「THE ZINE FOOTWEAR CLUB.」にメディア初潜入!

  • 2026.10.18

「ブラザーブリッジ」や「シュアブーツ」を手がける「ザ ジン フットウェア」。店舗と企画・縫製工場がひとつになったいわば“本拠地”を入谷に新設した。メディア初公開となる、その全貌に迫る。 メーカーでもあり店舗でもある新拠点 弊誌の読者であれば、おそらく「ブラザーブリッジ」という革靴ブランドはご存知であ...

ガレージ、インテリア、リフォームまで! 趣味人のための、物件案内。

  • 2020.01.20

好きなものと暮らす、理想の城を手に入れよう。 家は、ただ暮らすためだけの場所じゃない。 どこに住むか、どんな空間にするか、そこで何を楽しむか。 ガレージハウスやアメリカンハウス、趣味部屋、インテリア、リノベーションまで、 「Lightning」ならではの視点で趣味人の理想の住まいを紹介する。

#PR

Pick Up おすすめ記事

HISTORY OF B.V.D. 着心地を追求した150年

  • 2026.10.20

1876年、ニューヨークで誕生したB.V.D.。風を通すゆったりとした肌着から、水着、街や休日を彩るシャツまで。その歩みを貫くのは、日々を心地よく過ごすための工夫だ。時代ごとの広告や製品を手がかりに、着心地を追求してきた150年をたどる。 HISTORY OF B.V.D. 1876年 ニューヨーク...

原毛から生地まで。一貫生産を守る英国生地の名門「ムーン」とは?

  • 2026.10.19

服を突き詰めていくと辿り着くのが生地。トラッド好きなら一度は耳にしたことがあるであろう英国の名門が「ムーン」だ。羊毛から紡績、染色、織布を一貫して行う英国最後の生地メーカーが誇る伝統のモノづくりに迫る。(写真は、生地の製造において重要な“織り”の工程。タテ糸とヨコ糸をゆっくりと交差させ、チェック柄が...

メイド・イン・ノーサンプトンを貫く英国靴の筆頭「Crockett & Jones」のモノづくり

  • 2026.10.21

革靴の聖地であるノーサンプトンにて1879年に初声をあげた〈クロケット&ジョーンズ〉。英国靴を語る上で欠かすことのできない同ブランドのモノづくりの現場に足を運んだ。 一足の革靴に宿る147年の歴史と誇り 革靴産業の一大拠点として名を馳せる英国・ノーサンプトン。中世から靴職人が集まり、17世紀には軍用...

ガレージ、インテリア、リフォームまで! 趣味人のための、物件案内。

  • 2020.01.20

好きなものと暮らす、理想の城を手に入れよう。 家は、ただ暮らすためだけの場所じゃない。 どこに住むか、どんな空間にするか、そこで何を楽しむか。 ガレージハウスやアメリカンハウス、趣味部屋、インテリア、リノベーションまで、 「Lightning」ならではの視点で趣味人の理想の住まいを紹介する。

#PR

東洋エンタープライズが手がける「ゴールド」。高品質な素材選びに一切の妥協なし。

  • 2026.10.20

1965年に創業した日本屈指の老舗メーカー東洋エンタープライズ社が手がける〈ゴールド〉。同社が得意とするヴィンテージへの膨大な知見と技術力の高さを活かしつつも上質にモダナイズしたものづくりに定評がある。着用時のシルエットはもちろん、高品質な素材選びに一切の妥協をしないこと。それこそがシンプルな服に深...