2ページ目 - 古着スタイリスト&編集部が大予言!? アウトドアヴィンテージ市場の未来とは?

  • 2023.03.26

90年代以降のアウトドアアパレルはもはやファッションだ。

ワークシャツのようなグレーカラーの80sフィッシングジャケット。1万5400円(リカー TEL03-5305-5103)

高野 ナマタメはこのパシフィックトレイルのジャケット?とか絶対好きでしょ?

ナマタメ 大好物です!

ハラダさん これ素材なんだろう、65/35に近いような生地感だけど。

上田 こういうのってなんかに似てると思うんだよなー。

パピー 作業着じゃないですか?

上田 それだ! ガテン系というより、どちらかというと現場監督系()

ハラダさん たしかに、僕も若い頃、こんなジャケット着て、地下足袋はいて作業してたなぁ。

高野 さり気なくエポレットも付いてるのがいいですね。

ハラダさん 機能性というよりはデザインとしてだろうね。

ナマタメ 正直そんなに実用性はないけど、アウトドアだし、雰囲気的に付けておこう、みたいなノリなんでしょうか……。確かに僕はこのエポレットがある方が断然好きです。

上田 珍しいね。僕とか30オーバーはエポレットが付いてると肩が張るから切っちゃってたような世代だけど。ナマタメみたいな20代の古着好きはまた感覚が変わってきてるんだろうね。

ハラダさん 素材とか生産とかが大きく変わる過渡期だったからこそのデザインだったり、雰囲気が今の若者にマッチしているんじゃないかな。

上田 でもやっぱり僕くらいの世代は、上の世代がアメカジ全盛の人達だったから、ちょっと直球のアメカジに拒否反応があるんですよ。正直、今回集めてもらったアイテムのなかにも、苦手だなって思うものあります……

ハラダさん 昔のお父さんがゴルフの時に着てそうなね。「ちょっとご飯行くときは着替えてよ」みたいなやつあるよね。

ナマタメ え、そうですか?

高野 でも、当時はみんなそれをかっこいいと思って着てたってことですよね。

ハラダさん そうだね、そういうおじさんを若い頃に見てたから、ダサいって思っちゃうんだよ。

フロントの立体型ポケットにバックもゲームポケッを備える。80s「コロンビア」のフィッシング用。1万9800円(ペールタウン TEL03-6884-8690)
ジップポケット口にレザーパイピングが入る90s「オービス」のジャケット。 1万4080円(ピグスティ 原宿店 TEL03-6438-9969)
70s「オービス」のコットンフィッシングシャツ。1万6390円(バックストリート TEL042-720-0355)

上田 それが20代からだと2周くらいして、アメカジ直球がまた新鮮に感じてるんですよね。

ハラダさん そうなのかもね。最近はすごい奇抜なファッションの若い子がニュースペーパーバックを持っていたり、より自由にファッションを楽しんでる感じする。

高野 アイテムは直球でも、着方は自由なんですね。

ナマタメ 20代はコーディネイトに古着を絡めるのが普通になってきてるんですよね。

ハラダさん それってすごいよね。昔はどんなにお洒落でも絶対古着は着ないって人、結構いたから。

上田 古着がみんなのものになってきたわけですね。道理で値段も上がるわけだ()。でも、まだまだリーズナブルで面白い狙い目はあるってことが、この企画でよくわかりました。

ナマタメ 撮影の前にちょっと古着屋行ってきていいですか?

※情報は取材当時のものです。現在取り扱っていない場合があります。

(出典/「2nd 2023年3月号 Vol.192」)

LiLiCo

昭和45年女

人生を自分から楽しくするプロフェッショナル

LiLiCo

松島親方

CLUTCH Magazine, Lightning, 2nd(セカンド)

買い物番長

松島親方

モヒカン小川

Lightning, CLUTCH Magazine

革ジャンの伝道師

モヒカン小川

ランボルギーニ三浦

Lightning, CLUTCH Magazine

ヴィンテージ古着の目利き

ランボルギーニ三浦

ラーメン小池

Lightning

アメリカンカルチャー仕事人

ラーメン小池

上田カズキ

2nd(セカンド)

アメリカントラッド命

上田カズキ

パピー高野

2nd(セカンド)

断然革靴派

パピー高野

村上タクタ

ThunderVolt

おせっかいデジタル案内人

村上タクタ

竹部吉晃

昭和40年男, 昭和45年女

ビートルデイズな編集長

竹部吉晃

清水茂樹

趣味の文具箱

編集長兼文具バカ

清水茂樹

中川原 勝也

Dig-it

民俗と地域文化の案内人

中川原 勝也

金丸公貴

昭和50年男

スタンダードな昭和49年男

金丸公貴

岡部隆志

英国在住ファッション特派員

岡部隆志

おすぎ村

2nd(セカンド), Lightning, CLUTCH Magazine

ブランドディレクター

おすぎ村

2nd 編集部

2nd(セカンド)

休日服を楽しむためのマガジン

2nd 編集部

CLUTCH Magazine 編集部

CLUTCH Magazine

世界基準のカルチャーマガジン

CLUTCH Magazine 編集部

趣味の文具箱 編集部

趣味の文具箱

文房具の魅力を伝える季刊誌

趣味の文具箱 編集部

タンデムスタイル編集部

Dig-it

初心者にも優しいバイクの指南書

タンデムスタイル編集部

CLUB HARLEY 編集部

Dig-it, CLUB HARLEY

ハーレー好きのためのマガジン

CLUB HARLEY 編集部

昭和40年男 編集部

昭和40年男

1965年生まれの男たちのバイブル

昭和40年男 編集部

昭和45年女 編集部

昭和45年女

“昭和カルチャー”偏愛雑誌女子版

昭和45年女 編集部

昭和50年男 編集部

昭和50年男

昭和50年生まれの男性向け年齢限定マガジン

昭和50年男 編集部