「ブリンク ベース」で見つける、“ちょいクセ”メガネ7選。|東京・表参道

定番ブランドの安心感も頼もしいが、国内外で才能の花を咲かせている次代のデザイナーたちの作品も目を見張る。そんな最先端ブランドもキャッチアップできるのがベース(花瓶)と名のついたblinc vase

購入後に気分に合わせてカスタマイズができる、昨年デビューしたミズ ダイアログやパリの新進気鋭ブランド、ピーター アンド メイなどはその筆頭。国によって異なるアプローチを楽しみながら、まだ見ぬお気に入りを探すのも面白い。そんな同店がおすすめする“ちょいクセ”メガネ7点をご覧あれ。

「blinc vase」ショップマネージャー/PR・田代純一さん

【多角形メタル】キュービッツ/プリムソル

2012年設立の英国の気鋭はコレクションのほとんどがセルフレームだが、こちらは珍しい日本製のチタンメイド。「昨季から登場したハイエンドモデルで、レンズの形や各種パーツに英国の香りを匂わせつつ堅苦しくない姿が抜群」。49500

【多角形メタル②】ピーター アンド メイ/STT4

デザイナーはフランスで有名な眼鏡店、「マーク ビア ン」の創設者を祖父にもつ女性。「彼女の膨大な知見が活かされていますね。サイズ感や色味に加えほどよいラフさというか、雑味の残し方が見事です」。53900

【多角形メタル③】カーニー/グラベル

ブランド初のアセテートを使用したラインで、デザイナーが佐渡島を訪れた際、海岸に散りばめられた砂利から着想を得た。「その名残を感じさせる外景や柄、多角形の相乗効果で表情も華やぎます」。36300

【極太セル①】キュービッツ/クルイークシャンク

「なんと言ってもこの厚み。テンプルの幅は20mmに至ります」。さらに内側に向かってシェイプをかけることでフィット感も上々。50年代、アメリカに存在したメガネを背景にしたデザインもまた秀逸。29700

【極太セル②】ユニーク デザイン ミラノ/バラーレ

60年代のイタリア製家具や照明などのプロダクトからインスピレーションを受ける新鋭。120mm厚の板から彫刻のごとく削り出した佇まいは圧巻だ。「リム内側のカッティングが立体感を演出しています」。38500

【ツーブリッジ】グーヴォ/フィッツ

1878年創業のフランスの老舗ファクトリーが展開するブランド、グーヴェルヌールの兄弟ブランド。「パントという欧州特有のデザインを軸に、トップバーを下へ婉曲させながら付ける手技が個性的」。38500

【ツーブリッジ②】アイエノモト/IE013

ブランド初期の「IE003」のモディファイモデル。「チタンの扱いに秀でた日本ならではのつくり。シートメタルを切り抜いて仕上げることで、良さを活かしています」。美ラインやソリッド感がそれを証明する。48400

DATA
blinc vase
東京都港区北青山3-5-16 1F
TEL03-3401-2835
営業/12:0020:00
休み/月曜

※情報は取材当時のものです。現在取り扱っていない場合があります。

(出典/「2nd 20234月号 Vol.193」)

この記事を書いた人
2nd 編集部
この記事を書いた人

2nd 編集部

休日服を楽しむためのマガジン

もっと休日服を楽しみたい! そんなコンセプトをもとに身近でリアルなオトナのファッションを提案しています。トラッド、アイビー、アメカジ、ミリタリー、古着にアウトドア、カジュアルスタイルの楽しみ方をウンチクたっぷりにお届けします。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

シルバーをアートに変える、現代の錬金術師。

  • 2025.09.24

ネイティブアメリカンの伝統技法をベースに現代的なエッセンス、そして日本独自の繊細な美意識を加えることで唯一無二の世界観を紡ぎ出すFIRST ARROW’s。一片のシルバーの塊に命を吹き込むその様は まさに現代のアルケミスト(錬金術師)という表現が相応しい。これらの作品は貴方が身に付けることで完成する...

レザーラバー必見! 革ジャン用に作られた薄手のスウェットをゲットせよ!

