1.古くて新しいジャケットが、終わらないワクワクを呼ぶ。|FILSON(フィルソン)
新しい季節が来るたび無性にワクワクするのは、こんな出会いが待っているからかもしれない。ゴールドラッシュの時代からタフウエアを作り続ける老舗米国ブランドの、125周年記念アイテム。過去のアーカイブから選ばれた複数のチェック柄を纏い、名作〈マッキノークルーザー〉がいっそうスペシャルに生まれ変わった。原毛の刈り取りから仕上げまで2年の月日をかけるこだわりは、創業時から変わらない。このクレイジーパターンのジャケットには、どれほどの情熱が込められているのだろう。そう考えるだけで胸が熱くなるけど、デザインはあくまでクール。そこがいい。だから余計に、欲しい。16万5000円(アウターリミッツTEL03-5413-6957)
こっちも欲しくなる! 定番モデルと周年モデル。
保温性と通気製を両立するマッキノーウールベストに新色が登場。チャコールグレーをベースに白のチョークストライプを採用し、より上品な印象に。2万9700 円( アウターリミッツTEL03-5413-6957)
アニバーサリーイヤーを祝した数量限定のタンブラーセットは、ファン必見の出来。サンドブラスト加工により、迫力あるヘラジカの姿をエッジング。USA製。2万7500円(アウターリミッツTEL03-5413-6957)
2.丁寧に作り込まれた靴で、新しい一歩を踏み出そう。|SUBLIME BY CHAUSSER(サブライム バイ ショセ)
先行きが不安になりがちな今、信頼できる靴の価値が相対的に上がっているように感じる。シャフトを極限まで絞り、見事なまでに鼻筋が通ったサイドゴアブーツ。丁寧にあしらわれたメダリオンが、珍しいツイード調のエラスティックとともに軽妙なアクセントを奏でる。土台となるアッパーには、フランスの名タンナー〈デュプイ〉のきめ細やかなカーフを使った。ドレッシーでいて履きやすく、遊びまで効いている。そういった絶妙の匙加減こそ、このジャパンブランドの真骨頂だろう。職人が紡ぐ極上のストーリーをどう完結させるか。そんなことを思いながら、まずは一歩踏み出したい。各8万8000円(ショセ ル コワンTEL03-5734-1633)
3.火と水に打ち克つチートキャラ的1着。|MARMOT(マーモット)
1974 年生まれのアウトドアブランドは、これまで名だたるトップクライマーたちからの信頼を勝ち得てきた。アラスカ氷河の研究に端を発するダウンや寝袋といったアイテムは、圧倒的なまでに高機能。一方、アウトドア業界ではじめてゴアテックスを採用するなど、先見の明も持ち合わせる。この新作は、もとは米兵向けに開発されたドライファイアーアウトドアという難燃素材を採用。キャンプシーンなどでの優位性は、まさに火を見るより明らかだ。ダウンの大敵である水濡れにも細心の注意が払われ、繊毛にナノレベルで撥水加工を施す。5 万5000円(デサントジャパンTEL0120-46-0310)
こだわりのアウターは、まだまだほかにもラインアップ。
防水性・透湿性に優れた素材ダーミザクスを使った表地に、暖かい750フィルパワーの嵩高ダウンを採用。フロントには止水ファスナーを装着する。3 万8500 円( デサントジャパンTEL0120-46-0310)
ゴアテックスを採用したシェルジャケット。腕・肩回りが動かしやすいオリジナルパターンを採用。衣服内の蒸れを逃すベンチレーションを脇に配置。4万3670 円( デサントジャパンTEL0120-46-0310)
4.安心感と新鮮さを持つ、完成度の高い日用品。|OUTDOOR PRODUCTS(アウトドアプロダクツ)
読んで字のごとく。「アウトドア愛好家に好まれる日用品」というコンセプトは世界中で共感を呼び、そのプロダクトはあらゆるシーンで日常を支える。ブランドの大定番デイパック[452U]もいいけれど、今季はこんなショルダータイプ[ハーロング]が調子良さそうだ。
ストラップを付け替えればワンハンドルにも斜めがけにも対応し、巾着式のメイン収納がストレスのない荷物の出し入れをサポート。側面にはメインとは別口のサブポケットが備えられ、バッグを降ろさずともスムーズに使える。コーデュラナイロン製のボディもヘビロテを促進。痒いところに手が届く、日用品のお手本だ。
カラバリも充実だからそれぞれの好みとシーンに添う。