  • 2025.09.30

革ジャン専用のTシャツをリリースし、レザーラバーから絶大な支持を受けるブランド「ハイウェイナイン」。ライトニング別注の「Lightning Leather Lover Tシャツ」のボディにも使われているので、愛用している方も多いのでは? そんなハイウェイナインが、レザーラバーのために新たなアイテムを...

Wranglerの走破性は本物か? オフロード体験会で徹底検証

  • 2025.10.03

筑波山の麓で開催されたジープのオフロード体験イベントは、ジープオーナーはもちろん、新規顧客にとってもジープの魅力を存分に感じられる特別な一日となった。専用のオフロードでラングラーならではの走破性を体感でき、オーナー同士の交流も見られた。今回は現地取材を通して、その模様と参加者のリアルな声をお届け。 ...

デニムにする? コーデュロイにする? エドウインのトラウザーズを軸に作る「シン・トラッドスタイル」

  • 2025.09.19

ジャパニーズアイビーのボトムスは、太ももから裾まで太さが一定のパイプドステムが主流であった。対してタック入りのトラウザーズは、1920年代に登場したといわれる、よりクラシックなボトムス。そんな旧きよきトラウザーズを軸に、いつものトラッドスタイルを刷新してみてはいかがだろうか。 【右】トラウザーズ2万...

東洋エンタープライズがこれまでに培ったノウハウや知見の集大成「モダクト」と「タフナッツ」

  • 2025.09.19

「シュガーケーン」や「バズリクソンズ」など、ヴィンテージをベースとした生地やディテールの圧倒的な作り込みで知られる東洋エンタープライズ。そんな同社が手がけるブランド、「モダクト」と「タフナッツ」は、これまでに培ったノウハウや知見の集大成でありながらどんな日常のシーンでも使いやすい実用性を備える。映画...

Pick Up おすすめ記事

東洋エンタープライズがこれまでに培ったノウハウや知見の集大成「モダクト」と「タフナッツ」

  • 2025.09.19

「シュガーケーン」や「バズリクソンズ」など、ヴィンテージをベースとした生地やディテールの圧倒的な作り込みで知られる東洋エンタープライズ。そんな同社が手がけるブランド、「モダクト」と「タフナッツ」は、これまでに培ったノウハウや知見の集大成でありながらどんな日常のシーンでも使いやすい実用性を備える。映画...

シルバーをアートに変える、現代の錬金術師。

  • 2025.09.24

ネイティブアメリカンの伝統技法をベースに現代的なエッセンス、そして日本独自の繊細な美意識を加えることで唯一無二の世界観を紡ぎ出すFIRST ARROW’s。一片のシルバーの塊に命を吹き込むその様は まさに現代のアルケミスト(錬金術師)という表現が相応しい。これらの作品は貴方が身に付けることで完成する...

Wranglerの走破性は本物か? オフロード体験会で徹底検証

  • 2025.10.03

筑波山の麓で開催されたジープのオフロード体験イベントは、ジープオーナーはもちろん、新規顧客にとってもジープの魅力を存分に感じられる特別な一日となった。専用のオフロードでラングラーならではの走破性を体感でき、オーナー同士の交流も見られた。今回は現地取材を通して、その模様と参加者のリアルな声をお届け。 ...

デニムにする? コーデュロイにする? エドウインのトラウザーズを軸に作る「シン・トラッドスタイル」

  • 2025.09.19

ジャパニーズアイビーのボトムスは、太ももから裾まで太さが一定のパイプドステムが主流であった。対してタック入りのトラウザーズは、1920年代に登場したといわれる、よりクラシックなボトムス。そんな旧きよきトラウザーズを軸に、いつものトラッドスタイルを刷新してみてはいかがだろうか。 【右】トラウザーズ2万...

レザーラバー必見! 革ジャン用に作られた薄手のスウェットをゲットせよ!

  • 2025.09.30

革ジャン専用のTシャツをリリースし、レザーラバーから絶大な支持を受けるブランド「ハイウェイナイン」。ライトニング別注の「Lightning Leather Lover Tシャツ」のボディにも使われているので、愛用している方も多いのでは? そんなハイウェイナインが、レザーラバーのために新たなアイテムを...