シンプルな仕様かつ大容量で、外出がもっと楽しくなりそう。メインで紹介したネイビーのほか、ブラックやベージュといった定番色がスタンバイ。各9790 円(アウトドアプロダクツ カスタマーセンターTEL06-6948-0152)
5.名門の新提案。この年末こそトラ柄にトライ。|PARABOOT(パラブーツ)
東海地区では初の出店となる名古屋高島屋店を、11月18日にオープンするパラブーツ。歩きやすくて洒落ているフランスの革靴と言えば、このブランドが筆頭だろう。なかでもアイコニックなのが、1945年生まれのチロリアンシューズ〈ミカエル〉。しかも今作は、特徴的なU字型モカの内側にリアルファーを採用した特別版だ。長い歴史の中でハラコをあしらったモデルは数あれど、ここまで鮮やかなタイガーパターンは稀。重くなりがちな秋冬の装いを、間違いなく華やかに彩ってくれる。普段は無難なスタイルを好む慎重派でも、トライしたくなるのでは? 8万1400円(パラブーツ名古屋高島屋店TEL052-566-3662)※電話番号はオープン日より開通
ジェイアール名古屋タカシマヤ店オープン
2022年11月18日(金)に国内7店舗目となる「ジェイアール名古屋タカシマヤ店」(名古屋市中村区名駅1丁目1番4号 ジェイアール名古屋タカシマヤ 7F)がオープン。東海エリアでは初めての出店となる。名古屋タカシマヤ店ではメンズ、レディースのシューズはもちろん革小物やシューケア用品を多数取り揃え、リペアやシューケアのご相談も可能だ。ぜひ足を運んでみてほしい。
6.タイムレスな腕時計と、チルタイムを心ゆくまで。
ブランド名は「at ease(くつろいで)」に由来。なるほど、ハンドメイドで作り出される肩肘張らないナチュラルテイストの小物類は、ゆったりとした上質な時間を感じさせる。例えば、ケース径37mmの小ぶりな腕時計。蓄光塗料が塗られたベンツ針、バーインデックスで構築されたタイムレスなヴィンテージフェイスが心地良く、どんなコーディネイトにも優しく寄り添ってくれる。通常は12 時位置に入ることの多いブランドロゴをあえて6時位置に移動して小さく配置するなど、主張を抑えた奥ゆかしさも特筆。ゆっくり末長く楽しんでほしい。1万9800 円( チャコールグリーントーキョーTEL03-5410-8186)
こんなアイテムたちとも、ごゆっくり。
真鍮で複製したアメリカのモルガンコインを、特大のカラビナとセットで。キーホルダーのほか、バッグに付けてアクセントとして使っても。4180 円(チャコールグリーントーキョーTEL03-5410-8186)
シルバー925 を叩き上げて作られた、強固かつシンプルなバングル。1 点ずつ丁寧に加工されるため、それぞれで文様が異なる点も魅力。1万6500円(チャコールグリーントーキョーTEL03-5410-8186)
7.理想のオトコを体現する一生モノのタフブーツ。|VIBERG(ヴァイバーグ)
堅牢、武骨、精悍。ブーツ本来の魅力を過不足なく伝える佇まいは、ある意味で理想の男性像にも通じている。そんなカナディアンブランドが発信するキャップトゥのハルケットブーツは、1940 年代のアーミーブーツから着想を得た1足。タイトなシャフトがフォーマルなシルエットを描き、持ち前のタフネスにエレガンスを添えた。英国の老舗〈チャールズ・ F・ ステッド〉のキャビンエコグレインも見目麗しく、時の経つにつれて所有の喜びが増大。手作業で行われるチャネルドグッドイヤーウェルト製法によって取り付けられたダイナイトソールはリソールが可能だ。17 万5300 円(参考価格)(ヴァイバーグトウキョウショールームTEL03-6264-8494)
ブランドを代表するアイコンブーツも必見。
馬具を発祥とする乗馬由来の1 足。発色の美しいレザーは、ホーウィン社によるダブリントーステッドココナッツ。17万5300円(参考価格)(ヴァイバーグトウキョウショールームTEL03-6264-8494)
創業時から作り続けるサービスブーツは、米国特許商標庁に登録済み。ホーウィン社のクロムエクセルレザーを使う。16万7900円(参考価格)(ヴァイバーグトウキョウショールームTEL03-6264-8494)
(出典/「2nd 2023年1月号 Vol.190」)
Photo/Norihito Suzuki Styling/Shogo Yoshimura Text /Naoki Masuyama Model/KOU
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